佐藤浩市の息子・寛一郎「2世」は覚悟「口にするのが怖かった」俳優 名字外して勝負!10月日曜劇場出演

佐藤浩市の息子・寛一郎、名字外して勝負 木村拓哉主演「グランメゾン東京」に出演

記事まとめ

  • 佐藤浩市の息子の寛一郎が、木村拓哉主演TBS日曜劇場「グランメゾン東京」に出演する
  • 2世俳優と言われることには「それ込みでなりましたから。覚悟しています」と意気込み
  • 17年デビュー、映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」で第27回日本映画批評家大賞の新人男優賞

佐藤浩市の息子・寛一郎「2世」は覚悟「口にするのが怖かった」俳優 名字外して勝負!10月日曜劇場出演

佐藤浩市の息子・寛一郎「2世」は覚悟「口にするのが怖かった」俳優 名字外して勝負!10月日曜劇場出演

10月スタートの日曜劇場「グランメゾン東京」にレギュラー出演する寛一郎(C)TBS

 俳優の佐藤浩市(58)を父に持ち、2017年にデビューした若手注目株の俳優・寛一郎(23)が、木村拓哉(46)主演のTBS日曜劇場「グランメゾン東京」(10月20日スタート、日曜後9・00)にレギュラー出演することが22日、分かった。映画を中心に活動してきたため、ゴールデン帯の連続ドラマにレギュラー出演するのは今回が初。“2世俳優”と言われることには「それ込みでなりましたから。覚悟しています」とキッパリ。デビューの経緯や芸名に込めた意味、今作について寛一郎に聞いた。

 9月中旬、横浜の緑山スタジオ。木村、鈴木京香(51)沢村一樹(52)と並び、レストラン店舗を作っていくシーン。「スターの皆さんの横にいさせていただいています」としながらも「いい緊張感を持ってやれています」と萎縮はない。

 木村が令和最初に出演するドラマで挑むのは、型破りなフランス料理シェフ。パリの二つ星フランス料理店を経営していたが、己の慢心から招いた重大事件により店も仲間も失った主人公・尾花夏樹(木村)が、女性シェフ・早見倫子(鈴木)と出会い、どん底から再起を図り、三つ星レストラン「グランメゾン東京」を作り上げようと奮闘する姿を描く。

 寛一郎が演じるのは「グランメゾン東京」の従業員・芹田公一。居酒屋で半年間アルバイトをしていたものの、インターネットに掲載された「グランメゾン東京」の従業員募集を見つけ「面白そう」と、すぐさま直感的に応募。料理に対する真っすぐな熱い気持ちを見抜いた尾花が即、採用。尾花たちの料理にかける情熱を目の当たりにし、料理人として、1人の男として成長していく。

 数々のヒット作を生み出している同局看板枠からのオファーについて、寛一郎は「小さい頃から映画が好きで、デビューしてからもずっと映画をやらせていただいて、いわば映画畑で育った僕が日曜劇場に出させていただける日が来るなんて、夢にも思いませんでした。驚きも、不安も、喜びもあります」と率直な心境。

 役作りについては「料理の職人の中で、僕だけ居酒屋アルバイトの経験しかない一般人。視聴者の皆さんも共感しやすいんじゃないかと思います。テンションが高い役で、普段の自分とは違うので、きついかなと思っていたんですが、素敵な現場で皆さんと一緒にお芝居をしたら、そんなことは全然、気になりませんでした。苦労はあまりありません」と順調そのものだ。

 「2次元の脚本から、僕たちが3次元で演じる時、どうしても整合性の取れないことがありますが、木村さんは例えば脚本上にはない『ん?』とかの一言をアドリブで入れてくれる。本当に細かいことですが、それでとてもやりやすくしてくれるんです」と舌を巻き「僕が言うのもおこがましいですが、この現場で成長して、もっと木村さんを助けていけたらと思っています」と座長へのサポートを誓った。

 同局の伊與田英徳プロデューサーは「実は、寛一郎さんと初めてお会いしたのは、三國連太郎さんの三回忌の時でした。祖父である三國さんを想い、涙しながらも、その時、来場されていた方々に丁寧に対応する彼の姿を見て、心を打たれました。演技に対する情熱がストレートに伝わってきたことも記憶しています」と寛一郎との出会いを回想。

 「今回、お願いした芹田公一という役は、未完成な若者です。そして、作品の中で大きく成長し、一人前の男になる人物です。緊張感のあるシーンに公一の人間性が加わることで、温かいシーンになることもあれば、物語の展開に大きな影響を与えるきっかけになることもあります。是非とも、寛一郎さんに演じていただきたいと思い、オファーをしました」と起用理由を説明。「寛一郎さんがこの役をどのように演じるのか、皆さん、楽しみにしていただければと思います」と期待している。

 17年に俳優デビュー。映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」(監督廣木隆一)で第27回日本映画批評家大賞の新人男優賞を受賞。18年には映画「菊とギロチン」で第92回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞に輝いた。

 俳優になることを決意したのは18歳の時。小さい頃から父に連れられ、映画の現場を見るなど「一番近い職業だったので、どこかで否定していましたが、否定するということは気にしてしまっているということ。思春期を経て、役者という仕事にちゃんと向き合えたのが、その時期でした」と振り返る。子どもの頃にあこがれた職業も「物心がついて自我を持ってからは、他にありません。『将来、何になりたいの?』と進路を聞かれるのが嫌で。たぶん、俳優になりたいと口にするのが怖かったんですね」。俳優になるのは“必然”だったが、決心には時間がかかった。

 既に実家を出ており、仕事については「僕が親父に報告しなくても、母がします。母は喜んでくれますね」。今回の大抜擢については、木村と共演歴のある父から「拓哉と一緒なんだってな」と言われ「『そうだよ』と返したぐらいで、会話のラリーはありません(笑)。親父とは普通に話はしますが、芝居について踏み込んだ話はしないですね。僕も親父も恥ずかしいんでしょうね」と父との今の“関係性”を明かした。

 良くも悪くも注目される2世俳優。「それ込みで俳優になりましたから。生まれた時からずっと言われてきましたし、役者にならなくても言われたと思いますし。これから言われることが多くなっても、それは覚悟していることなので。親は関係ないと人は強いですが、僕はそうじゃないので、積み重ねていくしかないと思います」と周囲の雑音もパワーに変える構え。「ただ、デビューから2年やってみて、自分のことを分かって応援してくれる人がいるので、頑張れるというところはあります」と感謝した。

 芸名の寛一郎は本名。「寛は寛大の『寛』。僕は予定日より2カ月ぐらい早く生まれて体重1600グラムぐらい未熟児だったので、大きく伸び伸びと育ってほしい、寛大な心を持ってほしいという意味が込められたと親に聞きました。一郎は何ですかね(笑)。イチ(一)は親父(市)に入っていて、郎は(祖父の)三國(連太郎)に入っていますが、字面のバランスがよかったのかもしれません(笑)。寛一郎にしたのは短い名前がよかったのと、やっぱり親父のイメージがあるので、佐藤は付けたくなかったんです」と己の力で勝負する決意を込めた。

 今後の目標については「周囲の期待に応えるしかないと思います。そして、いい意味で期待を裏切れる役者になりたい」と展望。今、最も好きな海外俳優は映画「君の名前で僕を呼んで」「レディ・バード」などのティモシー・シャラメ(23)。「目指すのとは違いますが、色気が半端ないです」。木村主演の話題作で、寛一郎の存在を知る人も多いかもしれない。さらなる飛躍のきっかけになりそうだ。

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