「半沢直樹」黒崎「大っ嫌い!」も半沢愛&去り際にネット涙 愛之助も「グッと来た」名場面 箕部追及託す

「半沢直樹」黒崎「大っ嫌い!」も半沢愛&去り際にネット涙 愛之助も「グッと来た」名場面 箕部追及託す

日曜劇場「半沢直樹」第8話。半沢(堺雅人)に箕部(柄本明)追及を託す黒崎(片岡愛之助)(C)TBS

 俳優の堺雅人(46)が主演を務めるTBS日曜劇場「半沢直樹」(日曜後9・00)は13日、当初予定の6日から急きょ延期された第8話が放送され、歌舞伎俳優の片岡愛之助(48)演じる金融庁の主任統括検査官・黒崎が箕部幹事長(柄本明)の怒りを買い、同庁から異動となった。駆けつけた因縁の相手・半沢(堺)に対し「大っ嫌い!」と言いながらも、箕部の“闇”に迫るヒントを託した。その“半沢愛”と去り際に、SNS上は涙も。ドラマ屈指の名場面の1つとなった。宿敵同士の半沢&大和田(香川照之)に続き、半沢&黒崎の“共闘”も実現し、大反響。愛之助も「半沢は一筋の光。僕、このシーンが大好きですよ」と語った。

 インターネット上には「最後の黒崎さん、カッコ良すぎて目頭が熱くなった」「最後、黒崎の後ろ姿には泣きました」「黒崎検査官の半沢愛が泣けてきた」「あの黒崎から託されるとか、何という激アツ展開」「普通に泣けた。『半沢直樹』で涙を流すとは思いもよらなかったけど、それだけ自分が入り込んでいるのだと再認識」などの書き込みが続出した。

 放送開始早々、午後9時19分には「#半沢直樹」が8話連続となるツイッターの世界トレンド1位。オンエア終了直後(午後9時55分)、Yahoo!リアルタイム検索のトレンドには「大和田」が1位、「黒崎」が2位、「半沢直樹」が3位、「宮野」が7位、「タブレット福山」が10位、「紀本」が15位と関連ワードが次々とランクイン。SNS上を席巻した。

 愛之助演じる黒崎は旧大蔵省銀行局出身の切れ者エリート。前作は前半に大阪国税局統括官として、舞台が東京に移った後半は金融庁検査局主任検査官として半沢の前に立ちはだかったが、2度も苦杯。プライドが高く神経質、何故かオネエ口調。激高した時に部下の急所をつかむという個性的なキャラクターは大きなインパクトを残し、愛之助も「片岡愛之助という存在を世に知らしめてくれたドラマ」と“転機”の1つと位置付ける“当たり役”となった。

 続編に初登場したのは第3話(8月2日)。銀行検査官から異動し、証券取引等監視委員会事務局証券検査課統括検査官として半沢の前に出現。IT業界の雄・スパイラルの窮地を救う半沢の秘策「逆買収」計画書を狙い、東京セントラル証券への立ち入り検査を指揮した。半沢のパソコンを調べる際には「これ、直樹のよね?」と下の名前で呼んだ。

 2度目の登場は第6話(8月23日)。帝国航空の経営再建をめぐり、半沢は政府による500億円もの債権放棄の要求を拒否。半沢に楯突かれ、怒り心頭の白井国交相(江口のりこ)は刺客として検査官の黒崎の銀行に送り込む。

 半沢が銀行に復帰したことを知らない黒崎は因縁の相手を見つけるなり、歩み寄り「あなた、いたの?さては電脳の粉飾を見破ったおかげで、こっちに返り咲いたってわけね。あたしと一緒!」と左目をウインク。「急きょ呼ばれちゃってね。正直いい迷惑だったんだけど、あなたが担当者だなんてね〜。おかげで、ファイト満々よ!」と再会を喜ぶかのようなハイテンション。別の検査官が担当だと聞いていた半沢も黒崎の姿に驚き、黒崎の「ファイト満々よ!」には目を閉じ、苦々しく観念した様子。大和田は、そのやり取りに嫉妬するように2人の方を睨みつけた。

 「与信判断」(銀行が融資を実行した際、その判断が正当だったかの確認)について金融庁の緊急ヒアリングが始まると、黒崎はジリジリと半沢を追い詰め、数字の矛盾を指摘。「さあ、どう申し開きするつもりなの!『な・お・き♪』」と迫った。

 SNS上には「完全に黒崎さんの方が半沢ファンに思えるんだけどw」「黒崎に直樹が盗られないかと嫉妬する大和田取締役」「再会に喜ぶ黒崎さん。黒崎さんのアプローチに押される半沢さん。嫉妬する大和田さん。見事な三角関係」などの書き込みが続出した。

 そして、第8話は半沢が箕部幹事長の怒りを買ったため、中野渡頭取(北大路欣也)が参考人招致されるというピンチに。半沢は箕部の不正を追う中、黒崎もまた箕部を追っていて…という展開。

 (※以下、ネタバレ有)

 15年前に箕部に融資された20億円の“闇”に迫った半沢だったが、自殺した東京中央銀行の元副頭取・牧野(山本亨)の口座には、不正融資を行っていたと噂される会社から高額入金があった。“見返り”を受け取っていた牧野のためを思い、箕部は表沙汰にしなかった。業務停止命令の可能性も示唆され、半沢は「大変、大変、失礼いたしました」と深々と頭を下げ、引き下がるしかなかった。

 そして、黒崎も「もう1つ、邪魔な枝があった」(箕部)と怒りを買い、金融庁から異動。大和田から知らされた半沢は、居ても立っても居られず、金融庁へ急行した。

 黒崎は金融庁の建物に一礼。駆けつけた半沢に「聞いたんでしょ?もう検査官じゃないわよ。政府に逆らうなんて、ホント、バカなことをしたわ。誰かさんに影響されたせいかしら?いいわ、検査官じゃなくなった私から、最後に1つ教えてあげる。伊勢志摩ステートを調べなさい。今、私が言えることはここまで。金融庁はもうこの件から手を引くわ。もうこれ以上、箕部を追うことはできない」とヒントを与え「私も焼きが回ったかしら?でも、もう、あなたしかいないのよ」と託した。

 「あなたのことなんて、大っ嫌い!だから最後まで、私が大っ嫌いなあなたでいてちょうだい。半沢次長」――。半沢は「黒崎検査官!」と一礼。半沢への思いを吐露した黒崎はニヤリと立ち去る。因縁の2人の“共闘”。黒崎の背中に、半沢も決意を新たにした。

 ラストの展開について、愛之助は「まさか、あの黒崎がそう来たかと、ご覧いただいた皆さんも驚かれているんじゃないでしょうか。僕も最初に台本を呼んだ時は、グッと来ました」と心境。

 「黒崎もそれなりの地位にいるにもかかわらず、いくら頑張っても大きな組織には太刀打ちできない。それが闇の深さといいますか。ただ、数々の困難を乗り越えてきた半沢に『最後まで私が大っ嫌いなあなたでいてちょうだい』と言いながらも、後のことは頼んだぞ、と託したんですね。彼なら何とかしてくれるんじゃないか。半沢は一筋の光。僕、このシーンが大好きですよ」と解釈を明かした。

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