柴咲コウが北海道の小さな町に“別荘”、地元住民に聞くと?

柴咲コウが北海道の小さな町に“別荘”、地元住民に聞くと?

夢を掴むためには……

「マタギになりたい」。こんな夢を公言する女優の柴咲コウ(40)は、北海道に“別荘”を持つ。だが、北の大地のどこなのかは謎に包まれたままだ。彼女が「第二の生活拠点」に選んだのは、一体どんな場所なのか。

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「冬はマイナス20度になることもあって、雪も1メートルくらい積もる。寒さと雪がイヤになって、逃げる移住者も多いみたいだね」

 地元で農業を営む男性は、その土地の「厳しさ」をこう説明した……。

 2016年に独立して新たな事務所を設立した柴咲は、以降、化学調味料不使用のレトルト食品を売り出し、環境省の環境特別広報大使を務め、さらには昨年、種苗法改正案に懸念を表明して物議を醸すなど、近年、「環境活動家」としての顔が目立つ。彼女が昨年末、両親の故郷である北海道に“セカンドハウス”を建てたのも自然の成り行きだったと言えよう。

 その柴咲の「夢の別荘」を調べてみると、北海道中央部に位置する東川町の一角に存在した。国立公園に指定された大雪山を仰ぎ見る同町は、旭川空港から車で15分ほど。人口約8400人。大雪山の伏流水が豊かに湧き出し、全家庭がその地下水を利用するため上水道がない町として知られる。

 先の農家の男性が続ける。

「この辺りは、もともと新潟や富山からの入植者が開墾した土地です。そのためか、今は『ゆめぴりか』や『ななつぼし』といった米を作る農家が多い。クマはいないけど、鹿、タヌキ、キツネはわんさかいる。特にアライグマが農産物を荒らして大変なんだ」


■“彼ら”と“俺ら”


 そんな町の外れにある「柴咲邸」は、鬱蒼とした白樺の森に囲まれた30坪ほどの一軒家だ。

「あそこらの家はオーダーメイドで、坪あたり100万円くらいかかるんじゃないかな」(地元の建設業者)

 柴咲はそこでの薪割りの様子などを、7月7日、自身のYouTubeチャンネルにアップロードしている。だがどういうわけか、近隣の住民のほとんどは柴咲邸の存在を知らない。

「ご近所付き合いとか、そういうのがしたくなくてこっちに来て暮らす人が多いんです」(住民のひとり)

 また地元農家のひとりは、

「彼らは俺らとは違う。ちょっと来て、ゴミだけ残して帰る連中だからね」

 こう吐き捨て、「別荘民」との“距離”を隠さないのだった。

 田舎暮らしライターの山本一典氏はこうアドバイスする。

「東川町は移住者を積極的に受け入れているとはいえ、伝統的な別荘地として発展してきた町ではありません。別荘暮らしをするのであれば簡単な挨拶回り程度で良いでしょうが、腰を据えて住む場合は、草刈りや雪かきを地元の方と一緒に行い、地域に貢献しておいたほうが無難でしょう」

 柴咲が本格的にマタギを目指すとしたら、「腰掛け」での別荘生活というわけにはいくまい。

「地域仕事がイヤな人は、都会人の集まりである軽井沢などの別荘地に行くことをおすすめします」(同)

「週刊新潮」2021年8月12・19日号 掲載

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