まだ削除していなかった! エイベックス松浦会長がYouTubeで「深田恭子」「北川景子」を中傷 聞くに堪えない暴言の中身【スクープその後】

自身のYouTube番組で女性蔑視発言を繰り返した松浦氏

 今年6月、「デイリー新潮」はエイベックスの松浦勝人会長(57)が自身のYouTube番組で、女性タレント約20人の実名を挙げながら蔑視発言を繰り返した件を報じた。「ブス」「(顔を)いじっている」「ババア」。聞くに堪えない暴言の数々に、世間は猛反発。松浦氏は配信直後、番組内で苦しい自己弁護を繰り返した。だが、当該動画は削除されず現在も有料のメンバーシップ会員に対しては視聴可能な状態なままなのである(以下、「デイリー新潮」6月22日配信の記事に加筆・修正しました)

楽しそうにガーシーとコラボする松浦氏。この対談で火がついたのか(松浦氏のYouTube番組より)

■前日にはガーシーとコラボ


 松浦氏の暴言が飛び出したのは、6月19日のこと。YouTube番組の生配信中だった。

「チーッス。おはよ。今日は酔っ払っていません。昨日は飲んだけど、気絶したわぁ。チーッス、チーッス」

 自宅なのだろうか、上機嫌な様子でマイクの前に現れた松浦氏。まず、前日の生配信でお騒がせYouTuber・ガーシーとコラボした感想から語り出した。

「ガーシーはガーシーじゃん。別にやっぱりな、という感じ。なんか、違う部分が知れたみたいな。人間いいところも悪いところもあるじゃん……」

 松浦氏は毎日のように、こんな感じで生配信を行っている。歯に衣着せぬ語りが人気で、6月22日現在、登録者数は17万5000人を数える。この日も生配信が始まるや、チャット欄には待ち構えていたように夥しい数の視聴者のコメントが流れ出した。

視聴者が松浦氏に語って欲しい女性タレントを次々と投稿し、盛り上がったチャット欄(松浦氏のYouTube番組より)

■「ブス」「ババア」を連発


 問題発言が飛び出したのは開始20分くらいのことである。〈レースクイーンの彼女いますか?〉という質問に、

「言っちゃ悪いけど、レースクイーンって、本当に言いたくないけど、ブスしかいないよ。ホント、マジで。六本木のキャバクラはブスしかいないんだけど、そんな感じ」

 こう繰り出した松浦氏。

〈逆に会長がかわいいと思う有名人教えて!!〉

 ここから視聴者が挙げる有名人に答えるかたちで、暴走が始まっていくのである。

「本田翼はよく見た。本田翼ファンには申し訳ないけど、向こうも興味ないと思うけど、俺も興味ないわ」

「広瀬すず、それはかわいいと思います。けど、広瀬すずってウチの子に聞いたら性格が悪いって。女同士のやつだからわかんないじゃん、でもさぁ」

「深田恭子? 友達の彼女じゃん。中条あやみって、知り合いの事務所じゃん。なっちゃうんだよ、全部そういうふうに。深キョンはもうババアだろ」

「北川景子、人妻じゃん。北川景子も昔はかわいかったと思うけど、どっかいじったのか知らんけど、それから全然かわいいと思わねーなあ」

「菜々緒とか、全然だめ。うすらでっかい女だろ」

一晩でキャバクラに数千万円も使った際のクレジットカード明細をTwitter上に公開

■女性をモノのように語る松浦氏


 徐々にヒートアップしていく松浦氏。

「長澤まさみだって俺の友達と前彼女だもん。米倉涼子の性格……、なんでもない!(一旦、口籠るが)米倉涼子は和田アキ子に怒られているときにさ、俺味方してやったら、『あんた黙ってて』って言われて、俺大っ嫌い、それから。なんだ、この女。助けてやってるのに、アッコさんが怒ってたよ」

「持田香織、人妻。やっぱ女より車だよな。内田有紀はもうおばあさんでしょ。17歳のときに『17才』ってドラマの主題歌やってんだよ、俺。そんなの、いまさらでしょ」

「石原さとみも友達の彼女で、聞いてるもん。なんか、いちいちなんか誕生日だと二人でって。要するにめんどくさいって、言ってたよ、友達が」

 話は時折、松浦氏の趣味であるスーパーカーの話に飛ぶ。「俺の手放した車、いま5億くらいだよ!」「欲しい車、なくなっちゃったねぇ……」。その直後にモデルの名前を挙げては、「よく見たらブスじゃね」。終始、女性をモノと見ているかのような語りぶりなのだ。このような女性蔑視発言は約6分間続いた。

