岡崎体育のライブは“ないないづくし”? 唯一決めているのは…

岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「ルーティン」です。

レコード会社のスタッフによると、ホールクラスを回るくらいのミュージシャンになると、多かれ少なかれバンドやアーティストごとの“決まりごと”ができあがってくるそうです。ライブ前のリハなどのスケジュールの流れや用意してほしいもののリクエストがあり、それを準備するのもライブ制作スタッフの仕事となっていくわけです。そんな中、さいたまスーパーアリーナクラスのライブをする岡崎体育には、ルーティンが一切ありません。すごく考えたのですが、ライブの前はこれを食べたいというのもないし、ライブ中はこの飲み物でないといけないというものもない。水も常温でも冷えていても大丈夫ですし、ライブ前にやっておきたいストレッチやマッサージも特にないです。ステージ上のパソコンを置く台だって、レコード会社に台を買ってもらったのでいまは毎回それを使っていますが、それ以前は、ライブハウスに適当な台を借りて置いていました。高さとかなんでもいいし、なんならパソコンを地べたに置くのでも構わない。ゲンを担いでなにかするということもないですし、ライブ前にスタッフたちと円陣を組んで声を掛け合うなんてこともしません。

唯一あるとすれば、レコード会社のディレクターに、開演前に「岡崎くん、頑張って、楽しんで」と声かけてもらって、「はい」と会釈するくらい。それも背中バンッとかガッチリ握手するとか体の接触は一切ありません。そう考えると僕はライブドキュメンタリーの撮り甲斐がまったくないミュージシャンかもしれないです。円陣のシーンとか絶対欲しいやつでしょ? でも、それないですし、やりたいとも思わない。よくフェスとかで知り合いのバンドが円陣しているのをみかけて、「円陣、ええなあ…」とか言って笑いにしていますけど、それもシャレで言っているだけで本心はそんなでもない…。

あ、ひとつ用意しているものがありました! 塩せんべいです。僕は嘔吐反射が強く、ちょっとしたことでえずいてしまう。それを抑えるのには塩分摂取がいいと聞いてから、ステージ脇に常に塩せんべいを用意しています。でも、ライブ中に塩せんべいって水分がっつり持っていかれて、口の中がぱっさぱさになるのでこれも考えものだな、と思っています。…なんか、もっとかっこいいルーティンないですかね?

おかざき・たいいく 6/9に念願のさいたまスーパーアリーナでの単独公演を成功させ、来年2/11(火)のエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)でのワンマンコンサートの開催を発表した。

※『anan』2019年7月17日号より。写真・小笠原真紀 ヘア&メイク・村田真弓 文・梅原加奈

(by anan編集部)

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