人気急上昇中の元自衛隊芸人「やす子」に異変

人気急上昇中の元自衛隊芸人「やす子」に異変

やす子

 お笑い芸人が“毒舌”を武器に人気者になることは全く珍しいことではない。だが、女性ピン芸人のやす子(24)の場合、これまでそうした芸風とは無縁と思われていた。

 ***

 担当記者は「やす子さんは人気急上昇中の女性ピン芸人ですが、まだ『知らない』という人も少なくないと思います」と言う。

「山口県の出身で、地元の高校を卒業後、陸上自衛隊に入隊したという、芸人としては異色の経歴で注目されました。自衛隊を退官して上京し、友人と一緒にお笑いに挑戦。2019年にピン芸人となり、『五十音すべての自衛隊あるある』や『匍匐前進』といった“自衛官ネタ”で徐々に人気者になっていきました」

 2021年1月1日、午前0時30分から日本テレビ系列で放送された「おもしろ荘へいらっしゃい!」に出演し、自衛隊ネタなどが評価されブレイクのきっかけを掴んだ。

「確かに自衛隊ネタは腹を抱えて笑えますが、人気の理由は彼女のキャラクターでしょう。愛嬌のあるルックスに、天然のコメントがいい感じで、ゆるキャラのようなかわいらしさがあります。同性のファンが多いのも頷けます。その一方で、身体を張るネタやリポートも器用にこなします。バラエティ番組での使い勝手が良く、現場のスタッフにも評価されているのです」(同・記者)


■“クソ”呼ばわり


 元自衛官らしからぬ、ほんわかした見た目と口調。「はい〜」というギャグもウケている。

「課題はフリートークでしたが、こちらも場数を踏むことで急速にスキルを学びつつあると評価されています。いずれにしても、一生懸命で健気、というイメージが人気の源泉でした」(同・記者)

 ところが、である。彼女のキャラクターには似合わぬ毒舌が、地上波のバラエティ番組で炸裂したのだ。

「9月10日に放送された『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系列・土・23:10)のトークで、共演者を徹底的に批判するという意外な一面を見せたのです」(同・記者)

 この日の「向上委員会」には、2022年のR-1ぐらんぷりで王者に輝いた、お見送り芸人しんいち(37)が出演していた。そのしんいちに、やす子が噛みついたのだ。バラエティ番組のスタッフが言う。

「普段のやす子さんは笑顔を絶やさず、ふんわりとした雰囲気です。ところが、この日のやす子さんは、何としんいちさんを“クソ”呼ばわりしました。リアルタイムで見ていた視聴者は、さぞかし驚いたでしょう」


■毒舌は新しい武器


 彼女によると、しんいちと楽屋前ですれ違うと蹴られたり、かなり精神的に落ち込む悪口を言われたりするのだという。番組では、

「人を傷付けるお笑いをする人は、裏ではだいたい優しいんですけど、こいつはマジでクソなんですよ」

「もうテレビとかどうでもいい。お前を今日は殺す」

──などなど、過激な発言のオンパレードだった。いつものキャラとは全く違う悪口雑言に、ネット界も騒然としたのは言うまでもない。

「ただ、炎上するようなことはありませんでした。むしろ『面白かった』と好意的に受け止めた視聴者が多かったようです。意外な芸風に新鮮味を覚えたのでしょう。これでやす子さんは、トークの“バトルネタ”や“逆ギレネタ”という新しい武器を手に入れました。芸風が一気に広がり、いよいよ本格的にブレイクしそうな気配です」(同・スタッフ)

 やす子に先行している女性芸人となると、3時のヒロインの福田麻貴(33)、Aマッソの加納(33)、ヒコロヒー(32)、蛙亭のイワクラ(32)──といった面々だろう。


■「THE W」の敗退


「少なくともテレビの世界では、お笑い芸人の“席の数”は決まっています。漫才師枠、ピン芸人枠があるように、女性芸人枠もあります。誰か1人の女性芸人が売れれば、誰か1人はテレビに呼ばれなくなる。やす子さんが先行する女性芸人に追いつき追い越すためには、今年の『女芸人No.1決定戦 THE W』(日テレ系列)で優勝する必要がありました」(同・スタッフ)

 ところが「THE W」の公式サイトによると、9月下旬に2回戦が終わり、やす子は敗退してしまった。

「『THE W』の結果は残念でしたが、これまでキャラクターの魅力で、やす子さんは人気者の階段を昇ってきました。12月に予定されている決勝戦で勝った女性芸人が“ライバル”として出現するわけですが、毒舌キャラの力で、やす子さんが“椅子取りゲーム”に勝ち抜く可能性も出てきました」(同・スタッフ)

デイリー新潮編集部

関連記事(外部サイト)