作曲家・中村泰士氏 内田裕也さんとの共演は幻に…

作曲家・中村泰士氏 内田裕也さんとの共演は幻に…

中村泰士氏

 内田裕也さん(享年79)の訃報を受け、作曲家・中村泰士氏(79)が18日、悲しみのコメントを寄せた。

「喝采」「北酒場」で2度、日本レコード大賞を受賞した中村氏は作曲家になる前、「美川鯛二」の名で、内田さんのバンド「内田裕也とロックブラザース」に加入、歌手活動を行っていた。

 中村氏は「同じ時代にロックンロール魂を青春として音楽の表現はそれぞれに違うが、私の中にも内田裕也さんと同じロックンローラーの血が流れています。悲報を知り、戦友を亡くした感があり、とても寂しい思いがします。『ご冥福を…』はまだ心の準備がなく言えませんが、精神を張り詰め、時代を飛び回った内田裕也さんに少しゆっくり休んで下さいと声を掛けています」とコメントした。

 2016年8〜9月に本紙で連載した「スポイト人生」の中で中村氏は、「内田裕也とロックブラザース」の“解散劇”について明かしているが、これがいかにも内田さんらしいもの。

「裕也さんが歌っている曲を僕のファンが『歌ってほしい』と言ったことがあって、歌ったんです。ステージ上では何もなかったけど、楽屋に戻ったら裕也さんが怒りだして、ケンカになってしまった。もみ合いになって、ワケが分からないままその日は別れたんだけど、次の日から裕也さんが仕事に来なくなった」

 そんなワケで「内田裕也とロックブラザース」は解散。「その日から『美川鯛二とロックブラザース』になったんです。僕なんて全くの無名やったのに、いきなりメインボーカルになった」

 中村氏は5月の誕生日、盟友・佐川満男(79)とともに行う80歳の記念ディナーショーに、内田さんをシークレットゲストとして招く予定だった。「多少体調がお悪くても喜んで来ていただけると思っていて、裕也さんを迎える態勢を整えようとしていた」

 内田さんと中村氏、久々の共演が見られないのは、残念としか言いようがない。

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