吉本新喜劇・佐藤太一郎 突然死を描く舞台は「厚労省関係者に見てほしい」

吉本新喜劇・佐藤太一郎 突然死を描く舞台は「厚労省関係者に見てほしい」

左から桂吉弥、佐藤太一郎、兵動大樹

 吉本新喜劇座員の佐藤太一郎(41)が29日、大阪市のABCホールで、舞台「はい!丸尾不動産です。〜本日、家に化けて出ます〜」(30日から12月2日)のゲネプロに登場した。

 同舞台は、お笑いコンビ「矢野・兵動」兵動大樹(49)と落語家・桂吉弥(48)がダブル主演のしゃべくりコメディー第2弾。兵動演じる、うだつの上がらない不動産営業マンが、土地売買の交渉をしていた独り暮らしの老女が急死。しかし、死んだはずの老女が女子高生の幽霊となって再登場し、吉弥演じる息子や家族、付き合いのあった人々と思いを語り合うというストーリーだ。

 老女にすり寄る詐欺師役で登場する佐藤は「やるべきことはすべてやってきた。あとはお客さんに入ってもらうだけ。2回目から4回目はまだお席に余裕がありますので、たくさんの方に来ていただければ」とアピールした。

 終末期に備え、家族や医師らと、どのような治療やケアを受けたいかを話し合う厚生労働省の取り組み「人生会議」の啓発活動の一環で、吉本新喜劇座長の小籔千豊(46)を起用したポスターが多くの批判を受け、発送が中止された。ポスターには「大事なこと何にも伝えてなかったわ」「あーあ、もっと早く言うといたら良かった」などの言葉が書かれていた。同舞台で描かれるのは突然死だが、家族と思いを語り合ってこなかったという共通点もある。

 これについて佐藤は「人生会議については全く意識していなかったです」と話した上で、「今回のお芝居は受け取り方が一つでなくていいと思っている。独り暮らしで余生を送るのが幸せと思う方もいるし、家族に看取られた方が幸せという方もいる。人生会議もそう。それぞれの死生観に当てはめて、いろんなものを持ち帰っていただければ。厚労省の方にも見ていただければいいですね」と語った。

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