氏神一番 初主演舞台でお手本にした恩人・裕也さん

氏神一番 初主演舞台でお手本にした恩人・裕也さん

氏神一番(左)とフラワーメグ

 デビュー30周年を迎えたロックバンド「カブキロックス」のボーカル・氏神一番(60)が、舞台「ララバイ・オブ・70’s」(東京・池袋シアターグリーン、27日まで)で初の主演を務めている。

 伝説のセクシー歌手・フラワーメグ(68)とのダブル主演で、氏神は老舗キャバレーの2世経営者にして歌手という役どころ。時は1970年代。日本が戦後の貧困から脱し、経済大国への道をひた走る一方、学生運動が過激化し、あさま山荘事件が起きたあのころだ。時として荒っぽいほどのエネルギーに満ちあふれつつ、人情はまだしっかりと残っていた。団塊世代なら誰しもが懐かしく思うはずだ。

 氏神は「キャバレーを経営しながらステージに立ち、司会も歌手もやる。モデルにしたのは亡き内田裕也さん(享年79)。映画で演じられた司会者役を参考にさせてもらった」という。

 晩年はコワモテのイメージが強かった裕也さんだが、加山雄三(82)の若大将シリーズでは、軽妙洒脱なトークを繰り広げる司会者役でインパクトを残した。

 氏神は毎年「ニューイヤーズワールドロックフェスティバル」に参加する裕也ファミリーの一員。実の父親のように慕っていただけに、ありし日の恩人を思い出しながら稽古に励んだのだろう。

「演技はもちろん、歌唱シーンもあり、70年代のヒット曲がふんだんに盛り込まれている。裕也さんに叩き込まれたロック魂で千秋楽まで駆け抜ける!」と意気込んだ。

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