20年ぶりの天体ショーは幸運の象徴! 運をつかむ秋冬イベント4つ

いつの時代も人々の生活と共にあった「暦」。日々の営みを支え続けてきた古来の知恵を運命学研究家のC.I.さんが4つのコラムに分けてお届けします。今回は「秋の味覚」「吉祥の宿・鬼宿」「木枯らし」「今秋からの天文イベント」です。

食欲の秋。せっかくだし料理を楽しもう!


涼しさとともに秋の実りが食卓を彩り始めます。生き物は皆、寒い冬に備えて食欲旺盛になりますが、ありがたいことに人間は料理をすることができます。色彩の美しさや立ち上る香りを楽しみながら、その味わいを堪能できる。これは本当に素晴らしいことです。

つい出来合いのものや外食で済ませがちな昨今、あえて料理する日を決めておくのもいいかもしれませんね。旬の魚に滋養豊かな根菜、葉物、きのこ類、自然な甘さの果物。豊富な食材があなたを待っています。

茹でる・焼く・蒸す・煮る・炒める・揚げる、どんな調理法にしようかと考えるのもまた楽しいひと時です。それに自分自身を慈しみながら、または大切な人を想って作る料理は、間違いなく心の栄養にもなります。

心を育て美しくする、吉祥(きっしょう)の鬼宿(きしゅく)。


二十八宿の「鬼宿」は精霊を意味し、古来、吉祥の宿とされています。その根拠は、お釈迦様が鬼宿の生まれだという逸話です。鬼宿は蟹座に属するため心や魂の育成に関係し、本質的にはしがらみから自由になろうとします。

牛宿(ぎゅうしゅく)とともに尊い宿として、鬼宿日は七五三や正月事始め(すす払い=大掃除)など、神事や縁起担ぎの日に用いられてきた歴史があります。ただし、現在の二十八宿は旧暦を使う宿曜の二十七宿や天文計算による月の宿とは異なるので注意が必要。

もし元来の方式で正月準備を始めるなら、今年は新暦12/11(宿曜での鬼宿日)か、新暦12/15(計算上の鬼宿)を選ぶといいでしょう。せっかく物事を行うなら縁起を担いだほうが気分もいいですからね。

「朔風払葉(さくふうはをはらう)」。冷たい北風が木の葉を吹き払う。


朔風とは冷たい北風のこと。落ち葉を吹き散らす木枯らしです。枝は葉を手放し寂しい情景ですが、幹の中には冬を乗り切るための滋養が蓄えられていきます。春はまだ遠い。でも、小さな冬芽を咲かせようと大切に育てているのです。

このことは私たち人間にも通じます。苦しい状況を乗り越えるためには忍耐強くいなければならないときがあるものです。しっかりと気を引き締めながら、いつか自分の才能を花開かせることを願い、信じて、今この瞬間を大事に生きるのです。

開運の基礎は、こうした底力にあります。運気の落ちているときには気力を温存し、伸び上がるときのために蓄えておく。小手先の生き方ではない、自然の理と同調したあり方にこそ真の開運力が宿っています。

20年ぶりの接近に、日没時の日食。珍しい天文ショー。


今年の秋・冬は珍しい天文ショーが見られます。

まずは木星と土星の接近。約20年に一度起こる現象で、この秋から1年かけて近づいていく様子を観測できます。11/24には金星が木星に最接近しますが、日没直後の南西の低い空なので見える時間はごくわずか。それでも、占星学的に金星と木星の組み合わせは幸運を象徴するため、見ておいて損はありません!

12/26にはアジアの一部地域で金環日食が、北日本と東日本では太陽が欠けたまま沈む「日入帯食(にちにゅうたいしょく)」が見られます。なお、太陽を見る際は目を傷めないように日食グラスを!

毎年恒例の「ふたご座流星群」は明るい月の影響を受けますが、全天を眺めるようにすればチャンスはあります。12/14の夜が狙い目です。

C.I.さん 運命学研究家。易・四柱推命・西洋占星術・方位術などの運命学を学び、ブログ(With the I Ching)を通じて日々の考えを綴る。現在は4匹の愛猫たちと過ごす日々。

※『anan』2019年10月9日号より。イラスト・角 裕美

(by anan編集部)

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