船越英一郎、『家栽の人』第2弾実現に感激!「素直にうれしかった」 観月ありさとの初共演も

1987年から1996年まで約9年間にわたって小学館『ビッグコミックオリジナル』で連載され、連載終了から25年を経た今もなお“人間の本質を描く名作”と語り継がれる『家栽の人』。

2020年5月、船越英一郎を主演に迎えて、この珠玉のコミックをドラマ化。

そして、待望の第2弾が2021年9月に放送されることが決定! ぬくもりあふれるスペシャルドラマをお届けする。

◆船越英一郎、第2弾の実現に感激!「桑田判事を体現するのが僕の責務」

作品の主人公・桑田義雄は、人間を愛し、植物を慈しむ変わり者の家庭裁判所判事。

“家事審判”では関係のこじれてしまった家族や夫婦に“かつての自分たちを思い出すことの大切さ”を語り、“少年審判”ではただ断罪するのではなく、“どうすれば少年が立ち直るのか”を真摯に考え、彼らを見守り、育てようとする。

植物をこよなく愛する桑田判事は、言葉を発しない草花たちのはかなくもたくましく生きる姿に、家族のあるべき姿を重ね合わせる。そして、「枯れたように見える植物も、根がしっかりとしていれば生き返る」――そんな信念を抱き、傷ついた人々にやさしく手を差し伸べていく。

原作の大ファンであり、前作で桑田判事を演じるという積年の夢をかなえた船越は、第2弾の実現に「素直にうれしかったですね。今を生きる人たちに何が必要なのか、ともに実感していただけるような作品です。“眺める”ドラマではなく、みなさんが“参加”していただけるようなドラマになればという思いです」と思い入れもひとしお。

第1弾では、作品へのリスペクトを胸に真摯に役柄と向き合った船越の演技が深い感動をもたらしたが、「今、いちばん必要なのは寄り添って、それぞれが育てなければいけないタネをポンッと心に植えてくれる人ではないでしょうか。その理想像である桑田判事をきちんと体現していくのが、僕の責務だと思っています」と本作でも大きな責任感を胸に挑んでいることを明かす。

船越はまた、「一生懸命撮影したので、このドラマが植えた“やさしいタネ”が、みなさんの心から小さな芽を出すことができたらうれしい」と作品に込めたメッセージを語った。

◆観月ありさが“和製アナ・ウィンター”に!

本作では、離婚調停に臨む妻・宇田川杏奈役で観月ありさが特別出演!

観月は脚本を手がけた両沢和幸と『ナースのお仕事』シリーズなどでタッグを組んだ間柄で、両沢から杏奈のモデルが“氷の女王”の異名を誇るファッション雑誌編集者、アナ・ウィンターだと教えられたと告白。

「アナみたいにシャキシャキした感じの女性像を演じてほしいとおっしゃられ、彼女のドキュメンタリー映像を見せていただきました。強いけど切なさも抱える杏奈をうまく表現できればと思いながら演じました」と役作り秘話を打ち明けた。

船越とは、意外にも今回が初共演! 「船越さんは役柄どおり“癒し系”で、やさしさがにじみ出ている方。常に現場のムードを明るくしてくださるので、日々、あたたかさに包まれるような感覚で現場に臨むことができました」と“座長”として現場を引っ張る船越の心遣いに感謝した。

このほか、早霧せいな・水沢林太郎・丘みつ子ら豪華ゲストも参加!

もちろん、足立梨花・堀井新太・山中崇・佐藤仁美・森下能幸・角野卓造ら前作で家庭裁判所のメンバーを演じた個性派キャストも引き続き登板し、作品を盛り上げる。

◆船越英一郎 コメント(全文)

――第2弾のオファーを受けたときのお気持ちを教えてください。

素直にうれしかったですね。前作のオンエアは緊急事態宣言の真っ最中でしたが、困難な時期だからこそ原作がもつ普遍性がもう一度見つめ直された気がしています。

図らずもコロナ禍が長引くなか、もう一度この作品をお届けできることになりましたが、今を生きる人たちに何が必要なのか、ともに実感していただけるような作品です。

“眺める”ドラマではなく、みなさんが“参加”していただけるようなドラマになればという思いです。

――船越さんが思う、桑田判事の魅力とは?

