「吉本辞める!」の加藤浩次、令和元年の“名言・暴言”傑作選

加藤浩次

 好戦的で歯に衣着せぬ発言から狂犬≠フ異名を持つ、お笑い芸人の加藤浩次。6月に発覚した闇営業問題に端を発した“加藤の乱“はしりつぼみになった感があるものの、以降は視聴者をスカッとさせるコメントが際立った。

 まずは、7月に公正取引委員会がジャニーズ事務所に対して注意喚起した芸能界の「圧力問題」について。同月18日の「スッキリ」(日本テレビ系)で加藤は「ジャニーズ事務所に限らず、大手の事務所を独立したタレントは何年かテレビに出られなくなるというのは、視聴者も気づいている」としたうえで、「この業界全体がこれから変わっていくきっかけになればいいと思う」と発言。これには視聴者も《加藤、よく言った!》《グッジョブ!》などのエールが集まった。

 ジャニーズについては9月に関ジャニ∞の錦戸亮が退所・独立したときも、同番組で「錦戸君の仕事が制限されない世界、世の中であってほしい」と釘を刺すことを忘れなかった。12月23日には同番組に錦戸が登場、自らの言葉を実現させた。

 加藤の舌鋒は、仲間内の不祥事にも向けられた。闇営業事件に続いて、チュートリアルの徳井義実に多額の申告漏れと所得隠しが発覚。徳井が活動自粛を発表した翌日の10月28日放送の「スッキリ」で加藤は、「経費で自分の洋服とか旅行とかにも使っていた」と徳井がプライベートの出費を経費として計上していたことに言及。会見で「自身のルーズさが原因」と話していた徳井に対して「ルーズだったら、そんなもの(領収書を)出すなよって」と矛盾を指摘しズバッと斬り捨てたのだ。

 北海道出身の加藤ならではのコメントが飛び出したのは、東京五輪のマラソンと競歩が札幌開催に変更となった報道において。小池都知事の「涼しいところなら北方領土で」発言などに煽られた“アンチ札幌”の風潮が我慢ならなかったようで、加藤は11月6日放送の「スッキリ」で「北海道は悪くない。札幌が無理やり奪ったわけでもないわけ。IOCの決定で急に言われて何とかしようとしているのが札幌。急に言われて困っているんだから、運営側、日本陸連、組織委員会、東京都も全部協力しないとダメ」と熱く擁護したのだった。

 加藤は世相にも斬り込んでいる。8月30日放送の「スッキリ」では、インスタグラムが「いいね!」を非表示にする試験を行ったことについて持論を展開。街頭の意見は賛否両論だったが、MCの近藤春菜が着ているジャケットを加藤は褒め称え、「100、200の『いいね!』より、『あなたのジャケット、いいね!』という、1対1の『いいね!』のほうが強い」と強調。「『いいね!』の数で、人間の価値は測れない」と言い切った。

 記憶に新しいところでは12月3日放送の「スッキリ」。名古屋市内の小学校で、被害者の男子児童が同級生らから10万〜20万円の金銭を要求されたいじめ問題について、加藤は吠えた。「いじめというより恐喝ですよ」と、単なるいじめではないことを強調。視聴者からは《加藤さんが正論》《これはいじめではなく犯罪》と、これまた賛同の声が相次いでいる。

「タレントの不祥事や社会問題に対してだけでなく、妻へのノロケも男前≠ナした。11月15日放送の『スッキリ』で、奥さんとはラブラブですか?≠ニ聞かれた加藤は『結婚当初から気持ちは変わりませんよ』と答えた後、『あっ、ごめん。うそ!』と撤回し、『結婚当初より(愛情が)増えてた』と発言。ほんとかどうかはわかりませんが、お茶の間の主婦層をジーンとさせましたね」(芸能記者)

 来年は「吉本辞める!」以上のコメントが飛び出すのか? 狂犬・加藤のスカッとする言葉を楽しみにしたい。

(石田英明)

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