元スマが影響? 公取委「事務所退所後の芸能活動禁止」独禁法違反と見解

元スマが影響? 公取委「事務所退所後の芸能活動禁止」独禁法違反と見解

元SMAPの(右から)香取慎吾、稲垣吾郎、草なぎ剛

 ジャニーズ事務所を退所した元SMAP3人が発端!? 公正取引委員会が、芸能事務所を退所したタレントの活動を一定期間禁止する契約は、独禁法違反に当たるとの見解をまとめたことが27日に分かった。

 事務所が強い立場を利用した契約は、独禁法の「優越的地位の乱用」にあたり、悪質な場合は行政処分に踏み切る。これまでは一定の範囲では認められていたが、今後は原則禁止する。公取委は業界団体を通じて事務所に通知する。

 芸能活動を不当に制約し、事務所や芸能人の競争を妨げると判断した。契約が見直されれば、芸能人の待遇が改善したり、事務所間での移籍が増えて、ファンにとって魅力的な作品の制作が進んだりする可能性がある。

 契約では、退所後に数か月から数年間、芸能活動ができない「競業避止義務」と呼ばれる規定を設けるケースが多い。

 他業界でも営業秘密やノウハウの流出を防止する対策で活用されるが、事務所と芸能人の間でこの規定は必要ないと判断した。

 公取委関係者は「退所を思いとどまらせるために存在しているだけだ」と指摘した。

「公取委は、ジャニーズ事務所を退所した元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾を念頭に置いているのかもしれません」と指摘するのは芸能関係者だ。

 今年7月、退所した同グループ3人のメンバーを番組に出演させないようテレビ局に求めていた疑いがあり、独占禁止法違反につながる恐れがあるとして、公取委がジャニーズ事務所に「注意」したことが明らかになったのは周知の通り。だが、問題はある。

「テレビ局が勝手に自主規制した場合はどうなるのか。それに、売れた後どんどん退所されたらさすがに事務所も困る。下手すれば倒産しかねないので、もっと工夫が必要なのでは」(同関係者)

 今後、議論を呼びそうだ。

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