お蔵入り危機の草なぎ主演「台風家族」上映決定を後押ししたあの映画

お蔵入り危機の草なぎ主演「台風家族」上映決定を後押ししたあの映画

「台風家族」は無事に公開(中央が草なぎ)

 公開延期になっていた草なぎ剛(45)主演の映画「台風家族」(市井昌秀監督)を9月6日から全国公開すると2日、配給・製作のキノフィルムズが発表した。

 6月公開予定だったが、出演者の新井浩文被告が強制性交罪で起訴されたことにより、公開延期になっていた。再撮影、再編集も検討されていたが、キノフィルムズは、慎重に検討を重ねた結果「スタッフとキャストが積み上げフィルムに焼き付けた“一瞬、一瞬という時間”を大切にしたい」という考えから「本編の再編集は行わず、そのまま上映」することを決めた。3週間限定公開となる。

 この決断について映画関係者は「実は新井容疑者は主要キャストだったため、再撮影、再編集でどうにかなるレベルではないんです。だから公開するか、永遠にお蔵入りにするかの2択だった」

 キノフィルムズも「様々なご意見やご批判があるのは承知の上」としているが、それでも公開という決断を下したのは、ある一本の映画に後押しされたからだ。

 それは映画「麻雀放浪記2020」(白石和彌監督)だ。公開直前に出演者のピエール瀧が麻薬取締法違反容疑で逮捕(後に起訴・有罪判決)され、お蔵入り危機となったが、ノーカット公開に踏み切った。

「これまでの映画界では、出演者が逮捕されると基本的にお蔵入りというルートをたどっていた。しかし『麻雀放浪記』が『有料の芸術作品に関しては、観客に判断を任せてもいいのではないか』と一石を投じたことで、映画界のムードも変わった。その後、瀧出演作品が続々と、そのまま上映を発表しましたからね」(前同)

 予定よりは3か月ほど遅れてしまったが、無事に公開となって出演者、関係者は胸をなで下ろしているだろう。

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