“病気のデパート”渡辺徹だから言える弱虫のススメ「不安感じたら検査!」

“病気のデパート”渡辺徹だから言える弱虫のススメ「不安感じたら検査!」

メディアセミナーに出席した渡辺徹

 8月10日の“健康ハートの日”を直前に控えた8日、都内で行われたメディアセミナー「ハート・トーク2019」(日本心臓財団、アステラス・アムジェン・バイオファーマ主催)に、俳優の渡辺徹(58)が出席し、闘病体験を語った。

 渡辺は2012年、暴飲暴食から発症した持病の糖尿病が進行。冠動脈が詰まって虚血性心疾患を起こし、手術を受けた。その後に急性膵炎で入院するなど“病気のデパート”状態で、現在は人工透析を受けながら芸能活動を続けている。

 まずは「小泉進次郎さん(38)、滝川クリステルさん(41)の結婚でお忙しい中、わざわざありがとうございます」とあいさつすると「夜に酒を飲んだ後、ラーメンを食べるなど、食生活は相当乱れていた。肉や天ぷらが好きというより、カロリーそのものが好きだった。食事の時間は不規則もいいとこ。それに、以前は相当なヘビースモーカーだった」と振り返った。

 思い返せば、痛みはなかったものの、歩くのが異常に遅くなり、階段を上ると息切れして何度も休憩を取るなど“予兆”はあった。「女房(榊原郁恵=60)から『顔色が良くない。検査をした方がいい』と勧められたが、自分の体は自分が一番分かっている、余計なことを言うなと反発して何日か過ごした。そのうち現場でも顔色が悪いから疲れているのではと指摘された」

 榊原が舞台出演にストップをかけて強制的に休養させたが、元アクションスターとあって体力を過信していた。それでも疲れは抜けない。ついに行きつけのクリニックに赴き「検査はしないで、元気の出る点滴を打ってくれ」と頼んだが、総合病院での検査を勧められ、近所に出掛けたつもりのジャージーにサンダル姿で大学病院に行くハメに。その場で心臓の冠動脈3本のうち1本が完全に詰まっていたと伝えられた。

「バイパス手術をすると、芝居をもう一本降りる必要があったので、カテーテルでステントを入れる選択をした。止血が終わったら退院で、あっという間に終わり、解放感に浸った」という。

 だが、“心筋梗塞の先輩”司会者の徳光和夫(78)に「5年たつと元の木阿弥になるから気をつけてよ」と何度もアドバイスを受け、再発に気をつけるようになった。

 その後、食事は減塩して、外食がつらいと感じるほど薄味に慣れた。運動については「ジムに行ってハードなことをやりすぎてはすぐ辞めるパターンが多かったので、継続できるウオーキングを始めた。犬を飼って散歩し、歯磨きをしながらスクワットというように、生活に運動を足すようにしている」とか。

 心臓のエコーは半年に1回、心電図は3か月に1回、血液検査は毎月と検査も習慣づけた。今も頭に残っているのは、「私は処置をしただけで、治療をしたわけではない。それは自分でするものであり、生活習慣の改善にほかならない」という執刀医の言葉だ。

 最後に渡辺は「誤解を恐れずに言えば、皆さんに弱虫になってほしい。少しでも不安を感じたら、我慢せずに専門の医療機関でマメに検査すること。そして生活を見直してほしい」と呼びかけた。

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