「WBS」放送時間変更で「報ステ」大ピンチ!?「決戦は木曜日」のナゼ

大江麻理子,徳永有美

 2004年の放送開始以来、夜10時台において常に10%前後という視聴率を維持する「報道ステーション」(テレビ朝日系)。緊急事態宣言が発出された1月7日には15%超の視聴率をマークし、民放の報道番組では独走態勢に入っている。

 ところが、4月の改編で「ワールドビジネスサテライト(WBS)」(テレビ東京系)の放送開始時間が23時から22時に1時間繰り上げとなることで、関係者の間からは、「美人キャスターの全面対決」を指摘する声が聞こえてくる。放送ジャーナリストが語る。

「WBSは1988年4月にスタートした日本で最も歴史ある経済ニュース番組で、日経新聞系列とあって、世の中の出来事をそのまま報じるのではなく、あくまで切り口は経済。バブル崩壊からリーマンショック、東日本大震災、そして新型コロナといったニュースを、企業からの視点で伝えてきました。またメインキャスターには、政治家転身前の小池百合子都知事をはじめ、その後も元テレ東アナの田口恵美子氏、元CAでNHKのキャスターも務めた小谷真生子氏らを起用。2014年からは大江麻理子アナがキャスターを務めていますが、視聴率は3〜4%ながら、ビジネスマンを中心に根強い人気があります」

 同番組が33年の歴史の中で枠を移動するのは、今回が初めてとされ、春からもこれまでと変わらず大江アナがメインキャスターを務めるという。

「大江アナは2001年にアナウンサーとしてテレビ東京に入社。報道番組のほか、『出没!アド街ック天国』や『モヤモヤさまぁ〜ず2』などのバラエティにも起用され、幅広い世代の視聴者に親しまれています。オリコンが行う恒例の『好きな女性アナウンサーランキング』では昨年5位にランクインしていますからね。番組内容もしかりですが、『報ステ』のメインキャスター、徳永有美アナとのキャスター対決も見ものですね」(前出・放送ジャーナリスト)

 そんなこともあって、WBSの前倒しスタートの発表を受けてSNS上では、

《他のしょうもないバラエティより大江さんの笑顔に需要がありそう》《マスク着用で出演する大江アナは信頼できる》《いつもより1時間早く大江キャスターが拝めるのは、ちょっと得した気分》とその多くが歓迎ムード。その一方では、《大江キャスターが22時台にきたら裏の報ステとザッピングしてしまいそう》《現役サラリーマンはどっちを見るべきか? 経済情報ならWBSに軍配かな…》などなど、「報ステ」とのカブリを危惧する声もあったが、現時点では互角といったところか。

「『WBS』のテレ東はコロナ禍の働き方改革により出勤率を7割〜8割まで減らすことを達成、優良企業として評価されています。一方の『報ステ』はコロナ禍で“番組内クラスター”が発生するなど、このところマイナスイメージが強いですからね。同じ報道番組ということもあって、やはり一定数の視聴者が『WBS』に流れるのは避けられないでしょう。気になるのは木曜日の視聴率。『WBS』の繰り上げは月曜日から木曜日までで、『報ステ』で徳永アナがキャスターを務めるのが水曜日まで。木曜日にはクラスター騒動や家庭問題でミソをつけた富川悠太アナがメインとなることから、この日だけは世の男性視聴者が一気に『WBS』へと流れる可能性があり、改編後は“木曜日決戦”に注目が集まりそうです」(民放キー局関係者)

 はたして、一強時代の終焉は来るのか……視聴者の選択はいかに。

(灯倫太郎)

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