きっかけは『タイタニック』。ディカプリオに一目ぼれした“車いすインフルエンサー”

テニスの現役を退いてから、“応援”することを生きがいにしている松岡修造。

現在は2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けて頑張る人たちを、「松岡修造の2020みんなできる宣言」と題して全国各地を駆け巡って応援している。

今回修造が会いに行ったのは、車いすで生活する中嶋涼子さん。9歳の頃、脊髄の炎症により下半身が動かなくなった彼女は今、“車いすインフルエンサー”として注目を浴びている。

©テレビ朝日

◆超アクティブ!“車いすインフルエンサー”の日常

車いすに乗ったままパラグライダーで空を飛んだり、雪山を滑降したりする映像など、私生活の様子も含めSNSを通じて世界に発信し、フォロワー数を増やしてきた中嶋さん。

日本は障がい者に対して、ネガティブなイメージが多いと思うんです。世界からいろんな人が来た時に、『日本は障がいがあってもみんなすごく楽しそうな国だな、生きやすそうだな』と思ってもらいたいです」と2020年に向けた想いを語る。

実際に、そんな彼女のとある1日の行動を見せてもらった。

まず訪れたのは、ユニバーサルジム。ユニバーサルジムとは、健常者と障がい者がどちらも利用できるスポーツジム。バリアフリーに配慮されていて、トレーナーの補助により、障がい者も様々なトレーニングができる。

中嶋さんは、そこでのトレーニング風景をスマートフォンで撮影していた。

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「こういった映像をいつもYouTubeに流しているんです。車いすで運動ができないと諦めている方々に、自分でも行けるジムがあるんだと知ってほしいですね。

やっぱり車いすに乗っていると、どんどん上半身が太って来ちゃうんです。歩いている人より運動量が少ないので、お腹も出ちゃうし。痩せてシュッとして、カッコよくなりたいな、みたいなことがきっかけなんですけれど」

さらに向かったのは、都内にあるアパート。

今度は何が始まるのかというと、ヘアスタイリング! カットしてくれたのは、“バリアフリー美容師”のほっしーさん。趣味として自宅で障がい者の髪をカットしているのだが、そのきっかけを作ったのは中嶋さんだった。

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ほっしーさんは「もともと思っていた車いすの方々のイメージが、涼子ちゃんに会って覆されたんです。『いろいろやっていきたい』とか、『表に出て行きたい』という思いを強く持っている方たちが多いんだなと気づかされました。

僕ができることはカットなので、それを活用して何か力になれるかなと思って始めました」と話す。

出会った人に次々と影響を与える中嶋さん。その活動の原点は、小学生の頃。車いす生活になったばかりで人目を気にし、引きこもりだった時に起きた“ある出来事”だった。

◆活動の原点は映画『タイタニック』

小学校の同級生が、映画に誘ってくれたんです。見た映画が『タイタニック』だったんですけど。ディカプリオに一目ぼれしました!

映画を見終わった後、「もう1回観に行きたい」と思った中嶋さん。それは、車いすになって初めて自分から外に出たいと思った瞬間だった。結局映画は11回も観に行ったそう。

「いろんな映画館に行って、入場拒否をされた時もあったんです。だけど人に見られるのも慣れたし、あきらめない勇気みたいなことを覚えたんです」

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そこから頻繁に外に出るようになった中嶋さんは、映画製作に憧れ留学したアメリカで、あることに気づいたという。

「アメリカにいる時は忘れていたんですよね、自分が障がい者であること。心のバリアがなかったんです。道端で会うだけでみんなが『手伝いましょうか』って言ってくれるのがすごくうれしくて」

今は帰国し、日本で生活している中嶋さんは、日本でも心のバリアがない社会は実現できると信じている。

今なら変えられるかもしれない。『街に出たくない』とあきらめている人に、『楽しいことがもっといっぱいあるよ』ということを見せたいです

中嶋涼子さんのできる宣言は「障がい者がカッコよく楽しく生きていける日本に!」。修造は「みんな心のバリアフリー!」と、垣根のない社会を目指す中嶋さんにエールを送った。

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※番組情報:『TOKYO応援宣言』
毎週日曜あさ『サンデーLIVE!!』(午前5:50〜)内で放送、「松岡修造の2020みんなできる宣言」も好評放送中、テレビ朝日系

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