「ZIP!」3代目総合司会を降板する川島海荷、“円満退社”と言われているけど……

「ZIP!」3代目総合司会を降板する川島海荷、“円満退社”と言われているけど……

川島海荷

■原点は関根麻里


 速水もこみち(34)の“卒業”を惜しむ声にかき消されているが、「ZIP!」(日本テレビ系列:月〜金・午前5時50分〜午前8時)で総合司会を務めていた川島海荷(25)も番組を去ることになった。

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 テレビ雑誌の編集者は、「『ZIP!』は視聴率が低迷しており、テコ入れの一つして川島さんを降板させたそうです」と解説する。

「普通、テコ入れのためにMCを交代させる場合、テレビ局は無傷ではいられません。事務所は頑強に抵抗し、その後のキャスティングに悪影響が出ることも日常茶飯事ですからね。今回の川島さんの降板は、日テレと所属事務所との間で“円満退社”ということになっています。ですが、それはあくまで過去の2人に比べればの話ですよ」

 初代総合司会を務めたのは関根麻里(34)である。「ZIP!」は2011年、日テレの看板番組の1つだった「ズームイン!!SUPER」の後継としてスタート。総合司会として抜擢されたのが関根と局アナの桝太一(37)だった。

「放送開始から半年程は低視聴率に苦しんだが、徐々に数字は上向きました。翌12年4月に10.1%(註:ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)と初の2ケタを記録すると、14年6月には同時間帯首位に昇りつめました。この躍進に大きく寄与したのが麻里さんだったのです」(同・編集者)

 関根にスキャンダルは皆無。視聴者の好感度は極めて高かった。当たりが柔らかく愛嬌に富み、アメリカのエマーソン大学を優秀な成績で卒業した“頭脳”の持ち主でもある。日テレにとっては、余人を持って代えがたい“朝の顔”となったのだ。

 だが、好事魔多し。12年12月に関根麻里と韓国人歌手・K(35)との交際が報じられる。結婚を前提としており、双方の事務所や父親の関根勤(65)も交際を認めることに。世論も祝福ムード一色。スキャンダルの要素は皆無だったにもかかわらず、「ZIP!」には激震が走った。

「麻里さんが『結婚するので番組を卒業したい』という意向を伝えてきたからです。日テレ側は結婚しても、そのまま総合司会を続けてもらうつもりだった。番組サイドは『なんとか出演を続けてもらえないか』と必死で説得、交渉を重ねましたが、『結婚生活を大切にしたい』という関根さんの想いは強く、14年9月に番組を去ることになったのです」(同・編集者)

 14年4月から、父親の関根勤が「ZIP!」に木曜パーソナリティーとして参加したが、これは「お詫び」の意味合いが強かったという。


■意外に“好評”だった北乃きい


 とにもかくにも突然、「ZIP!」に試練が訪れたわけだ。しかしスタッフは、見事な“危機管理”能力を発揮する。必死に後任を探し、北乃きい(27)に白羽の矢を立てた。

「北乃さんは、俳優の佐野和真さん(29)、歌手の赤西仁さん(34)との熱愛が報道されるなど、清純なイメージからは遠い状態でした。それでも日テレは贅沢を言っていられません。北乃さんの所属事務所は当然、足元を見ます。強気のギャラ交渉を行い、相当に釣り上げたそうです。また北乃さんも自分自身の意向として『契約は丸2年で終了する』と条件を提示しました」(同・編集者)

 日テレの看板番組で司会を務めるのだ。普通なら、できるだけ長く続けたい、と思うはずだろう。しかも、視聴率が好調な番組ならなおさらだ。なぜ北乃は自ら「2年」と期間を区切ったのだろうか。

「北乃さんは当時、23歳です。有体に言えば、遊びたくて仕方がなかったわけですよ。おまけに朝の帯番組は、負担が並大抵ではありません。週に5日、遅くとも午前2時半には起床し、午前3時には日テレに飛び込まなくてはなりません。実際、彼女はきっちり2年後の16年9月に卒業しますが、その時点になると芸能界でも『丸2年、よく頑張った』と評価する声が出たほどでした」(同・編集者)

