伝記映画ブーム!「ボヘミアン・ラプソディ」の次はプロレス?

伝記映画ブーム!「ボヘミアン・ラプソディ」の次はプロレス?

ベルトを高々と掲げるペイジを演じたフローレンス・ピュー(「ファイティング・ファミリー」から)

「ボヘミアン・ラプソディ」「ロケットマン」など、偉大なミュージシャンの伝記映画ブームの真っ最中だが、ついにプロレス界にも波及した。世界最大のプロレス団体WWE(ワールド・レスリング・エンターテインメント)のスーパースター“ペイジ”の半生を描いた映画「ファイティング・ファミリー」が29日に公開されるのだ。大ヒットした「ボヘミアン・ラプソディ」のように、世界にプロレス旋風を起こすカギとなるのは――。

 WWEで、女性ファイターとしてスーパースターに駆け上がった“ペイジ”ことサラヤ・ジェイド・ベヴィス(27)。同映画は、2014年に開催された試合で、ペイジが一夜にしてスーパースターの座をつかみ取るさまを実話に基づいて描いている。演じるのは、若手女優のフローレンス・ピューだ。

 ペイジは2005年に英国の家族経営プロレス団体でデビュー。その後、いくつかの団体で活躍し、14年にWWEディーバズ王座を史上最年少となる21歳で獲得するなどスターとして輝いた。

 本作の製作陣に名を連ねるのは、WWEでかつて活躍した「ザ・ロック様」ことドウェイン・ジョンソン。ハリウッド俳優としても頂点に立つドウェインが、ペイジとその家族の愛と絆に魅せられ、映画化に尽力し、実際に本人役で出演もしている。

 伝記映画といえば、ロックバンド「クイーン」のフレディ・マーキュリー(享年45)を主人公とした「ボヘミアン・ラプソディ」の大ヒットが記憶に新しい。その後、エルトン・ジョン(72)の「ロケットマン」など音楽系が相次いだ。いわばそのブームがプロレス界にも波及した格好だ。

「コアなファンしか見ない傾向の強い音楽系の伝記映画は大ヒットしないといわれてきたが、想像以上に観客にウケています。特に『ボヘミアン――』は社会現象になりましたが、ヒットの理由の一つに、劇場でライブを観賞しているような“臨場感”を味わえたことが挙げられます。プロレスも迫力あるリングシーンが見どころで、同じような体験をすることがカギになるのです」(映画関係者)

 クイーンに詳しくない観客も、ライブ会場にいるような臨場感を味わい、口コミで、次々に新たな観客が引き込まれた。それが新たなファン発掘にもつながった。今作もWWEの伝説の試合を追体験できるだけに、プロレスの魅力にとりつかれる観客が生まれそうだ。

「映画界は“リアル”を題材にしたものを求める観客が増えている。ペイジの家族愛だけではなく、迫力あるプロレスシーンの臨場感を味わえば、プロレスファンの裾野も広がりそうです」とは前出の映画関係者。

 WWEが新たなムーブメントを起こすかもしれない。

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