「エリカ様」逮捕で思い出す “「別に」事件”前日の中山秀“ラジかるッ事件”と黒歴史

「エリカ様」逮捕で思い出す “「別に」事件”前日の中山秀“ラジかるッ事件”と黒歴史

沢尻エリカ

 11月16日、沢尻エリカ(33)が合成麻薬MDMAを所持したとして、麻薬取締法違反の容疑で警視庁に逮捕された。翌日の「シューイチ」(日本テレビ)では、事件を伝えると同時に、この番組にも出演したことのある彼女について、MCの中山秀征(52)と片瀬那奈(38)が振り返った。ただし、その思いは因縁含みで――。

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 沢尻の逮捕に、涙を浮かべながら語ったのは片瀬だった。

「悲しくて、もうショックで……。何で……。驚きと本当に渦巻いていて、これだけ近くにいて何も知らなかったのは本当に悲しいし、何かこう、裏切られたような気持ち。近かったからこそ言えなかったのか、近かったからこそ私に言ってほしかったし、私は怒りたかったし……。そしてこの世界は特に色んな人が関わって、色んな人が助けてくれて、色んな人が動いてくれている世界ですので、『大河』とか大切な仕事がたくさんなる中で、その人たちを裏切るようなこと、こうやって悲しませる、迷惑をかけることは本当にあってはならないことだと思う……本当にガッカリしています」

 妹分として沢尻を可愛いがっていただけに、その思いは複雑なようだった。

 片瀬の言葉を受けて、ヒデちゃんはといえば、

「うーん、(沢尻さんには)この『シューイチ』にも来てもらいまして、かつて『ラジかるッ』という生放送の番組でね、あの“別に”のちょうど前日だったんですけれども、その時の様子って、あの(“別に”の)雰囲気だったんですよね。その時のことを、このスタジオに来てね、“あの時は本当に申し訳なかった”と。“反省してます”なんて明るく語ってくれて、もう本当に頑張って今はやっているんだなと感じてたし、まったく表情も変わってね、すごく順調にいってるんではないかと思ったんだけど……」

 なんだか歯切れが良くないような。そして「ラジかるッ」(日テレ:06〜09年:平日朝9時55分)での“謝罪”とは何かと思った方も少なくないだろう。日テレ関係者が言う。

「まず、彼女が『シューイチ』に出演したのは16年8月21日のことでした。この1週間後の放送される『24時間テレビ39』内のドラマスペシャル『盲目のヨシノリ先生〜光を失って心が見えた〜』の主演、NEWSの加藤シゲアキ(32)の妻を演じ、その番宣のためでした。この時、ヒデちゃんが言っていたように、過去の非礼を詫びたんです。当時はかなり、話題になったんですよ」

 当時のラテ欄にも、《あの生放送から9年…沢尻エリカ中山生対面》とある。気になるのは、“あの生放送”だが、

「07年9月28日に放送された『ラジかるッ』に彼女がゲストで出演した放送です。『シューイチ』でも、“ラジかるッ事件”と題して、簡単に振り返っていましたが、本当に酷い態度だったんですよ」(同)


■「別に」事件、そのまんま


 12年前の話であるが、その様子を再現すると――。

――ジーパンに大きく胸のはだけた黒シャツ、その上に黒ジャケットという出で立ちで現れた沢尻、大股開きでドカッとソファーに腰掛けると、両ヒジをヒザの上に乗せて前のめりに。遠くを睨み付けるような目は、MCの中山とは決して合わせない……。

中山:沢尻さん、生放送に出るのは?

沢尻:そうですね、ま、ないけど、あっても教えないです。

中山:これで沢尻さんも「ラジかるッ」ファミリーということに……。

沢尻:いや、そういうわけではないですけど。

中山:さあ、エリカちゃんのイチオシのおやつは何でしょうか?

沢尻:ないです。

――仕方がないので、番組が千疋屋のイチジクを用意。

中山:ご自分では料理なんて作るの?

