浜崎あゆみ「『暴露本』ではなく『告白本』」を今更大ヒットさせた炎上商法

 関係者やファンの間では「公然の秘密」だった事実が、今ごろになって浜崎あゆみ(40)の“暴露本”という形で明らかになった。発売早々、大ヒットとなった炎上商法の中身とは――。

 その書籍は『M 愛すべき人がいて』(小松成美著、幻冬舎刊)。描かれているのは浜崎とエイベックスの松浦勝人会長(54)との秘された恋である。

「浜崎さんはデビュー間もない頃、当時、エイベックスの専務だった松浦さんと付き合っていました。関係者には知られた話でしたが、今作で小松さんが2人に取材し、小説という形で初めて公に。Mは勝人のイニシャル、彼女が“マサ”と呼んでいたことも明かされています」(芸能記者)

 今月1日に発売されるや、メディアがこぞって取り上げ、早くも13万部を超える大ヒットだという。浜崎は1998年にソロ歌手としてデビュー、すなわち昨年が20周年という節目の年だった。人気にも陰りが見える彼女に弾みをつけたいのはよく分かるが、なぜ、今年になって過去の恋愛を公にすることにしたのか。

「昨年の出版も考えられましたが、安室奈美恵さんの引退がありました」

 と意外な理由を語るのは音楽業界関係者。

「昨年の音楽シーンは、安室さんの引退一色だったため、そのタイミングは避けたかった。さらに、本の制作過程で浜崎さん、松浦さんへの事実確認に時間がかかり、当初の想定よりも発売が遅れたという事情があったそうです」

 もっとも、出版の最大の目的は映像化なのだという。別の芸能関係者が囁く。

「この企画がスタートした段階で映像化が念頭にあり、AbemaTVでのドラマ化や映画化などが検討されていました。エイベックスは、所属する若手の歌手を浜崎あゆみ役として使いたいという意向があるそうです」

 ほどなく、テレビ朝日での連ドラ化が報じられた。映像化にあたって、はイメージ戦略を重視している。

「今回、ワイドショーなどに本の紹介をしてもらうにあたり、版元サイドは、“暴露本”ではなく、あくまで浜崎、松浦の“告白本”という形で紹介してほしいとお願いしています。それさえ守ってくれれば、どれだけ本の内容を引用しても構わない、と。暴露本と言われるとやはり、負のイメージが強いですからね」

 本の帯には、

〈自分の身を滅ぼすほど、ひとりの男性を愛しました。〉

 と、浜崎のコメントが寄せられている。松浦氏に妻がいたことへの後ろめたさからか、美談に仕立てようという思惑が透けて見える。

 落魄した感の強い平成の歌姫だが、商魂逞しい姿は相変わらず。令和の夏も話題を振りまくための花火を打ち上げ続けているのだった。

「週刊新潮」2019年8月15・22日号 掲載

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