「いだてん」第1回箱根駅伝を描写 瀬古氏、谷口氏、原監督が語る“箱根の意義”

「いだてん」第1回箱根駅伝を描写 瀬古氏、谷口氏、原監督が語る“箱根の意義”

大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜」第19話で描かれる第1回箱根駅伝(C)NHK

 歌舞伎俳優の中村勘九郎(37)が前半の主演を務めるNHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜」(日曜後8・00)は19日、第19話「箱根駅伝」が放送され、1920年(大9)の第1回箱根駅伝を描く。陸上界のレジェンド・瀬古利彦氏(62)、谷口浩美氏(59)、青学大の原晋監督(52)が箱根駅伝の意義と作品への思いを述べた。

 早大OBで第53〜56回大会に出場した瀬古氏は「一番の思い出は4年生の時の最後の1キロで、中村清監督が“卒業のみやげに”と伴走車から仁王立ちで校歌を歌ってくれたこと。母校を背負って走る重みを身に染みて感じた瞬間でした。この時、モスクワ五輪の出場がほぼ内定し、メダリスト候補と期待されていたこともあり、沿道からも大声援を頂きました。とめどなくあふれる涙を拭いながら、タスキをつないだことは今でも忘れられません」と振り返った。

 「いだてん」については「金栗四三さん(勘九郎)の素朴で真面目なところは長距離選手そのもので、短距離選手・三島弥彦さん(生田斗真)の華やかさとの対比もよく描かれています。金栗さんが取り入れていた砂浜での耐暑訓練は、僕も実際に行なっていたので驚きました。『いだてん』は共感することが多くあり、見ていて本当に楽しいです。駅伝がなければ日本のマラソンはこんなに発展していません。そんな日本マラソンの原点ともいえる箱根駅伝の第1回大会のドラマですから、テレビの前で正座して見たいと思います」と語る。

 日体大OBで第57〜59回出場の谷口氏は「朝早くのスタートで、寒さへの準備が大変でした。また、道路が凍っていないかなど、気象条件を気にしていました。3年と4年の時に区間新を連続で更新し、更新の内容が非常にマラソンに取り組むための財産となりました」と回顧。ドラマで第1回箱根駅伝の成り立ちが描かれることについて「知らないことを教えてもらう絶好の機会だと捉えています」とコメントした。

 第91〜94回で史上4校目の箱根駅伝・総合4連覇を達成した青学大の原監督は箱根について「16年前に縁もゆかりもなく25年以上箱根駅伝出場から遠ざかっていたチームの強化に乗り出した、青山学院大学陸上部の監督に就任するため広島から上京してきた。私と妻は人生をかけプロジェクトに挑んだ。今では部員数50名を超え、学生三大駅伝を10冠する強豪チームへと成長し感慨深いものがある。まさしく青春ドラマである。そのドラマは箱根駅伝がある限り続くだろう」と振り返り「根駅伝の存在なくして日本長距離界の進化はないでしょう」と同大会の意義を話した。

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