【大人のエンタメ】「仁義なき戦い」シリーズ5本を連続で 深作欣二特集、23日から国立映画アーカイブで

【大人のエンタメ】「仁義なき戦い」シリーズ5本を連続で 深作欣二特集、23日から国立映画アーカイブで

「仁義なき戦い 頂上作戦」の製作発表に参加した深作監督(中央)ら

 『仁義なき戦い』などで知られる深作欣二監督の手かげた作品を紹介する特集上映『映画監督 深作欣二』(1930−2003)が23日から、東京・京橋の国立映画アーカイブで始まる。5月26日まで。

 深作監督といえば、低迷していた映画界に、荒々しい画面と陰影あるアクションを駆使して喝を入れたとして日本の映画史には欠かせない存在。

 今回は彼が残した61本の劇場向け作品から48本(TVドラマ2本を含む)を厳選。とりわけ代表作ともいわれる『仁義なき戦い』シリーズ5本を連続して見られるのは今回だけかもしれない。

 これまでの任侠映画とは一線を画した第1作『仁義なき戦い』(1973年)から『完結編』(74年)までの5本で確立した実録路線が後世に多大な影響を与えたことは周知の事実だ。

 実在のヤクザをモデルに渡哲也の演技が凄まじいと評判になった傑作『仁義の墓場』(75年)や、警察の側から見たヤクザの実態を描いた『県警対組織暴力』(同)、『北陸代理戦争』(77年)なども上映。

 いずれも菅原文太や梅宮辰夫、松方弘樹といったスターたちのリアルな演技で深作映画に深みを与えている。

 一方、つかこうへいの同名ベストセラーを原作とした『蒲田行進曲』(82年)ではコメディーを取り入れ観客を泣かせたり笑わせる芸も見せる。

 実録路線を卒業後の『いつかギラギラする日』(92年)では新しい暴力アクションと社会性を取り入れ萩原健一を一流の役者に育てている。

 『バトル・ロワイアル』(2000年)は、ニュープリントによる上映がある。4月27日の同作上映前には、息子である深作健太監督による舞台あいさつも予定。

 上映時間などの詳細は同アーカイブのホームページ(www.nfaj.go.jp)で。

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