香取の主演映画「凪待ち」 前倒し公開で草なぎ主演映画「台風家族」救った

香取の主演映画「凪待ち」 前倒し公開で草なぎ主演映画「台風家族」救った

「ろくでなし」の男を演じる香取

 元SMAPの香取慎吾(42)が5日、都内で行われた映画「凪待ち」(28日公開、白石和彌監督)完成披露試写会に登場した。同映画は香取にとって、ジャニーズ事務所から独立後初となる単独主演作品。舞台あいさつでは「この日を迎えられてうれしい」と話した香取だったが、実は同作公開で、ともに「新しい地図」に参加する草なぎ剛(44)を襲った「危機」を救う形になっていた。どういうことか――。

 香取が自分の芸能キャリア史上“最も汚れた男”を演じた。映画は「ギャンブル」と「震災」を柱に、香取演じるろくでなしの主人公・木野本郁男の救済物語。ギャンブル依存症、殺人、いじめ、ヤクザなどを盛り込み、白石監督が香取の「狂気」をスクリーンに映しだした。

 自身の役柄について香取は「あまり演じたことのないぐらい、ろくでなしの役」と話し「白石監督がヒューマンドラマを撮りたいとおっしゃっていたんですが、気づけば毎日、現場でボコボコになっていた」と壮絶な撮影現場を振り返った。
 香取のパートナー役を演じた女優の西田尚美は「香取さんがとてもすてきで。大スターな方なんですが、現場ではやさぐれた役で、それが香取さんじゃないみたいで、とても好きでした」と笑顔を見せた。

 この「凪待ち」が公開されることで、同じ配給会社で香取の“僚友”草なぎが主演するも現在、再撮影、再編集を検討中の「台風家族」が「救われた」と言うのは映画関係者だ。

「実はこの『凪待ち』の公開は、当初の予定より前倒しになったんです。本来なら、草なぎ主演の『台風家族』がこの時期に公開される予定でした。それが、新井浩文の強制性交容疑での逮捕(後に起訴)によって、公開のメドは立っていない。香取作品が公開されることで、草なぎ作品も時間的余裕が取れるようになったんです」

 草なぎの「台風家族」は関係者の前評判も高かった。配給会社もなんとかして公開にこぎつけたいところだが、やはり新井被告の事件がある以上、役者を代えて撮り直すしか道はない。その時間を、香取の映画を先に公開することで稼いだというわけだ。

 映画界といえば、コカイン使用の罪でこの日、東京地裁で初公判が開かれたピエール瀧被告にも振り回された。

 香取の「凪待ち」と同じ白石監督がメガホンを取った「麻雀放浪記2020」にも瀧被告が出演。こちらは何とか公開の運びとなったが、スッタモンダがあったのは事実。

 この日の試写会の舞台で、リリー・フランキーが司会者から、映画のタイトルにひっかけた「いま何待ちですか?」との質問に「連絡を待っています。誰のこととは言いませんけど…」と瀧被告を連想させる発言をして、取材陣をざわつかせた。

 なにかとトラブルに見舞われた映画界で「ろくでなし男」を演じた香取が、賞レースなどで明るい話題を振りまいてくれるか注目だ。

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