今田耕司がまた“ジャッカル”! チュート徳井の代役で「今夜比べてみました」MCに

今田耕司がまた“ジャッカル”! チュート徳井の代役で「今夜比べてみました」MCに

今田耕司

 今田耕司(53)が、チュートリアル徳井義実(44)の代役として「今夜くらべてみました」(日本テレビ)への出演が決まった。ただし、あくまでピンチヒッターとしての起用という。現在、数多くの番組でMCを務める今田だが、実は初めから彼の番組ではなかったものが多いのだ。ひょっとして、この番組も今田の手中に?

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 およそ1億3800万円もの申告漏れと所得隠しが発覚後、社会保険にまで未加入だったことも判明し、当面の間、活動自粛となった徳井。在京キー局だけでも9本ものレギュラー番組を持っていたが、「今夜くらべてみました」はそのうちの1本だ。

 ちなみに正式タイトルは、「徳井と後藤と麗しのSHELLYと芳しの指原が今夜くらべてみました」だ。ここに今田が入り込めば、いずれは「今田と後藤と……」となるのかも。民放プロデューサーは言う。

「安定感のあるMCとしてテレビ業界で人気なのはもちろんですが、代役と言えば今田さんですからね。覚えてますか? 現在、彼がMCを務める『開運!なんでも鑑定団』(テレ東)や『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ)、そして特番の『オールスター感謝祭』(TBS)は、芸能界を引退した島田紳助さん(63)の番組でした。ラグビーで言うところの、倒れた相手のボールを奪いにいく“ジャッカル”をキメて、彼の番組となったものなんです」

 暴力団関係者との交際が発覚し、紳助が引退を発表したのは2011年のこと。当時、彼は6本のレギュラー番組と特番「オールスター感謝祭」のMCを務めていた。そのうち現在まで番組が継続して放送されているのは4本。東野幸治(52)らがMCを務める『行列のできる法律相談所』(日本テレビ)以外の3本は、すべて今田の番組である。

 他にも、『ファミリーヒストリー』(NHK総合)の初代MCはガレッジセール、2代目は谷原章介(47)だったが、現在MCに収まっているのは今田だ。

 さらに『アナザースカイ』(日本テレビ)は、08年の番組スタート時は今田と宮尾俊太郎(35)の2人MCだった。10年には宮尾が降板し、以後、今田と女性MC(現在は広瀬アリス[24])でMCを務めている。

 まさに、ジャッカル今田……。

「だからといって、彼を悪く言う人はいませんよ。今田さんはツッコミもボケもできるし、トークを回すのも抜群に上手い。フリートークも絶妙で、確実に笑いを取れる芸人さんでもあります。だから、我々も安心して任せられるし、紳助さんのように番組を企画した人がいなくなったのに、その後10年近くも番組が続くというのは、異例と言っていいでしょう」(同・民放プロデューサー)


■僕は時代に選ばれてない


 それにしても、すでに10本ものレギュラー(特番は含まず)を抱える今田に、さらに代役を求めるとは頼りすぎではないか。

「それほど安定感が違うんですよ。今田さんは、“仕切らせたら右に出る者はいない”と言われるほど芸人仲間たちから一目も二目も置かれる存在ですし、吉本新喜劇では座長を務めたこともありますからね。もともと今田さんは、ダウンタウンがMCを務めた関西ローカルのバラエティ『4時ですよーだ』(87〜89年、毎日放送)に出演して、いわゆる“ダウンタウンファミリー”の一員となりました。東京に進出したダウンタウンの後を追って90年に上京。『ダウンタウンのごっつええ感じ』(91〜97年、フジテレビ)に出演し、知名度を上げ、93年には中山秀征(52)とMCを務めたお色気バラエティ『殿様のフェロモン』(フジテレビ)で全国区に。当時、中山さんとは犬猿の仲だったとはよく言われましたね。東京のタレントには絶対負けないという気持ちが強く、有名になりたいという意気込みが一因とか」(同・民放プロデューサー)

 95年に初の冠番組「今田耕司のシブヤ系うらりんご」(フジテレビ)を持ってからは、続々とレギュラーが決まるようになるが、余りに増えすぎて“飽和状態”となったこともあった。

「さすがに、“他に誰かいないの?”という状況にもなりました。そこから、くりぃむしちゅーやさまぁ〜ず、雨上がり決死隊、ネプチューンらがMCを務めるようになった歴史もあります。しかし、『アメトーーク!』(テレに朝日)のゲストに今田さんが出演した後、楽屋で雨上がり決死隊の2人が『俺らまだまだやで』と反省したという話もある。やはり、紳助さんの代役は今田さんしかできないと再認識されて、今に繋がっているようですね。そんな今田さんをダウンタウンの松本さんが、『生涯で稼ぐ額は俺より今田のほうが多いと思う』と語ったことがありましたが、MCの番組をこれだけ持てば、確かにそうなのかもしれません」(同・民放プロデューサー)

 実際、本人はどう考えているのだろうか。番組では自分のことを語りたがらない今田だが、自身がカメラマンを務めた写真集『今田耕司が撮った13人のオンナ』(光文社)の巻末インタビューでこう答えている。

――自分を前面に押し出すタイプの司会者と、自身を比べて、

今田:僕はそれないですね。押しつけるのが嫌いなんですよ。司会もそうやし、夜の方でも。相手の反応を見て、これぐらいは喜ぶな、ここまでいくと嫌がるな、ってことには敏感やと思います。だから相手によって、強弱をつけるのは常にやっていますね。

――自身のターニングポイントは?

今田:そりゃあ、いっぱいありますよ。新喜劇に入ったこと、ダウンタウンさんと離れて自分らで深夜番組をやらせてもらったこと、あとはやっぱり、紳助さんが引退されたときですね。司会を引き継いだ『開運!なんでも鑑定団』だけやなく、もし紳助さんが引退されてなかったら、今のようにはなっていなかったかもしれない。

――だが、自分のことは“記録に残らないタレント”と言う。さらに、多くの番組のMCをやっていても、“地味”だとも言う。

今田:司会をやるのと、自分の冠番組を持つのは、根本的に違うんですよ。冠番組は、カリスマ性というか、時代に選ばれた人が持つもんで。僕は時代に選ばれてないですから。言うたら僕、一度でも売れた覚えないですもん。ブレイクしたことない。なのに今このポジションで仕事いただいている。

 この謙虚さも、安心して仕事を任せられる要因かも。徳井の代役となっても、番組タイトルが「今田耕司の今夜くらべてみました」にはなりそうもない。

週刊新潮WEB取材班

2019年11月7日 掲載

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