スタバ25周年記念、“ご当地フラペチーノ”に賛否両論 こじつけ感が滲み出て

スターバックスの25周年記念“ご当地フラペチーノ”に賛否両論 「こじつけ」と指摘も

記事まとめ

  • スターバックスが日本進出25周年を記念し、"47JIMOTO(地元)フラペチーノ"を発売した
  • 北海道の"とうきび クリーミー フラペチーノ"に「チーズやメロンあったやん」との声も
  • 山口県"かさねちょる ごまっちゃ フラペチーノ"に「なぜ夏みかんじゃないの」と指摘も

スタバ25周年記念、“ご当地フラペチーノ”に賛否両論 こじつけ感が滲み出て

スタバ25周年記念、“ご当地フラペチーノ”に賛否両論 こじつけ感が滲み出て

スターバックス公式HPより

 6月30日、スターバックスが日本進出25周年を記念して、「47JIMOTO(地元)フラペチーノ」の販売を開始した。47都道府県ごとに、各県店舗の従業員が知恵を出し合い地元に即した、ご当地限定の期間限定商品だそうだが、ネット上では賛否両論で……。

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 米国シアトルで1971年に開業したコーヒーチェーン、スターバックスが初めて海外に出店したのが日本だった。第1号店は92年12月、成田国際空港(当時は新東京国際空港)第2ターミナルのフードコート内にオープンした。となれば、今年で29年目になるはずだが、この時はわずか9カ月で撤退している。

 95年にスターバックスコーヒージャパン(株)を設立し、改めて再進出。96年8月に東京・銀座に1号店を出店してから25年となる。再進出後の好調ぶりはご存知の通り。現在、国内に1637店舗を数えるまでに成長した。「47JIMOTOフラペチーノ」を販売したのも47都道府県全てに店舗があるからだ。販売に当たり、スタバはこう説明している。

《各都道府県のパートナーが地域のお客様を想い考案したフラペチーノを、ぜひお住いのJIMOTOでお楽しみください。》(公式HPより)


■フラペチーノとは?


 ちなみに、パートナーとはアルバイトを含む店員のこと。フラペチーノとはフラッペとカプチーノから造った造語で、スターバックスの登録商標。当初はフローズン状のコーヒー飲料のことだったが、現在ではコーヒーを使用しない商品もあって、砕いた氷を使った冷たい飲料となっている。砕いた氷さえ入っていれば、何でもありのドリンクだから、47種もの新作が可能となったのだ。

 では、「47JIMOTOフラペチーノ」はどんなものかといえば……。

 北海道の「とうきび クリーミー フラペチーノ」や青森県「じゃわめく りんご ストロベリー フラペチーノ」、宮城県「だっちゃ ずんだ抹茶 フラペチーノ」、山梨県「ててっ!! ぶどう ホワイト チョコレート クリーム フラペチーノ」、長崎県「カステラコーヒーやん! クリーム フラペチーノ」、宮崎県「てげキラッキラ 日向夏 フラペチーノ」、沖縄県「かりー ちんすこう バニラ キャラメル フラペチーノ」などは、いかにも地元の特産品を使っているから分かりやすい。ところが、これがJIMOTOか?という議論がネットで噴出しているのだ。


■JIMOTO論争


 まずは上記にもある北海道から。

《ご当地フラペチーノ なぜ北海道はとうきびなの!? 他にも色々あったでしょ!? チーズとかメロンとかあったやん…。》

《スタバのご当地フラペチーノの北海道がとうもろこしなのはなぜだ。ハスカップやメロンがあるだろって言うけど、北海道には道民熱愛コンビニ・セイコーマートで手に入る、とうきびモナカというクソうまアイスがあるんだぞ。私はとうきびフラペチーノ食べたい。》

 北海道とくれば、トウキビは妥当な気もするが……。地元民はなかなか納得しないようだ。

●山口県「かさねちょる ごまっちゃ フラペチーノ」は、《ごまの豊かな風味と奥深い味わいを歴史に見立て、抹茶パウダーを組み合わせて豊かな自然を表し、歴史と自然が融合した山口県を表現しました》とのことだが……。

《スタバのご当地フラペチーノ、「その地で何故それ?」と意味不明のもの多数。なぜそうなったか説明読むと「スゲーこじつけだな」と思いつつもこじついてるが、山口県の『かさねちょるごまっちゃフラペチーノ』は何度説明読んでもこじつかない。》

