レギュラー16本「サンドウィッチマン」は絶好調、スタッフが心配する唯一の弱点とは

■カロリーゼロ理論を実践中


 お笑いコンビ・サンドウィッチマンの人気ネタに「相方への弔辞」がある。冒頭の部分、落語で言えば「枕」に当たる部分をご紹介しよう。ステージに伊達みきお(44)と富澤たけし(45)の2人が立つ。

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 伊達が「僕らも今年で42になるじゃないですか」などと年齢について触れると、富澤が「健康面とか不安になるでしょ?」と頷く。

「健康診断とか、人間ドックとか、なかなか行けてないからな」と伊達は反省。すると富澤が「だからお前がいつ死んでもいいように、俺は弔辞を持ち歩いているんだ」と唐突に告白し、最初の爆笑が起きるというわけだ。

 別のパターンだと、伊達が「夜、テレビ見ながらね、やっぱ、お菓子食べますね」と自分の不摂生を打ち明けることもある。

 食べてしまうのは柿の種。ところが伊達は「柿の種に関しては、もう0キロカロリーですから」と強弁して観客を笑わす。富澤は苦笑しながら「カロリーあります」とツッコミを入れる。

 伊達は「あんな小さくて、中は空っぽ。カロリーあるわけない。辛いから、いくら食べてもカロリーを消費するんです」、「カステラなんかもね、ぎゅっとして丸めれば、どんどんカロリーが減ります」と珍理論を畳みかける。会場は爆笑に次ぐ爆笑だ。

 ファンならご存知だろうが、伊達の「カロリーゼロ理論」は人気が高い。「ドーナツは真ん中が空いているからカロリーゼロ」といった屁理屈が笑いを誘う。いずれにしても完璧な漫才と言っていいだろう。

 日経エンタテインメントは18年7月、「好きな芸人 嫌いな芸人 2018」を発表した。過去14回、常に1位だった明石家さんま(63)が2位に陥落し、サンドウィッチマンが初の1位に輝いた。さんまの票数は103票、サンドウィッチマンは104票と、僅か1票という僅差中の僅差だった。民放キー局でバラエティ番組の制作を担当する関係者が言う。

「今、日本で最も人気のある漫才コンビでしょう。漫才の実力は際だっていますし、トークも抜群です。ロケに行けば、市井の人々とたちまち心を通わせてしまう。おまけに2人とも結婚しており、コンビ仲も良好ですから、およそ欠点というものがありません」

 だが、“欠点”はないが“弱点”はあるのだという。それもシリアスな内容だ。周囲が2人の健康状態を心配しているというのだ。

「伊達さんも富澤さんもヘビースモーカーです。特に富澤さんは、休憩が入るたびにタバコを吸っていますね。更に伊達さんは食べるのが好きで、医者には食事制限を指示されているそうです。でも、その割には、楽屋や待合室でお菓子を食べまくっていますが……。17年4月に『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系列・土曜・12:00〜13:30)に出演し、伊達さんは血圧が『上が211、下が145』という数字だと明かしました。『今、死んでもおかしくない血圧』との指摘に、伊達さんは降圧剤を飲んでいると説明していました」(同・関係者)

 幸か不幸か、2人は飛びきりの売れっ子。全く休んでいないことが健康には何よりのマイナスだという。テレビ雑誌「ザテレビジョン」の電子版は今年5月、「サンドウィッチマンのレギュラー本数にスタジオ騒然」の記事を掲載した。

 5月6日に「しゃべくり007」(日本テレビ系列・月曜・22:00〜23:00)に出演し、レギュラーが16本と説明。くりぃむしちゅーの上田晋也(49)や有田哲平(48)を驚愕させたというのだ。


■多忙が暴食を生む悪循環


 そこでレギュラー番組を表にしてみた。16本ともなると、表は2つ必要だ。最初は地上波を中心とした6本だ。

 次はBS、ネット、ラジオを中心とした8本。地上波だけではないところが、まさに売れっ子の面目躍如というところだろう。

 多忙だからこそ、暴食に走ってしまう――。ある種の“悪循環”に陥っているのかもしれない。

「伊達さんも富澤さんも、仕事が被らないかぎり、基本は引き受けるスタンスだそうです。なので当分は、この激務が続くでしょう。2人の外見からは意外かもしれませんが、伊達さんも富澤さんも、ほとんどお酒は呑みません。“暴飲”がないのは唯一の救いですが、本当に健康状態が心配という現状ですので、どうか節制してほしいですね」(同・スタッフ)

週刊新潮WEB取材班

2019年6月6日 掲載

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