苦手の平泳ぎを、新たな武器に。世界一を狙う大橋悠依の“秘策”

本日7月21日(日)に競泳が開幕する「世界水泳2019」。世界190以上の国と地域から集まった精鋭たちが集い、2年に1度行われる水泳の“世界一決定戦”だ。

今大会、日本選手は個人種目で金メダルを獲得すると2020年東京五輪代表に内定するため、例年にも増して熱い戦いが繰り広げられることが予想される。

そんななか、初日の本日21日に女子200メートル個人メドレーに出場するのが大橋悠依(23)だ。

©テレビ朝日水泳

大橋は前回の「世界水泳」、200メートル個人メドレーで銀メダルを獲得。昨年2018年の「パンパシ水泳」では200メートルと400メートルの個人メドレーで金メダルを獲得し、日本女子のエースとして世界の大舞台で表彰台に上がり続けている。

そんな日本女子のエース・大橋が唯一苦手としていたのが「平泳ぎ」だ。個人メドレーでも平泳ぎの際に他の選手から引き離されてしまうことが多く、課題としていた。

しかし今、その弱点が“新たな武器”になろうとしているという――。

◆過酷トレーニングで“変化”

大橋の弱点が浮き彫りになったのが、昨年の「パンパシ水泳」の200メートル個人メドレー。

大橋は2種目目の背泳ぎまで体半分ほどリードしたが、次の平泳ぎで2位の選手にその差を縮められてしまった。

最終的には見事に金メダルを獲得したが、2020年東京五輪で金メダルを狙う大橋にとって、弱点である平泳ぎを克服することは急務だった。

そのために、昨年から大橋が平井伯昌ヘッドコーチとはじめたのが「バイクトレーニング」だ。大橋は、地上でのバイクトレーニングと水中トレーニングを1セットにして交互に行うことで、徹底的に下半身を苛め抜いた。

©テレビ朝日水泳

トレーニングを続けるなかで劇的に変化があったのが、太ももの内側にある“内転筋”だ。

「バイクをやり始めてから、内転筋がすごく張るようになってきました。水中でも使える感覚が出てきて、その変化がいちばん大きいと思います」(大橋)

平泳ぎのキックに、バイクトレーニングで鍛えた内転筋の力が加わり、スピードアップすることができたのだ。

大橋を指導する平井伯昌コーチも「平泳ぎの選手のような平泳ぎになってきた」と語るほどの急成長ぶりだった。

◆バタフライ強化も「メドレーのため」

また、大橋はバタフライにも力を入れている。特に200メートルバタフライでは急激に力を付け、世界でも戦えるレベルに成長した。

この200メートルバタフライを本格的に始めたのも「メドレーのためだった」という。

「400メートル個人メドレーは、最初の100メートルがバタフライなんです。そして、実はその100メートルのペースと、200メートルバタフライの最初の100メートルのペースがほぼ同じ。つまり、200メートルバタフライが速くなればメドレーも速くなると思って始めました」(大橋)

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2つの新たな武器を手に、「世界水泳」で初の金メダルへ――。絶対女王のカティンカ・ホッスーら強豪選手が立ちはだかるなか、大橋の活躍から目が離せない。

※放送情報:『世界水泳 韓国・光州2019』
7月21日(日)〜28日(日)8夜連続、テレビ朝日系で放送(放送予定詳細はこちら)

・予選はBS朝日で放送・AbemaTVでも配信
・決勝はAbemaTVでも配信

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