《スタバのご当地フラペチーノで山口県はなぜ夏みかんじゃないのかというツイートを多々見つけて、やはりみんなそう思ってるんだなと安心した》

●千葉県「なごみ みたらし コーヒー クリーム フラペチーノ」は、《みたらしの甘さとコーヒーの香ばしさが楽しめる味わい》だ。

《スタバの#ご当地フラペチーノ(#47JIMOTOフラペチーノよりご当地フラペのが覚えやすいな)、めちゃ好き。一番搾りとかでも昔あったけどこういう企画ほんと好き。ただ、我らが千葉県がなぜピーナッツではなく、みたらしなのかだけ一度責任者呼び出したい。》

《なぜ千葉のご当地フラペチーノがみたらし団子なのか全くわからない ピーナッツ味のクリーミー系、絶対美味しいじゃん…梨だと鳥取とかぶるけど。》

 千葉のパートナーは、特産の醤油をベースにみたらし団子を発想したようなのだが、伝わらなかったようだ。

●新潟県「ばっかいい 柿の種 チョコレート フラペチーノ」は、《チョコレートの味わいと柿の種の食感が楽しい》らしい。

《米菓はやっぱりしょっぱいのが良いですよねー。それにしても、新潟にはルレクチェなり抹茶なり他にもフラペチーノに合いそうなもの色々あるのに、なぜ柿の種……》

《スタバのご当地フラペチーノの話題から「なぜ新潟県は柿の種なのか」という議題で家族会議が起こってしまった…》

●岐阜県「やおね 抹茶 コーヒー ジェリー フラペチーノ」は《コーヒージェリーに抹茶とチョコレートを組み合わせた味わい》だ。

《岐阜は抹茶コーヒー 苦味効いてておいしかったですよ〜 しかしなぜ抹茶味になったのか?? 抹茶って京都やろ、て思ってしまいます なぜ抹茶味なんでしょー?》

《なぜ岐阜は抹茶なのか(・Д・) 高山ラーメンフラペチーノくらいにしてくれないとインパクトに欠ける!》

●群馬県「だんべぇ ヨーグルト マンゴー フラペチーノ」は《ヨーグルトの爽やかさとマンゴーのトロピカルな味わい》だが、

《ご当地フラペチーノ 群馬といえば 下仁田ネギ 嬬恋キャベツ 焼きまんじゅう 梅 伊香保うどん すき焼き… うーんっ、どれも却下されるのも分からなくはない…がなぜマンゴー? 群馬の名産マンゴー初耳だよ!》

《スタバのご当地フラペチーノ、なぜ群馬がマンゴーなのか。マンゴーなら沖縄か九州じゃないのか。確かにキャベツ味とか下仁田ネギ味とか焼きそば味は無理でも、焼きまんじゅう味とかこんにゃく使ったりとかなんとかなったのではないか。あんまり飲みたくはないけれども。》

●栃木県「らいさま パチパチ チョコレート フラペチーノ」は《日本でも有数の雷の多い県として栃木の夏の風物詩とも言われる「雷様」(らいさま)からアイデアを得》たという。

《ご当地フラペチーノ、我が県なぜイチゴじゃないのか…雷様…》

《なぜ栃木がストロベリーじゃないんだ らいさま(雷様)なんて今の若い子知らないぞ》

 栃木県民が愛する特産のイチゴ・とちおとめは使われていない。一方で、特産でもないのにイチゴが使われていることに疑問を持つのが埼玉県人だ。

●埼玉県「多彩玉 ストロベリー & シトラス フラペチーノ」は《シトラス風味をベースに、仕上げにストロベリーソースを混ぜ合わせ、太陽の光の中で美しく咲き誇る彼岸花をイメージしたフラペチーノ》。

《ご当地フラペチーノ、埼玉はなぜシトラス系なんだろうか……狭山の抹茶とか川越のさつまいもとか無難に和でまとめればよかったのに……》

《スタバがご当地フラペチーノを発売するんですが、どの県も名産をイメージしたものなのに、滋賀と神奈川と鳥取は名所から、埼玉は彼岸花からイメージってどうなん? もっと何か有るやろー しかも滋賀と埼玉は、ほぼ同じ…スタバさん手を抜かないでー》

《埼玉県民がスタバのフラペチーノをださいたまとか特徴ないとか言うのは全然いいけど県外の人に言われるのはなんかね 微妙な気分になるわね》

 フラペチーノそのもの以外にも、スタバのHPに静岡の紹介の背景には富士山があるのに、山梨には富士山が掲載されてないことも議論の対象となっている。

 ともあれ、地元紙も含め、各地で話題沸騰の「47JIMOTOフラペチーノ」。昨年はコロナ禍で売上が前年比86%となってしまったスタバ、フラペチーノの評判も上々で商売繁盛は何よりである。

デイリー新潮取材班

2021年7月5日 掲載

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