「エール」山崎育三郎が語る“親友”窪田正孝&中村蒼との“絆”「信頼と感心」窪田持参の弁当に興味津々

「エール」山崎育三郎が語る“親友”窪田正孝&中村蒼との“絆”「信頼と感心」窪田持参の弁当に興味津々

連続テレビ小説「エール」第61話。健闘を誓い合う「福島三羽ガラス」。(左から)裕一(窪田正孝)久志(山崎育三郎)鉄男(中村蒼)(C)NHK

 ◇「エール」山崎育三郎インタビュー(上)

 「レ・ミゼラブル」「モーツァルト!」「エリザベート」などの名作を彩るミュージカル俳優の山崎育三郎(34)がNHK連続テレビ小説「エール」(月〜土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)にレギュラー出演。主演の窪田正孝(31)中村蒼(29)と「福島三羽ガラス」を形成し、3人による息の合った掛け合いが視聴者を魅了している。「あさイチ」(月〜金曜前8・15)の近江友里恵アナウンサー(31)も今月22日の“朝ドラ受け”で「福島の3人がいるのを久しぶりに見て、ホッとしちゃいました」。ドラマの要の1つとなっている「3人の絆」を山崎が明かした。

 朝ドラ通算102作目。男性主演は2014年後期「マッサン」の玉山鉄二(40)以来、約6年ぶりとなる。モデルは全国高等学校野球選手権大会の歌「栄冠は君に輝く」などで知られ、昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而(こせき・ゆうじ)氏(1909〜1989)と、妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)氏。昭和という激動の時代を舞台に、人々の心に寄り添う曲の数々を生み出した作曲家・古山裕一(窪田)と妻・関内音(二階堂ふみ)の夫婦愛を描く。

 朝ドラ初出演の山崎が演じるのは、裕一の小学校の同級生・佐藤久志。のちに東京の音楽学校を卒業し、歌手に。裕一、作詞家の村野鉄男(中村)とともに「福島三羽ガラス」と呼ばれる。父が県議会議員という裕福な家の息子。小学時代は「存在感はあるのに、気配を消すのは得意なんだ」。モデルとなったのは、戦時歌謡から「イヨマンテの夜」などの歌謡曲で知られる歌手・伊藤久男氏。実際に古関裕而氏の親友だった。

 「福島三羽ガラス」の関係性について、山崎は「久志は、特に音楽の才能に敏感です。裕一の才能をいち早く見抜いたのも久志ですし、それをどうにか形にしたいと願ってもいる。裕一は久志にとって気になって仕方ない弟のような存在ですね。ですが、実は久志が裕一に助けられている部分もあって…。2人は全く違うタイプだからこそ、補い刺激し合える仲なんです。鉄男に関しても、まず彼の作詞家としてのセンスに惹かれています。そして、鉄男の男らしさ、真っすぐさといった自分にはない部分にも一目置いているんです。何より久志は、この2人となら何でも言い合える。ついついカッコつけてしまう久志ですが、裕一と鉄男の前だけは自分を解放して、本来の自分でいられるんです。そういう意味で、福島三羽ガラスの3人は“親友”ですよね」と分析した。

 窪田とは約5年ぶりの共演となり「以前は勢いのある若手俳優といった印象でしたが、今回はガラリと変わって、座長としての風格を強く感じますね。作品に関わるすべての人に意識を向けながら、その誰とも誠実に接している。歳は僕より2つ下なのですが、彼のそんな姿勢に強い刺激を受けるとともに深い信頼を置いています」と絶賛。中村についても「鉄男と180度違って、実はとても穏やか。繊細で心優しくて、どちらかというと裕一のようなタイプの人なんです。いつも僕と窪田くんの話を、ニコニコ頷きながら聞いてくれます。でも、いざ収録となると、途端に鉄男に変わる。あの集中力には感心させられます」と脱帽している。

 撮影の合間も終始、3人がコミュニケーション。「『これからエールをどうやって盛り上げていこうか』といった話をする時もありますし、僕が2人にミュージカルに関する話をする時もあります。最近よく話題に上るのは、窪田君のお弁当。彼は食に対してとてもストイックで、毎日必ずお弁当を持ってきているんです。しかも、体のことを考えたおかずばかり。窪田君の食に関する話を、僕と蒼君が興味津々で聞いているということが多いですね」と打ち明けた。

 「タイトルが示すように、この作品は見る方に寄り添い、励ましのメッセージを送るようなドラマです。何よりも、そこに音楽の力が加わることで、より強いメッセージを届けられる。誰だって音楽は身近にあって、音楽に救われながら生きている人がたくさんいると思うんです。是非『エール』という作品から、音楽の力を感じ取っていただきたい。そして大変な今だからこそ、全国の皆さんに見ていただきたい作品ですね」

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