浅田真央が生放送嫌いでも24時間テレビ出演を決意した「家庭の事情」

 夜の両国国技館。テーマソング「サライ」の大合唱の中、足元をふらつかせてランナーが帰ってくる。涙、涙、の演出で“感動”は頂点に。そこで彼女にマイクが回った。真央さん、いかがですか? さて、そこで発する一言は……。

 引退から2年。「真央ちゃん」ファンには朗報だ。8月末放映の日テレ恒例「24時間テレビ」。このチャリティーパーソナリティーに決定したのである。

「メインパーソナリティーは『嵐』ですが……」

 とは、さる日テレ関係者。

「彼らはもう5回目で、安定感はあるけど、新鮮味に欠ける。その補完にしたいのが真央ちゃんなんです。チャリティーパーソナリティーはこれまで石原さとみや上戸彩など、女優に任せることがほとんど。異例の起用は、“顔”としての期待を込めてです」

 と言うから、大変なプレッシャーであると同時に、上手くこなせばスケート以外の道も広がる、大事なお仕事となるのである。

 が、これを聞いて、

「よく受けたな、とビックリしましたよ」

 と言うのは、さるスポーツ紙のベテラン記者。

「彼女、実は生放送があんまり得意じゃないんです。現役時代から口下手で、アドリブに弱かった」

 バンクーバー五輪で銀メダルを獲った直後、「良かったね」と振った記者に「良かったです」、「緊張した?」「緊張しました」と答えて話が止まってしまったのは知る人ぞ知る話。

「本人もその辺はわかっていて、引退後は、生放送での露出は極力避けてきた。昨年の平昌五輪の解説も、熱烈なオファーがあったのに断ったのは“生”を嫌がったことも一因です」(同)

 なるほど、それなら、丸1日、生で展開も刻々変わる24時間テレビなどは、もっとも不得手とするところだろうに……。


■“イノシシをさばきたい”


 新たな挑戦のウラには何があったのか。

 所属事務所に聞くと、

「未経験で不安ではありながら、新元号“令和”となったこともあり、新しい事にチャレンジしてゆこう、という経緯でございます」

 との回答だったが、

「家の事情もあるんです」

 と耳打ちするのは、さる広告代理店関係者である。

「姉の舞はバラエティタレントとして活躍していましたが、現在、恋に夢中で」

 お相手は森進一・昌子の長男で、ロックバンドのボーカル・Takaだが、

「海外ツアーにも付いて行っている。結婚するつもりで、マネージャーには“仕事を入れないで”と言っているほど。マネージャーとの連絡を断つこともあるほどで、事実上の“休業状態”なんです」(同)

 確かに彼女のウェブサイトを見ると、3月に一日消防署長を務めたのを最後に、あとは空白が続いている。

「真央と舞の姉妹は、現役時代からマネージメントをし、“母親代わり”と言われている女性マネージャーが専属で担当しています。姉が休業なら、妹が頑張るしかない。だから今後も慣れない分野に出ていくことになるでしょうね」(同)

 その試金石がいきなりの大舞台。期待と不安はまさに「ハーフハーフ」といったところであろう。が、

「徹夜してでも僕は見たいですね」

 とは、さるキー局のプロデューサー。

「最近の真央ちゃんは、しゃべりで頑張ろうとしているだけに、逆に天然ぶりが際立っているんです。NHKの番組で“将来は山に行って、狩りをして、イノシシをさばいてみたい”と言ったり、民放では“日本で私を知らない人っているのかな”と言ってみたり。突拍子もない発言が、“感動”の予定調和を崩せば逆に面白いじゃないですか」

 姉と違って、浮いた話も一向に聞こえてこない「真央ちゃん」。とまれ、現役時代同様、その“滑り”からは目が離せない……。

「週刊新潮」2019年7月4日号 掲載

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