ホリエモンまで登場! 内容証明と福沢諭吉が飛び交う「ミス慶應」分裂騒動

 フジの中野美奈子、テレ朝の竹内由恵など、女子アナが多数輩出した「ミス慶應」に異変が起きている。二つの団体が主催者としての正当性を主張して弁護士を立てれば、新規参入側のコンテストには10万円のVIP席まで登場する始末。内容証明と福沢諭吉が飛び交う前代未聞のイベントのプロデューサーに就任したのは、“金儲けの天才”と呼ばれるあの人で……。

 ここ10年の「ミス慶應」に、福沢諭吉は草葉の陰で何を思っていることだろうか。2009年、主催の広告学研究会の男子学生が全裸で駅構内を疾走し中止に。さらに16年、同研究会が今度は集団準強姦事件を起こして解散し、その年の「ミス慶應」もなくなった。

 18年に「ミス慶應」は復活したが、昨年に続いて今年も主催する「ミス慶應コンテスト実行委員会」の代表慶大生は、こう憤る。

「当団体では、昨年に引き続き今年も開催すると3月15日に事前告知し、4月1日に応募受付を開始しました。ところが、突然、4月9日に『KOPURE』と名乗る学生団体が当団体が主催する『ミス慶應コンテスト2019』と同名で、何の断りもなく、受付を始めたのです。当団体と類似のHPを立ち上げたり、昨年の『ミス慶應』の写真を無断使用する等、問題点が多く、訂正を求めました。先方が訂正要求に応じてくれず、法的根拠を求めたため、致し方なく内容証明を送付しました」

 要は、「ミス慶應」が二つ存在する事態になってしまったのだ。「KOPURE」側は一部記載を修正したが、活動自体は継続。今月5日には、堀江貴文氏のエグゼクティブ・プロデューサー就任を発表したのである。


■「私とじゃれあえる」


 これまで「東大以外行く意味ない」と断言してきた堀江氏。なぜ“行く意味ない”大学のミスコンをプロデュースするのだろう。

 別の慶大生によれば、

「堀江さんの方の団体の委員長は、商学部2年の女の子で学外に顔が広い。今年頭には、堀江さんを含めたおじさん達と上海で食事をした写真をインスタグラムにあげていました。7月にも、堀江さんと京都で食事をしていたし、彼女から頼んだんじゃないかな」

 堀江氏の就任以上に、話題を集めたのはその手法だ。今月11日、ウェブ上で3千万円もの支援金を募る活動を開始。700万円でファイナリスト達による商品のPRを依頼でき、10万円で彼女達との写真撮影などを行えるVIP席が“買える”という。ファイナリストの一人が、SNSで、「10万円の特典」は、

〈私とじゃれあえる〉

 と宣伝。ネット上では、“どこのキャバクラだよ”“悪(ママ)どい金儲け”“えぐい拝金主義”などと評され、批判の声も上がっている。

 先の実行委員会代表の慶大生が嘆く。

「お金儲けに走っている印象を受けます。当団体の主催だと誤解されることもあり、迷惑しています。これ以上、『ミス慶應』を貶めないで欲しい」

 この騒動を、ミスキャンパス評論家の霜田明寛氏が解説する。

「ミスキャンパスでは、これまでもスポンサーを募る資金集めが行われてきました。ですが、個人に高額支援を募るケースは聞いたことがない。6名のファイナリストを“キャバ嬢”のように扱う露骨な金集めが、炎上した理由でしょう」

 自伝的小説『拝金』の中で、“拝金主義者”と呼ばれるのは“誇り高き”ことだと説いたホリエモン。その“拝金のすゝめ”に塾生が学んだとあっては、諭吉さんも泣いていよう。

「週刊新潮」2019年8月29日号 掲載

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