沢尻:しないです。

中山:たとえば、夜、小腹が空いたなってこと、あるじゃないですか。

沢尻:ないです。

中山:ちょっとなんか、作っちゃおっかな、とか。

沢尻:作らないです。

――取り付く島もない沢尻。いったい何しに来たのかと思うほどだが、ヒデちゃんは生放送を続ける。

中山:それでは沢尻さんの思い出の一曲は何でしょう?

沢尻:ないです。

――ここで視聴者からの質問コーナーに入る。『沢尻会』は本当にあるの?

沢尻:ないです。

中山:新聞とか週刊誌とかによく出るけども、実際にはそんな会は?

沢尻:……。

中山:……ないそうです。

「たまたまテレビで見ていたという片瀬も『途中で怖くなってチャンネル変えました』と言ってたほど、ゲストとしてあるまじき態度です。この翌日に起こった“別に”騒動、そのまんまですよね。映画『クローズド・ノート』に主演した彼女は、司会者の質問にも不機嫌そうに“別に”で済ませたために大バッシングを受け、所属事務所からも契約を解消されました。あの不機嫌な態度は、前日に放送された『ラジかるッ』から続いていたと言われています」(同)

 いったい何が、彼女をそこまで不機嫌にさせたのか。


■エリカ様の黒歴史


「実は『ラジかるッ』の放送直前、ヒデちゃんが沢尻に挨拶したそうなんです。どうもそこからおかしくなったらしいんです」(同)

中山:お久しぶり!

沢尻:いえ、初めまして。

 たったこれだけで不機嫌に?

「そうです。女優・沢尻エリカにとって、映画賞を総なめした05年の『パッチギ!』以前は、ないことになっているのかもしれません。でも、そんなことはヒデちゃんだって知りませんからね。以前に一緒に仕事をしたから、“久しぶり”だったのですが、それが彼女にとっては触れられたくない過去、“黒歴史”だったようです」(同)

 その仕事とは?

「1995年から2002年まで放送された音楽バラエティ『THE夜もヒッパレ』(日テレ:土曜夜10時)です。三宅裕司さん(68)とヒデちゃんの司会で、ベスト10にランキングしたヒット曲を、本人ではなく出演者たちがカラオケで歌うという形式でした。主に若手売り出し中のタレントがキャスティングされ、この番組から安室奈美恵(42)やMAXの人気に火が付き、今井絵理子議員(36)がメンバーだったSPEEDは、この番組の公募で命名され、デビューしました。視聴率もよかったので、大手プロダクションのマネージャーたちは必死に売り込んでいましたね」(同)

 そこに沢尻も出演していたというのだ。

「番組が終わる02年です。マルシア(50)に始まり、のりピー(酒井法子[48])、工藤静香(49)と続いた番組アシスタントは、この時、米倉涼子(44)。ひょっとすると彼女にとっても黒歴史かもしれませんが、沢尻はこの年だけで5回ほど出演しています」(同)

 5回も共演していたら、いくら何でも「初めまして」とは言わないだろう。

「ところが、彼女が出演したのはその他大勢の中の1人でした。モーニング娘。や松浦亜弥(33)の曲を、“ハーフ・スペシャル”と称して、ベッキー(35)やSHELLY(35)、ジェニー・チャン(32)らと共に歌っていました。大抵ベッキーがメインを取っていて、彼女は後ろの端っこにいて、あまり歌うこともできなかったと思います。そんな扱いをされたことも屈辱的だったんでしょう。そして、この時にも、ヒデちゃんは彼女に声を掛けたというんです」(同)

中山:おめぇ、子供みてえだな。

「失礼な言葉に聞こえるかもしれませんが、彼女は当時15歳。まだ子供でしたからね、ヒデちゃんは率直に言ったまでだと思うんです。しかし、プライドの高いエリカ様には、その言葉も絶対許せなかったようです」(同)

 それが5年後の「ラジかるッ事件」「“別に”騒動」へと繋がり、16年の謝罪に至ったのだ。逮捕されてしまっては、今となってはいい思い出……なわけないか。

週刊新潮WEB取材班

2019年11月17日 掲載

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