元KAT-TUN田口淳之介を「洗脳」した年上内縁妻・小嶺麗奈の十字架タトゥー

 トップアイドルの座を捨てた男が再び脚光を浴びたのは薬物事件の「容疑者」としてだった。元KAT−TUNの田口淳之介(33)を破滅へと導いたのは、「脱退」の引き金にもなった5歳年上の女優・小嶺麗奈(こみねれな)(38)。逮捕劇の背後には内縁妻の闇が見え隠れしている。

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 2人が大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕されたのは5月22日。捜査に当たったのは関東信越厚生局麻薬取締部、通称「マトリ」である。

 田口と小嶺の交際は2007年ごろから報じられていたが、そもそも、映画やドラマでの共演歴のない田口と小嶺は、「西麻布にある芸能人御用達のバーで知り合った」(芸能プロ幹部)という。

 熊本県出身の小嶺は中学1年生の時に芸能界入りし、まもなく篠山紀信の写真集『少女革命』のモデルに抜擢される。

 その後、「3年B組金八先生」での“いじめっ子の優等生”役が反響を呼び、新進の演技派女優として評価する声も少なくなかった。

 当時を知る芸能記者が振り返るには、

「小嶺と同じ1980年生まれの女優には広末涼子や竹内結子、田中麗奈などがいますが、デビューが早かった彼女には独特の色っぽさがあって将来有望に思えました。ただ、“やんちゃ”な性格で知られていたのも事実。若い頃からクラブに入り浸るようになって、20代になると事務所も夜遊び癖をコントロールできなかった。仲良くなったカメラマンとニューヨークに飛んで自分の写真を撮影し、写真集を出そうとしたことも。実は、事務所に断りなく小嶺本人が勝手に話を進めていたんですね。この企画は頓挫しましたが、自分の感覚だけで突き進んでしまう危うさがありました」


■恋愛至上主義


 そんな彼女が、女優として行き詰まっていた06年に刊行されたのが『月刊小嶺麗奈』だった。

 この写真集に収められたインタビューでは、過去の恋愛遍歴が赤裸々に語られている。曰く、

〈18ぐらいのときから尽くすようになったけど、それまでは、メッチャメチャわがまま(笑)。例えば、前の彼女が一回でも上がった家だったら、引っ越ししてくれみたいな(笑)〉〈恋愛至上主義ですから、恋愛より仕事が大事ですという女性にはなりたくないです〉

 そのなかにはこんな発言もあった。

〈普通の女優さんだと、イメージがあるから、清楚にしてなきゃいけないとか、CMのこととかある。でも私はそういう性格じゃない。(中略)例えば私、へそピアスもあけてるし、タトゥーも入ってる〉

 実際、写真集では、右足首に刻まれた「十字架」のタトゥーを隠そうともしていない。

 田口との交際が発覚するのは、この写真集が発売された翌年である。

 ふたりを知る飲食店関係者が声を潜めて明かす。

「田口君はKAT−TUN時代から、麗奈ちゃんと連れ立ってよく六本木で飲んでいましたよ。彼はレモンサワーが好きでしたが、麗奈ちゃんは烏龍茶かジンジャーエール。ジャニーズをやめたら籍を入れると思っていたので、内縁関係と報じられて驚きましたね」

 六本木界隈での夜遊び歴は小嶺のほうが上だ。

「田口君と付き合う前に麗奈ちゃんがハマっていたのは、元俳優がオーナーをしていたサパークラブです。一時はオーナーの“カノジョ”だったという話も聞こえてきました。その店の常連には有名人が多くて、覚醒剤の使用で有罪判決を受けたAV女優の小向美奈子も出入りしていたようです。さらに、麗奈ちゃんと仲良しだった、あるミュージシャンの妻も薬物事件に絡んで逮捕されている。そのせいで、麗奈ちゃんにもクスリに関する“噂”が絶えなかった」(同)

 それゆえ、現段階では彼女の「六本木人脈」が、大麻の入手経路に繋がったと目されているのだ。

 同時に、彼女によって夜の世界に搦(から)め捕られたのが田口だった。


■「淳之介」と呼んでいた


 ふたりが交際を始めてからの様子については、

「麗奈ちゃんはとにかく男を立てるんですね。ひとりのときは喫煙しても、タバコが大嫌いな田口君の前では決して吸わない。ふたりで立ち上げた個人事務所では、彼女がお金の管理やマネジメントを担当していたと思いますが、お店で飲むときはいつも田口君が払っていた。その一方で、彼が飲みすぎないようにたしなめたり、“そろそろ帰るよ”と言い出すのは麗奈ちゃんだった。5歳も年上だからでしょうけど、田口君を“淳之介”と呼んでリードしている印象でした」(同)

 入籍こそしていないが、周囲からは年下の元アイドルを引っ張る「姉さん女房」と見られていたのである。

 マトリの取り調べでは、田口が「大麻はふたりの物です」と語ったのに対し、小嶺は「私ひとりの物」と供述している。彼女の言葉は若い恋人を守るための方便なのか、それとも、彼を破滅に導いてしまったことへの自責の念から発せられたものか――。

 KAT−TUNのメンバーのなかでも、とりわけ田口と親交が深かったという中丸雄一は事件を受けて〈(田口は)末っ子というのもあって、人に依存する傾向がある〉と語っている。

 精神科医の片田珠美氏は言う。

「田口さんは性格が優しく、どこかでリードされることを望んでいたのではないでしょうか。そう考えれば、姉御肌の小嶺さんとの関係が長続きしたのも頷けます。彼女に惚れ込み、逆らうことができないまま思考停止になり、支配されていた可能性が高い。“洗脳されていた”とも言えるでしょう」

 確かに、内縁妻への愛を貫いてトップアイドルの座を捨てたところまでは美談かもしれない。しかし、相手は「男の運を落とす女」。

 今回の逮捕劇によって彼は、愛する女の足首に刻まれたのと同じ「十字架」を背負うことになった。

「週刊新潮」2019年6月6日号 掲載

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