 北乃が司会を務めた後も、視聴率は上がり続けた。もともと「めざましテレビ」(フジテレビ系列:月〜金・午前4時55分〜午前8時)を“宿敵”としていたのだが、15年には全ての曜日で「ZIP!」が視聴率首位となる。

「当時の北乃さんは、女優としてのオファーが減少している時期でした。それが週に5日の帯番組でフル稼働状態になったのですから、事務所としては御の字です。当初は視聴者から『喋りが素人』と酷評されることもありましたが、徐々に『ZIP!』の顔として溶け込んでいきました」(同・編集者)

 北乃は2年間という期限付きの総合司会だったため、日テレはその間、こっそり3代目総合司会の人選を行ったという。

「そして浮上したのが川島海荷さんです。清純派のイメージが強く、明治大学の文学部を卒業していますから報道番組との相性も期待できる。番組側の提案に、日テレ上層部も全会一致で川島さんの出演にゴーサインを出したのです」(同・編集者)


■まさかのスキャンダル報道


 満を持した格好で、16年10月に川島は3代目総合司会に就任。番組の視聴率は好調を維持し、この年に番組としては初となる「年間平均視聴率同時間帯民放トップ」を記録する。

 ところが翌17年10月、写真週刊誌「FLASH」が既婚の40代TBS局員と川島が手を繋いでいる写真を掲載する。「朝の番組らしい清純なイメージ」を重視してキャスティングしたにもかかわらず、まさかのスキャンダルが報じられた。

「17年は年初から『ZIP!』の視聴率は苦しみ、3月にライバルの『めざましテレビ』が月間視聴率トップの座を奪還します。その約半年後に、川島さんの不倫疑惑が報じられました。朝の情報番組は主婦層がメインターゲット。川島さんのスキャンダルは致命的でした。北乃さんのように“マイナスからのスタート”ならよかったのですが、川島さんは偶像が地に墜ちたイメージを持たれてしまったわけです」(同・編集者)

 18年になると、更に「ZIP!」の視聴率は低迷する。「グッド!モーニング」(テレビ朝日系列:月〜金・午前4時55分〜午前8時)にも抜かれ、視聴率は民放3位に転落してしまう。

「川島の担当コーナー『うみナビ』の視聴率も良くないし、上層部からは『早めに卒業させたほうがいい』という意見がチラホラ出ていました。まあ、川島さんは本来、“戦犯”と非難されてもおかしくないですけどね。所属事務所も負い目があるので、グダグダ言わず“円満退社”となったわけです。事務所も『曲がりなりにも日テレで2年半、朝の顔を務めたことは大きなプラス』と思っているはずですから」(同・編集者)

 ある日テレの関係者によると、「ZIP!」での2年半は、NHKの朝ドラで主役に抜擢されるのと同じくらいのインパクトがあるという。

「川島の所属事務所は、新垣結衣さん(30)に次ぐ売れっ子女優を育てる必要性を感じており、その筆頭候補が川島さんなのです。『ZIP!』で知名度を上げて、再び女優に専念するというシナリオは、事務所にとっても理想的でしょう」(日テレ関係者)

 気になるのは「ZIP!」の4代目総合司会者だが、もちろん既に内定しているはずだ。しかし――、

「日テレとしては、4月の改変で『ZIP!』に新しい風を吹かせたい、と目論んでいるはずですが、そうは簡単にはいかないでしょう。朝の番組は特に習慣性が強いわけです。視聴者はなかなかチャンネルを変えません。『ZIP!』が総合司会を替えれば替えるほど、フジやテレ朝は『しめしめ』と喜んでいると思います」(先の編集者)

週刊新潮WEB取材班

2019年3月6日 掲載

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