薬物経験ある元ヤクザ2人がトークショー コカイン「本当に効いてるのは20〜30秒」

薬物経験ある元ヤクザ2人がトークショー コカイン「本当に効いてるのは20〜30秒」

KEI(左)と進藤龍也

 ドキュメンタリー映画「HOMIE KEI〜チカーノになった日本人〜」の公開を記念して、映画のモデルで主演のKEI氏(57)と、元暴力団員で現在は牧師の進藤龍也氏(48)が17日、都内でトークショーを行った。

 10代のころにヤクザになったKEI氏は覚醒剤など麻薬を密輸し、海外でも売りさばいていたが、米連邦捜査局(FBI)のおとり捜査によって捕まり、1988年から2001年まで米国の刑務所に服役。その中でメキシコ系ギャング「チカーノ」の一員と認められた。帰国後は悪事から足を洗って、身寄りのない子供たちのための慈善活動を行っている。

 一方、元ヤクザの進藤氏は服役中にキリスト教に興味を持ち、出所後に勉強を重ねて牧師となった。現在は刑務所伝道などに力を注いでいる。

 2人の共通点は違法薬物の売買に携わり、また使用した過去があるということ。そこでこの日のトークショーは違法薬物がテーマとなった。

「(密売していたころは)絶えず自宅の大理石のテーブルの上に、コカイン3キロを積んでいました」というKEI氏は、ピエール瀧こと瀧正則被告が逮捕されたことで注目を集めているコカインについて「鼻から吸っても一瞬効いて。本当に効いているのは20〜30秒。だから罪悪感もないんじゃないんですか」と自身の経験を踏まえて語った。

 一部では違法薬物を使用すると、アーティスティックな能力が開放されるという説もある。そのため、特にミュージシャンの使用が多いともいわれている。これに対し、KEI氏は「それはないですよね、と思いますよ。何の薬物にしろ、効いている時は考える能力がないわけですから」とキッパリ否定した。

 また、進藤氏は「やめることができるのならば依存じゃない。より強い依存が必要。私の場合はキリストだった。聖書に出会って、これだと思った。自分が何のために生きているのかということを早く見つけ出してほしい」と薬物依存症の患者にアドバイスを送った。

 もちろんKEI氏、進藤氏も今は違法薬物に一切関与していない。ただ経験者≠セけに、何とも重い言葉だった。

「HOMIE KEI〜チカーノになった日本人〜」は26日から公開される。

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