統一教会報道で名を上げる「ミヤネ屋」 他の番組にはマネできない秘密が

統一教会報道で名を上げる「ミヤネ屋」 他の番組にはマネできない秘密が

"ミヤネ屋"旧統一教会で好調

統一教会報道で名を上げる「ミヤネ屋」 他の番組にはマネできない秘密が

宮根誠司アナ

 宮根誠司アナ(59)が司会を務める午後の情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系/読売テレビ制作)が注目されている。同時間帯の視聴率はトップとなり、SNSでの評判もうなぎ上り。好調の原因は、徹底して統一教会(現・世界平和統一家庭連合)問題を取り上げていることだという。

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 8月1日、「ミヤネ屋」の視聴率は6・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯:以下同)で、「ゴゴスマ〜GO GO! Smile!〜」(TBS系/CBCテレビ制作)は5・3%、「ポップUP!」(フジテレビ系)は1・8%だった。「ミヤネ屋」の占拠率は24・3%で、実に約4人に1人が見ている計算だ。8月2日には7・1%と、ついに7%台に突入した。

 7月最終週の視聴率を見ても、25日は6・3%、26日は6・4%、27日は6・5%、28日は6・1%、29日は5・8%と、いずれも他局を退けた。

 近年は「ゴゴスマ」の石井亮次アナ(45)が上り調子で、対する「ミヤネ屋」の宮根アナはコテコテぶりが鼻につくとされてきた。だが、ここへ来ての巻き返しである。

 SNS上には《#ミヤネ屋頑張れ》のハッシュタグまでできている。

《今日のミヤネ屋も良かったなー。/鈴木エイト氏の生解説はやっぱり見応えがありました。/また近日中にも出演されるようなので、次の放送も楽しみです。/引き続きミヤネ屋を応援してまーす。/頑張れ、ミヤネ屋〜。》

《ここのところ、ヤケになったかのようなミヤネ屋の統一教会報道。/鈴木エイト氏を呼び時間いっぱいまで微に入り細にわたる解説は分かりやすい。/あのことなかれミヤネ屋が?という変貌ぶりは応援したい。/報道を育てるのも視聴者なのだろう。》

《ミヤネ屋、ありがとう。圧力に負けずにがんばって。/なんか宮根がいい人に見えてきた。》


■「ザ・ワイド」との関係


 民放プロデューサーが言う。

「7月8日、安倍晋三元首相が凶弾に倒れ、ひと月になろうとしています。逮捕された山上徹也容疑者の母親は統一教会の信者で、教団に多額の献金を行い破産。それを恨んでの犯行だったことを供述しています。以来、『ミヤネ屋』は、徹底して統一教会問題を取り上げ、政界の闇にも切り込む報道姿勢が喝采を浴びています」

 もっとも「ゴゴスマ」だって、統一教会ネタを報じている。両番組の違いはどこから生まれたのだろう。

「番組の生い立ちにあると思います。『ミヤネ屋』の前身は、読売テレビと日本テレビの共同制作だった『ザ・ワイド』と言って過言ではないからです」

「ザ・ワイド」(平日13:55〜15:50)は1993年4月〜2007年9月に放送されたワイドショー番組だ。男性司会者は一貫して“ひとし君”こと元NHKの草野仁アナ(78)だった。

 一方、「ミヤネ屋」が関西ローカルでスタートしたのは06年7月。「ザ・ワイド」を前身と呼ぶには放送時期が重なっているが。

「実は『ザ・ワイド』が終了した際に、番組スタッフは『ミヤネ屋』に流れ込んだのです。それと同時に『ザ・ワイド』が空いた枠に『ミヤネ屋』が繰り上がり、全国放送となりました」

 若い視聴者は「ザ・ワイド」という番組をご存知ないかもしれない。


■昔取った杵柄


「『ザ・ワイド』はオウム事件の時に注目されましたが、反統一教会を熱心に報じた番組でもありました。番組がスタートした93年は、桜田淳子さん(64)がソウルのオリンピックスタジアムで合同結婚式を挙げた翌年でした。草野さんと共に初代の司会を務めたのが飯星景子さん(59)です。統一教会に入信し、父で作家の飯干晃一さんが奪還に乗り出し成功した後の起用でした。彼女の奪還チームには有田芳生氏(70)や紀藤正樹弁護士(61)もおり、彼らもまた『ザ・ワイド』のコメンテーターとして登場しました」

 当時、統一教会から激しい抗議もあったという。

「ワイドショー番組ながら、骨っぽいジャーナリスト気質の連中が少なくなかったんです。ですから教団側の脅しにも屈することはありませんでした。今回の騒動に対しても教団から抗議が来ているそうですが、彼らのやり口をよく知るスタッフなので、慣れたものでしょう」

 昔取った杵柄というやつだ。

「いわば同窓会みたいなものかもしれません」

デイリー新潮編集部

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