【通常国会開会】服装から見える女性議員の2020年

【通常国会開会】服装から見える女性議員の2020年

左から三原じゅん子氏、塩村文夏氏、河井案里氏

 20日に召集された通常国会では、恒例となっている和装振興議員連盟に所属する議員が中心となって、紋付き羽織はかまや着物姿などで登院し、普段とは違った風景となった。昨秋、公選法違反に関する疑惑で相次いで閣僚を辞任した自民党の河井克行衆院議員、菅原一秀衆院議員をめぐる問題、IR疑獄など、嵐が予想される通常国会で、服装から見える女性議員の2020年はどうなるか。

 参院本会議場で周囲を驚かせたのはウグイス嬢への日当過払いで、夫の河井前法相とともに公職選挙法違反容疑で家宅捜索などを受けた自民党の河井案里参院議員(46)が約2か月半ぶりに国会に姿を現したことだ。

 普段は派手ないでたちで「勝負服は白」と公言していたが、この日は黒のジャケットとスカートといたって地味なもの。

「KY(空気が読めない)な案里氏だけに着物で来るんじゃないかともいわれたが、さすがにそれはなかった。国会議員は会期中、不逮捕特権があるので、いきなり逮捕されることはないが、捜査は進んでおり、外堀は埋められつつある。いずれ議員辞職に追い込まれる可能性が高い」(永田町関係者)

 参院同党会長室を訪れた後、報道陣の取材に応じた案里氏は「(診断された適応障害の)病状を見ながら、国会活動を再開させていただくと報告しました」と話した。

「全身真っ黒の喪服のような姿でビックリした。顔色は悪いし、まだ公務ができる状態ではないのでは。秘書が取り調べを受けて精神的に相当追い詰められた様子。長丁場の国会は皆勤賞といかないはず。また休むだろう」と自民党参院議員。

 ジャケットからのぞくブラウスもベージュ色で、身の潔白を訴える意味でもある“シロ”を着用する余裕もなかったようだ。

 桜を見る会問題やIR汚職事件で自民党は弱り目にたたり目とあって、他の女性議員も例年より地味な色あいが目立った。和装振興議連の事務局長を務める“音頭役”の野田聖子衆院議員(59)や“筆頭格”の丸川珠代参院議員(49)、森雅子法相(55)らは黒を基調としたシックな着物だった。

 そんな中、艶やかな着物姿で一際目を引いたのは、自民党の三原じゅん子参院議員(55)と立憲民主党の塩村文夏参院議員(41)だった。

 三原氏はアシンメトリー(左右非対称)の髪形に黄色の品ある着物姿で、元女優の貫禄を見せつけた。昨年は「恥を知りなさい!」演説で、大臣ポストにあと一歩まで迫っただけに今年こそはと気合が入る!?

 一方、都議時代に「セクハラやじ」の被害者で注目を浴びた塩村氏は、昨夏の参院選で初当選し、通常国会に臨むのは初。水色とピンク色のグラデーションで清楚な着物姿を披露した。「都議時代に着物は一切ありませんでしたけど、国会議員になってから急に増えました。国会と都議会は文化とか伝統、格式が違う」(塩村氏)。改めて国会議員バッジの重みを感じているようだ。

「桜を見る会やカジノの問題があって、スキャンダルの追及というより、国会議員として行政監視の仕事がある。その面からもしっかりやらないといけない」と1年生議員ながら手ぐすね引いた。やはり、荒れる国会となりそうだ。

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