伊吹吾郎、女子中高生に「可愛い」と言われる!動物バラエティーで見せた“ギャップ”

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テレビ時代劇『水戸黄門』(TBS系)の3代目格さん役をはじめ、数多くの映画、テレビに出演してきた伊吹吾郎さん。2000年頃からはバラエティー番組にも出演し、真面目で堅物なキャラで人気を集め、『バイキング』(フジテレビ系)ではご意見番として出演。そんな伊吹さんがバラエティー番組のアポなしロケに遭遇。神対応が話題に。

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◆いつもの店で飲んでいたらサプライズ

ゴルフ、麻雀、パチンコは一切やらないが、お酒は大好きだという伊吹さん。ビール党で「ビールは食べますからね」と笑顔で話す。

一昨年はいきつけの店でバラエティー番組『火曜サプライズ』(日本テレビ系)のアポなしロケに遭遇していた。

「あれは本当に偶然。完全にサプライズですよ。あの立ち飲み屋というのは、僕がちょこちょこ行く店で、あの日もたまたま行っていたんですよ。

そうしたらすぐ近くで何か撮影をやっているなあと思いながら店に入って、一杯飲んでからもう一回ちょっと見てみたら、番組のスタッフと目が合ったんですよ。

それで『どうも』って言って、また店に戻って飲んでいたんだけど、しばらくしたら入り口でウエンツ(瑛士)君と松山ケンイチ君が『お前行けよ』とかって言っているんだよね。

要は俺に撮影していいかどうかを聞きに行けと言っているわけですよ(笑)。それでウエンツ君が来て『どうですか?』って聞くから、『俺はいいけどここのマスターに了解を得ないとダメだよ』って言って。

マスターの許可が出たから、吉高(由里子)さんと3人で入ってきて始まったの」

−伊吹さんが「お店の宣伝になるんだったら俺のギャラはいらないよ」とおっしゃって、皆さん喜んでいましたね−

「そうそう。よく行く店だから宣伝になればいいと思ったんだよね。それで松山君が俺と話したいって言って、ちょっと話をしたんだけど、そのやり取りも放送されていましたね。

あのあと番組スタッフが、『後日またブツ撮りに来ます』と言っていたみたいなんだけど、その後たまたま俺がまたその店に行ったら、それがブツ撮りの日で、また撮影をやっているんだよ(笑)。

別にブツ撮りの日に合わせて行ったわけじゃないんですよ。たまたまですけど、また出演してね。ほんとに偶然。あれからあの店に『テレビで見ました』っていうお客さんが関西や地方からも来たって言っていましたよ。テレビの力ってすごいね(笑)」

家で愛用のギターをながめながら、ひとりでお酒を飲むこともあるという。現在所有しているギターは8本。それぞれにたくさんの思い出があるそう。

「昔は何時間も弾いていましたし、『伊吹吾郎と魅惑のフラメンコ』といって、もうひとりギターを入れて、女性ダンサー5人の7人編成でステージをやっていたこともありましたからね。

そのときに使っていたギターだとか、思い出深いギターばかりなんですよ。それに楽器というのはね、音もそうだけど、見た目もあるんですよね。ギターの木目、あれがまたきれいなんですよ。だから弾かなくても、ギターをたてかけて、それを見ながら酒を飲むのがいい感じなんですよ。

それで『あれっ、傷か?』って見ると光線の加減だったりしてね(笑)。そうやって酒を飲んでいるのが幸せなんですよ」

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◆バラエティー番組ではご意見番、ペットが登場する番組では“可愛いキャラ”に?

猫好きとしても知られ、ペットが登場する番組への出演も多数。まるで人間の赤ちゃんに対するように犬猫に話しかける姿に女子中高生からも「可愛い」と言う声があがり、男っぽい風貌とのギャップが話題に。

−女子中学生や高校生にも可愛いと言われたりしていますね−

「猫に話しかけるときの口調が全然違うし、猫と一緒になってベタベタゴロゴロしたりしているからね(笑)。テレビの番組でデブ猫を探しに行ったり、芸をする猫を探しに行ったり、色々とやりましたね。

だから猫好きだと思われているんだけど、どちらかというと僕は犬のほうが好きなんですよ。猫も飼っていましたけどね。

うちのコタツのなかに猫と犬が仲良く一緒に入っていたというときもありました。今は飼っていないんですよ。死ぬとやっぱりと悲しいからね。家族と一緒だから喪失感が大きくて…。だからテレビの番組で犬や猫に会うのが楽しみですよ」

−ワイドショーのご意見番としても人気ですが、ご自身ではいかがですか−

「今までは役者のほうが多かったですからね、勝手が違って最初はやりづらい面もありましたけど、それなりにやっていくうちにだんだん慣れてくるものですね」

−ズバッと言える方があまりいないので、存在感がありますね−

「まあね。でも、離婚問題やなんかに関してはあまり答えたくないからね、勝手にやってくれよって感じ(笑)。

それでも一応、色々な番組やニュースは見ているし、新聞や雑誌の拾い読みはしていますよ。これぞという話題のものは押さえておかないと、話を振られたときに対応できないですからね」

−生番組だということで、結構神経を使います?−

「放送上、注意しなければいけない言葉なども結構ありますからね。色々と制約があるじゃないですか。ちょっと何か言っただけでも、そのあと炎上だなんだって騒ぎになったりするからね。

