ジャニーズからの圧力構造の実態解明 公取委注意で元SMAP3人がキー局復帰か

ジャニーズからの圧力構造の実態解明 公取委注意で元SMAP3人がキー局復帰か

「新しい地図」の3人はいよいよキー局復帰か!?(左から稲垣、草なぎ、香取)

【緊急連載「J帝国 崩壊前夜」F】ジャニーズ事務所が、元SMAPの稲垣吾郎(45)、草なぎ剛(45)、香取慎吾(42)の3人を出演させないように、民放テレビ局に圧力をかけていたという疑惑の波紋は広がる一方だ。公正取引委員会から独占禁止法違反につながる恐れがあるとして注意されたこの“圧力疑惑”。ジャニーズは否定しているが、やはりそう受け止められてもおかしくないことがあったのも事実だ。ジャニーズからのプレッシャーとテレビ局の忖度――その実態を徹底解明する。

 ジャニーズ事務所が否定しようが“圧力疑惑”問題は、一向に収束の兆しを見せない。

 18日放送の日本テレビ系情報番組「スッキリ」で司会の加藤浩次は「ジャニーズ事務所に限らず、周知なんですよ。大手の事務所を独立したタレントは何年かテレビに出られなくなるのは、見ている方も気付いてると思う」と切り込み、“芸能界では周知の事実”とまで言い切った。

 テレビ局関係者は「加藤さんの言う通り、大手事務所から独立したタレントがテレビに出られなくなるのは、芸能界では昔から普通のこと。いい悪いは別にしてね」と指摘する。

 いったいなぜ、ジャニーズはテレビ局に対して、ここまで大きな影響力を持つようになったのか?

「ジャニーズのアイドルグループに人気があることは確かで、テレビはそれに頼った番組作りをしてきた。依存度は強まるばかりで、ジャニーズに逆らえない体制になっていた」と芸能プロ関係者。

 ジャニーズに気を使うあまり、もはや過剰反応としか言いようがないことも起きていた。

 2017年9月にジャニーズ事務所を退所した稲垣ら3人が、11月にインターネット放送「AbemaTV」の「72時間ホンネテレビ」への出演が決まった時だ。

 制作会社関係者は「独立後、初めて3人揃って出演する番組、さらに72時間ぶっ続けの生放送ということで大きな話題となった。ただ、その舞台裏では今回の問題を想起させるようなトラブルも起きていた」と明かす。

 まさしく番組制作が発表になった当日、AbemaTVに出資しているテレビ朝日を偶然、ジャニーズの幹部が訪れたというのだ。

「別件でテレ朝に来たところ、元SMAP3人が番組をやるという発表を聞いた。この話をテレ朝サイドからまったく聞かされていなかった幹部は、黙っていたことに烈火のごとく怒ったようだ。これに大慌てしたテレ朝は『72時間テレビ』への協力態勢を、予定していたよりも大幅に縮小してジャニーズに忖度した」(前同)

 このような事例は他にもある。

 かつては「SMAP×SMAP」を20年にわたって放送するなど、SMAP、そして“SMAP育ての親”で稲垣らが所属するCULEN社長の飯島三智氏と最も近い距離にあったフジテレビは、キー局の中でもかなり厳しい姿勢を取っている。

「他のキー局も『新しい地図』の3人を使おうとしないのは一緒だけど…ウチは今年に入って系列局にも『大きなスポンサーなどの絡みがない限りなるべく使わないように』とお達しを出しているんです。ただこれは、ジャニーズからの圧力というよりも自主規制。もちろん、“無言の圧力”はあるけど(笑い)」とフジ関係者は声を潜めて明かす。

 しかし公取委が注意していたことが発覚し、潮目は変わった。

「ジャニーズを退所してから、3人のレギュラー番組は軒並み打ち切りになった。依然として民放キー局にはほとんど出られない状態は続いているが、公取委がくさびを打ち込んだことにより、全面解禁となる可能性は十分にある」とテレビ局関係者は見ている。(明日に続く)

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