「消えた天才」など終了にTBS社長謝罪「継続は難しいと判断した」

「消えた天才」など終了にTBS社長謝罪「継続は難しいと判断した」

TBS社屋

 TBSの佐々木卓社長は30日の定例記者会見で、バラエティー「消えた天才」(日曜後8・00)と「クレイジージャーニー」(水曜後11・56)の放送終了について、「大変残念ではありますけども視聴者の信頼を損ねてしまっている現状では、2つの番組を継続して行くことは大変難しいと判断した」と述べた。

 また、「これまで番組をご覧になって頂いた視聴者のみなさま、出演者のみなさま、協力して頂いた方、関係者のみなさまに改めてお詫びを申し上げたいと思います」と謝罪。「放送局にとって今一番大切なのは視聴者に信頼されることだと思っております。再発防止を徹底したい」とし重ねて強調した。

 2番組とも追加調査では「これまで公表したもの以外に不適切な加工などは確認されなかった」と報告した。

 「消えた天才」は8月11日の放送で過剰演出が判明し、9月8日から放送を取りやめた。野球のリトルリーグ全国大会で全打者三振の完全試合を達成した当時12歳の投手の試合映像を放送した際、映像を早回しすることで実際の投球よりも速く見えるように加工。捕手へ届くまでの約0・5秒間を2割程度速くしていた。放送した31球のうち7球の映像は過剰に加工されていた。放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会が放送倫理違反の疑いがあるとして審議入りすると決めた。

 「クレイジージャーニー」は9月11日から放送を休止。爬虫類ハンターがメキシコに生息する珍しい生物を探して捕獲する旅に同行し、放送で紹介した6種類の生物のうち4種類は、番組スタッフが現地の取材協力者に依頼し、ロケの前に準備していた生物を使っていた。過去10回の放送でも捕獲した生物のうち、11種類は事前に準備していたものだった。

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