でも、僕はそんなに炎上するようなことはないかな。エンジョイすることはあるだろうけど、炎上はないと思うなあ(笑)」

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◆西郷隆盛を演じて以来の鹿児島弁で頑固オヤジに

今月9日(土)には伊吹さんが出演した映画『きばいやんせ!私』が公開される。この映画は本土最南端の地、鹿児島県南大隅町(みなみおおすみちょう)を舞台に将来を見失い、投げやりになっていたヒロインが再生していく姿を描いたもの。

伊吹さんは若者の人口が減少し、伝統ある祭りが本来の形で実施できていないことに憤りを感じながらも仕方のないことだと受け入れている頑固一徹な「祭り奉賛会」の牛牧会長を演じている。

※映画『きばいやんせ!私』
不倫騒ぎで左遷された女子アナの貴子(夏帆)は、道行く子どもたちにも不倫アナウンサーと笑われる始末で投げやりな日常を送っていた。そんなある日、子ども時代の1年間を過ごした南大隅町に伝わる祭りの取材を命じられる。かつての同級生たちと再会し、町の人々と接するうちに、伝統の姿を失っていた祭りを昔の姿に完全復活させようと提案するが…。

−鹿児島弁のセリフはいかがでした?−

「やっぱり難しかったですね。西郷隆盛役で鹿児島弁のセリフをやったことがあるんですけれども、ずいぶん以前なのでね。

標準語だと普段使っている言葉だから意識は芝居のほうに集中できるんだけど、方言となるとそっちにも気をつかうので、二重の気苦労がありますよね」

−かなりセリフが多かったですが、どのようにして覚えたのですか−

「最初はセリフをレコーダーに入れて聞いて覚えました。撮影現場では方言指導の方がいますから、チェックしてもらってディスカッションしながら撮影を進めていくという感じでしたけど、慣れるまでは結構時間がかかりましたね」

−昔気質の頑固な会長さんでしたね−

「そうそう。『昔ながらの方法で祭りをやろう』と言っても、そうするには町の同意を得なくちゃいけない。そこに僕がやった牛牧という会長が出てきてね。こいつがまたなかなかうんと言わない。どこの町にもいるじゃないですか。町内会一うるさいのが。それですよ(笑)。

『若者がどこにいるんだ、このガンタレが!』って怒るわけですよ。それでも食い下がってくるから、そのうち反対する理由がないってことになるんだけどね」

−実際に行かれていかがでした?−

「僕は16日間ぐらい行っていましたけど、撮影がないときは散歩したりしていたんですよ。本当に若者がいなくてね。静かな町なんですよ。だから、若者がいなくてお祭りが昔ながらの手法ではやっていけない。担ぎ手がいないというのは切実な問題なんです。

祭りを昔ながらの形で残したいという思いはあったんだけど、若者がいなくてやれないんだというジレンマがあるんですよね。それが何とかやれそうだということになって、加勢することになるんだけど、その経緯を見て欲しいですね」

※ドラマ『やすらぎの郷』
厳正な入居資格を通過してテレビ人専用の老人ホーム「やすらぎの郷」を舞台に、かつて華麗な一時代を築いた老人たちが巻き起こす悲喜こもごもの出来事を描いた倉本聰原作ドラマ。伊吹さんは、ホームのアイドル的存在の女性従業員を襲った不良グループのアジトに、藤竜也さんと倉田保昭さんとともに、こらしめに向かう大部屋俳優・原田役で出演した。

−幅広いジャンルでご活躍されていますが、一昨年は『やすらぎの郷』(テレビ朝日系)も印象的でした−

「あれはね、あそこで働いている若者たちも色々な過去があるんだけど、『やすらぎの郷』の会長が受け入れて働かせてあげて、そのことに恩義は感じているんだけど、大切な仲間が襲われたから、自分たちの手でかたきを取ろうとするんだよね。

だけど、前途ある若者たちに罪を犯させてはいけないから、『待て』と止めて、もうあとがない老人の自分たちが老体ムチ打って行くことにする。

昔ながらの落とし前のつけ方だよね。今は『目には目』という時代ではないし、いかなる理由があろうとも暴力はダメだけど、ドラマだからね。スカッとしていいんじゃないですか(笑)」

−3人で引き上げる際にはあちこちが痛いというのもリアルでした−

「そうそう(笑)。『腰が痛い』『背中が痛い』ってね(笑)。あれは本当じゃないですよ。お芝居。日頃から鍛えているから、あれぐらいじゃ何ともない」

−今後はどのように?−

「あまりえげつない役とか、汚い役、いわゆる品格をあまり落とさないようなものであれば、色々やってみたいね。でも、クイズ番組だけは苦手。テレビのクイズ番組を見ていて当たったことがないんですよ。

みんなよくわかるよね。全然ダメだから、できれば避けようかなと思っているんだけど、出てくれって依頼がきたりするんだよね(笑)」

はやりの草食系男子なんてなんのその。鍛えあげて盛り上がった胸板、豪快に笑う姿が男っぽい。ご意見番としてのコメントも楽しみ。(津島令子)

(C)2018「きばいやんせ!私」製作委員会

※映画『きばいやんせ!私』3月9日(土)より有楽町スバル座ほか全国ロードショー。
監督:武正晴 出演:夏帆 太賀 岡山天音 鶴見辰吾 愛華みれ 榎木孝明 伊吹吾郎

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