『家栽の人』の“栽”は、栽培の“栽”です。人間を栽培する…なんておかしな話ですが、やっぱり人間の心のなかには“善”の部分がたくさんあるはず。その“善”のタネを植えて育てていくことを、桑田判事は生きがいにしていると思うんです。

彼がすごいのは“寄り添う”ことを、自らに課しているところ。第2作で桑田判事が向き合うのは、娘の親権を争う夫婦であったり、傷害事件を起こした少年であったり、不安を抱える高齢女性であったりしますが、桑田判事はその人たちに対して幸せになるための“お手伝い”をします。

ヒントは出すけど、答えは言わない…。その寄り添い方は一貫していて、家庭裁判所の仲間たちにも同じ接し方をするんです。僕はそんな桑田判事が、ものすごく素敵だなと思うんですよね。

今、みんながみんな、辛さを抱えて生きている時代…。そんなとき、いちばん必要なのは、寄り添って、それぞれが育てなければいけないタネをポンッと心に植えてくれる人ではないでしょうか。その理想像である桑田判事をきちんと体現していくのが、僕の責務だと思っています。

――観月ありささんと初共演を果たした感想は?

観月さんは、本当に素晴らしい女優さんです。今回は毎日、観月さんにお会いするのが楽しみで、それをモチベーションに撮影を頑張りました(笑)。

観月さんはもちろん、スタッフさんたちも僕自身も、準備を重ねて一生懸命撮影したので、このドラマが植えた“やさしいタネ”が、みなさんの心から小さな芽を出したらうれしいですね。

――視聴者のみなさまにメッセージをお願いします。

原作の連載が終わって25年が経ちますが、『家栽の人』はいまだに色褪せることなくみなさんの記憶にしっかり残っている名作。

僕は連載中から大ファンで、この原作と出会っていなければ、自分の人生もまた違っていたのではないかと思うほど大好きなんです。桑田判事を演じさせていただくことは、役者としての念願でした。このドラマをきっかけにもう一度、みなさんが原作に興味をもってくださったらうれしいです。

また、桑田判事はまるで樹木が酸素を作り出すかのように、「見失ったものを思い出しませんか」と包み込むように問いかけていきます。みなさんが少しでも“忘れてしまった何か”に気づくような作品になったら幸せです。

◆観月ありさ コメント(全文)

――脚本を読んだ感想を教えてください。

脚本家の両沢和幸先生とはお付き合いも長いのですが、両沢さんが書かれたドラマにはあたたかいものが多いんです。

そういった両沢さんならではの“ほっこり感”があると同時に、今の時代にそっと問いかけるようなストーリー。働く女性にもやさしい眼差しを注ぐドラマだと思います。私の心にもスッと入ってきました。

――脚本を手がけた両沢和幸さんと本作についてお話されたことは?

両沢先生からは、杏奈のモデルがアメリカ版『ヴォーグ』誌の編集長、アナ・ウィンターであるとうかがいました。

先生は「ありちゃん(=観月ありさ)には、アナみたいにシャキシャキした感じの女性像を演じてほしい」とおっしゃられ、彼女のドキュメンタリー映像も見せていただきました。歩きながら1問1答で言葉を発していくような彼女のイメージを参考にさせてもらいました。

――同じ女性として杏奈のことはどのように感じていますか?

キャリア志向で強い女性ですが、彼女が出世して収入も増え、家庭のバランスが崩れてしまったんですよね。でも、バリバリ仕事に取り組みながら、母親として子育てもこなすのは、なかなか難しいことだと思います。

また、彼女は子どもに対して愛情は持っているのですが、離れて暮らした期間が長いので、子どものことがわかっているつもりでわかっていないんです。そんな、強いけど切なさも抱える杏奈をうまく表現できればと思いながら演じました。

彼女のように、“自分は良かれと思ってやっているけど子どもにとってはありがたくない”という現象は、どんな家庭でも起きると思うんですよね。子育て中のみなさんが杏奈を見て、子どもとの関係をちょっと見直せるような物語になっているのではないかと思います。

――船越英一郎さんと初共演を果たした感想は?

杏奈は会った早々「邪魔よ!」と桑田判事を押しのけるなど何かとキツイセリフが多い上に、態度にもふてぶてしいところがあって、船越さんとは初共演なのになんだか申し訳なかったです(笑)。

船越さんは役柄どおり“癒し系”で、やさしさがにじみ出ている方。常に現場のムードを明るくしてくださるので、日々、あたたかさに包まれるような感覚で現場に臨むことができました。私はすっかり、桑田判事と船越さんを重ね合わせていました。

――視聴者のみなさまにメッセージをお願いします。

みなさん、大なり小なり、家族間での悩みごとを持っていると思います。この作品をご覧になって、また小さなところからコツコツ関係性を育てていこうかなと、少しでも思っていただけたら役者冥利に尽きるなと思っています。

※番組情報:ドラマスペシャル『家栽の人』
2021年9月29日(水)よる8:00〜9:48、テレビ朝日系24局

関連記事(外部サイト)