高級車自慢に余念がない(本人のTwitterより)

■キャバクラで一晩で1億2000万円を豪遊


 松浦氏の近況を知らない人は、彼が何のためにこのようなYouTuber活動をしているのか疑問に思うだろう。松浦氏の総資産は数十億円とも言われる。当然、広告収入が目当てなわけではない。どうやら、悪目立ちしたいという承認欲求があるようなのだ。

 番組では金持ち自慢ばかり目立つ。この日の生配信でも、〈先日、キャバクラで一晩で1億2000万円も使ったのは本当ですか〉という視聴者の質問に対し、「あんなことで嘘つくか? ホント。悪いっすか。自分の金ですよ。いいじゃん、いくら使ったって」と豪語していた。


■ホームページに掲げられたSDGs


 松浦氏の暴言は、上場企業トップとしてあるまじきものである。エイベックスのホームページには「コンプライアンスポリシー」として、〈弱いものイジメするな〉〈人権を尊重し、差別につながる行為を行わない〉〈職務権限などを利用して、性的な嫌がらせをすること等のセクシャルハラスメントをしない〉〈差別行為をしない〉などの文言が記載されている。

 また、SDGsへの貢献活動も掲げてある。17の目標と169のターゲットからなるSDGsには、「ジェンダー平等を実現しよう」という項目も含まれる。同社の所属タレントであるピコ太郎は、2017年に外務省からSDGs推進に係わる関連業務を行う「SDGs推進大使」に任命され、18年には国連女機関の公開イベントにも出席している。


■エイベックスからは回答なし


「デイリー新潮」はエイベックスに、

1、松浦氏の発言を社として把握しているか。
2、社としてどのように考えているか。
3、22日現在、動画は公開されたままだが、社として放置するつもりなのか。

 以上、3点の質問を送ったが、期限までに回答はなかった。その代わりか、取材を入れた数時間後の22日午後3時頃、当該動画は非公開になった。


■釈明動画で“逆ギレ”


 以上が6月22日に報じた内容である。この記事はYahoo!ニュースでトピックスにも上がり、大炎上した。翌23日、松浦氏は「ちょっと言いたいことがあります」と告知した上で生配信を行い騒動について言及。だが、口から出てきたのは形にもなっていない“謝罪”と見苦しい自己弁護だった。

「俺のあの発言によって、もしも本当に傷ついているんだったら俺は謝ります。ただ、よく見て欲しいのあの動画を。あれはみんながコメントに対して、俺がいちいちバカみたいに正直に答えちゃってああなったの。だとすると俺はこういう配信が向いていない。やめたようかなって」

「そしたら朝日(騒動について記事を配信した朝日新聞)まで切り取りやがって! 自分たちの都合のいいことしか書いていない」

「そんなに悪いんだったら謝りますよ! 申し訳ございませんでした。それもさ、わざと人のところの株主総会に合わせてやってくるんだよ、ああやって。(中略)もう、悪意がある記事っていうの、ああいうの。俺は女性軽視なんかしてないですよ。言われたことに答えただけだよ、自分の感想をね。こちら側から見た景色を言っただけだよ」


■いまも会員限定で視聴可能


 この弁明は「まったく反省していない」と炎上に油を注いだ。「生配信をやめる」と拗ねた松浦氏だったが、結局、その後もせっせと配信を継続。7月26日には登録者数が20万人突破したとのことで、「ありがとう! 20万人!」とTwitterで喜んでいる。

 ではその後、当該動画はどうなったのか。上記した通り動画は、本サイトがエイベックスに質問状を送った直後に一旦は取り下げられた。だが、数時間後には再アップ。ウラで何が起きていたのかわからないが“謝罪”しながらも動画を下ろさない、ちぐはぐな状態になっていた。

 本稿執筆にあたり改めて調べてみると、あれから松浦氏は有料のメンバーシップ制度を開始し、一部の動画は会員限定で公開されるように変更していた。そして、当該動画も会員限定コンテンツとして今も視聴できる状態になっいたのである。

 つまり、あれだけの騒動を起こしながらご本人は反省していないようなのである。

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デイリー新潮編集部

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