日本アニメーション協会“京アニ火災”で「冷静な報道を」と呼びかけ

日本アニメーション協会“京アニ火災”で「冷静な報道を」と呼びかけ

火災現場を捜索する消防隊員ら

 アニメ制作会社「京都アニメーション」の京都市内にあるスタジオで18日に発生した放火事件に関連して、日本アニメーション協会はツイッターで「非常に大きな事件ですので、各所機関におかれましては慎重かつ冷静な報道をお願いいたします」と呼びかけた。同協会は、アニメーション制作者、研究者によって構成される任意団体。

 この火災では、午後3時現在、30人以上が負傷、うち約10人が重傷とテレビ報道で伝えられている。40代の男がガソリンのような液体をまき、身柄を確保されたという。

「京アニ」とも呼ばれる同社は「涼宮ハルヒの憂鬱」「けいおん!」「らき☆すた」などのヒット作品で知られる。

 まだ犯行の経緯や動機も明らかでなく、京アニが意図的に狙われたのかも不明。だが、ネット上では男をめぐってアニメとの関連などを取りざたするなどの臆測も発信されている。こうした状況や今後の情報拡散の可能性を考慮し、アニメーション協会は冷静さを求めるツイートを行ったとみられる。

 火災の一報が流れたのは午前11時半ごろ。NHKの正午のニュースでこの報道に接した後、午後0時45分に始まった連続テレビ小説「なつぞら」の再放送を見た視聴者も少なくなかったようで、「なつぞら見たからなおさらショック」「複雑な偶然」と胸中を訴えるツイートが続いた。

 広瀬すず主演の「なつぞら」は、女性アニメーターの先駆けとなる女性がヒロイン。架空の「東洋動画」を舞台にアニメ制作に取り組む人々が描かれている。そのため、この日の再放送に限らず同ドラマ視聴者は、火災のニュースに対する痛みの感情が高まっているようだ。

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