林葉直子が9年ぶりに復活宣言 「私と中原名人の子なら藤井聡太くんに勝てたかも」

林葉直子が9年ぶりに復活宣言 「私と中原名人の子なら藤井聡太くんに勝てたかも」

「いずれ東京に戻りたい」(撮影・吉川譲)

 お騒がせ遍歴を重ねた林葉直子(51)が将棋イベントに登場した。駒を握ったのは、プロ棋戦に特別招待選手として出て以来、9年ぶりという。彼女にその感想を求めると、復活宣言も飛び出して――。

 角道をあける。飛車先の歩を突く。将棋の初手はどちらかが一般的である。飛車の弱点の斜め左を真っ先にあける「3六歩」など、もってのほか。だが林葉はこの奇手をしばしば使い、“得意戦法”にしていた。

 将棋界を去っても、ヘアヌードに不倫の暴露、自己破産と次々に奇抜な話題を振りまいた。2013年末には、末期の肝硬変で「余命1年」を宣告される。以来、故郷の福岡で療養中だった。

 そんな無頼派女棋士が、兵庫県姫路市内で開かれた将棋イベントに姿を見せたのは今月10日。盟友の中井広恵元女流名人と対局し、一度に2人を相手にする2面指しで参加者に指導もした。だが異様なまでにやつれた容姿は相変わらず。体調は大丈夫なのか?

「すごく調子いいんですよ」と、林葉本人が語る。

「福岡に戻ってからは完全に禁酒しているし、塩分を抑えた食事も続けています。薬もちゃんと飲んでるから。1年の命と言われたときは落ち込んだけど、“神様が宝くじを当てるために生かしてくれているんだ”なんて考えていたら、“生きてるだけでありがたい。なにかしたいな”と思えるようになって。その“なにか”はまだはっきり分かりません。でも、やっぱり私には将棋しかないのかなと感じています。それで、今回のお誘いを受けたんです」

 人生の投了は早すぎるとばかりに、力強く宣言するのであった。


■「オバケ直子」


 そして彼女は、復活後の、次の一手を語る。

「今回のような将棋のイベントも、お声がかかれば喜んで出たいです。まだその予定はないですけど。二十数年ぶりの広恵ちゃんとの対局は時間切れで勝敗はつかなかったから、またやりたいな。いまの腕前はアマ四段くらい。全盛期を100とすると40あたりだけど、少し勉強すれば80くらいになると思う。相手を攪乱する手が好きなのは変わってないから、また、“3六歩”を指すかもね」

 実はほかにも、こんな手を繰り出していた。

「コメンテーターをやってみたくてテリー伊藤さんの会社に電話したんです。なんでもズバリと言うテリーさんが好きでね。私、将棋だけでなく、いろいろな問題に忖度なしでコメントできると思うんです。でも体調がよくなっても顔にお肉がつかなくて、見た目が“オバケ直子”だから……」

 テレビ出演は厳しいかな、と笑う。ならば、と“林葉コメンテーター”に中原誠十六世名人との不倫について訊ねてみると、

「不倫には深く入り込まず、さっさと別れるべきです。私は、不倫で将棋界からいなくなっちゃった。バカなことをしました。あれから結婚もせず、交際相手もいませんが、中原先生との子どもを産んでいたら、名人ぐらいにはなっていたかな。もしかしたら、藤井聡太くんにも勝てたかも」

 いきなり、「3六歩」並みの型破りなコメントである。

「週刊新潮」2019年11月28日号 掲載

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