キンプリ3人脱退におじさんテレビマンは深いため息 「笑い話にする余裕もありません」

キンプリ3人脱退におじさんテレビマンは深いため息 「笑い話にする余裕もありません」

King & Prince

 King & Princeから平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の3人が脱退、ジャニーズ事務所を退所する。これを知ったベテランのテレビマンたちは、深いため息をついているという。なぜかと言えば……。

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「もう、ついていけません」

 と悲鳴を上げるのは、制作会社スタッフだ。

「この数年、ジャニーズ事務所に所属するグループの変化についていけないんです。これまで二十数年、グループ名とメンバーの人数、顔と名前を覚えるのに苦労してきました。特に“嵐”以降は『記憶力との闘い』と笑い話になっていましたが、いまは正直言って、笑い話にする余裕もありませんね」

 SMAPが解散、木村拓哉以外の4人が退所したことくらいは誰でも知っているが、

「少年隊は錦織一清と植草克秀は退所したものの、解散はしていない。昨年、解散したV6は、若手組のカミセン(Coming Century)は森田剛が退所したが、岡田准一と三宅健は残った。年長組の坂本昌行、長野博、井ノ原快彦の3人はトニセン(20th Century)としての活動を継続。TOKIOは山口達也と長瀬智也が退所し、ジャニーズの関連会社に移籍した残りの3人で活動を継続。嵐以降となると、もっと複雑です」

 嵐の後にデビューしたグループといえば、NEWSや関ジャニ∞などがいる。


■NEWSと関ジャニ∞の場合


「例えばNEWSは、そもそも9人編成でした。山下智久を中心に、小山慶一郎、増田貴久、加藤成亮(現・シゲアキ)、手越祐也、草野博紀、森内貴寛(現・Taka)、さらに関ジャニ∞として活動していた錦戸亮と内博貴を加え、当初は“NewS”と表記されました。錦戸と内が掛け持ちしていた関ジャニは、横山裕、村上信五、丸山隆平、安田章大、大倉忠義、渋谷すばるの8人編成で、グループ表記も“関ジャニ8”でした」

 グループ名まで違っていたのか。

「NEWSは2003年11月にデビューしますが、翌12月には森内が学業に専念するためグループを脱退、退所しています。彼は森進一と森昌子の長男で、後にロックバンドONE OK ROCKのTakaとして再デビューしました。06年12月には内と草野が脱退しますが、内はジャニーズに残ってソロ活動、草野は退所しました。11年10月、錦戸は関ジャニの活動に、山下はソロ活動に専念するためNEWSを脱退しました」

 早くも飲み込めない。

「18年には関ジャニの渋谷が、19年には錦戸が脱退、退所。20年6月にはNEWSの手越が脱退し、退所。同年10月には元NEWSの山下が退所しました」

 現在、NEWSは3人グループ、関ジャニは5人グループとなっている。


■番組作りに大きな影響


「メンバーそれぞれの頭文字をから名付けられたというKAT-TUNは、亀梨和也、赤西仁、田口淳之介、田中聖、上田竜也、中丸雄一の6人編成でしたが、赤西、田口、田中の3人が脱退、退所し、現在は3人グループになっています。ちなみに赤西は現在、元NEWSで元関ジャニの錦戸亮と共に“N/A”名義で活動しています」

 ジャニーズに興味がない人にとっては、かなり複雑だ。

「テレビマンの場合、なんとなく覚えておけばいいというわけにはいきません。私たちが『ついていけない』と思うのは、グループがなくなったり、グループは残っているがメンバーの人数が変わったり、脱退したメンバーも退所組と残留組に別れたりといった変化に戸惑っているからです。ここ数年はメンバーの脱退だけでなく、解散、活動停止、退所と事情も複雑になり、メンバーの人数と顔ぶれのみならず、グループは解散なのか活動休止なのか、事務所を辞めたのか残るのかなどなど、アップデートするのにパニック状態に陥っています」

 そこまでしなければならないのだろうか。

「メンバーの変更があったグループでレギュラー番組がある場合、その存続や企画の変更など番組に影響が出ます。歌番組の場合、過去の素材を使用する際に退所メンバーの映像がNGになる場合もある。編集で誰を切らなければいけないのか、誰はOKなのかを知っておく必要もある。また、退所メンバーと現メンバーの共演も難しくなります」

 退所メンバーの扱いに頭を悩ませるだけでなく、現メンバーにも気を遣うという。

「メンバーの脱退理由によって、現メンバーのトークの内容が変わってきます。体調不良や方向性の違いで円満脱退ならともかく、事務所への不満や仲間割れなどの場合、本当の理由を知らないスタッフも多いはずです。NGワードは何か、退所メンバーの話はNGか、地雷を踏むことのないように演出しなくてはなりません。ジャニーズ事務所に細心の注意を払わなくてはならないのです」

デイリー新潮編集部

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