宮沢氷魚、清原翔、上杉柊平―モデル出身俳優の評価が急上昇中 元戦隊組と比べると……

宮沢氷魚、清原翔、上杉柊平らモデル出身俳優が躍進 戦隊出身の役者は底力

記事まとめ

  • 19年は、雑誌『MEN’S NON-NO』のモデル出身組が存在感を示したという
  • 宮沢和史の息子・宮沢氷魚は『僕の初恋をキミに捧ぐ』など3本のドラマに出演した
  • 清原翔もNHKの朝ドラ『なつぞら』、『死役所』(テレビ東京系列)など3本に出演

宮沢氷魚、清原翔、上杉柊平―モデル出身俳優の評価が急上昇中 元戦隊組と比べると……

 12月4日にYahoo!検索大賞が発表され、俳優部門賞と大賞を横浜流星(23)がW受賞した。選考基準は「前年に比して飛躍的に検索数が伸びた」というものだが、「初めて恋をした日に読む話」(TBS系列・1〜3月)の演技が大きく影響を与えたようだ。

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 これに先立つ11月28日には中国の最大手SNS・ウェイボーが「WEIBO Account Festival in Japan 2019」を開催。ウェイボーにおけるフォロワー数や反応などから、「日中の架け橋となった人物」を表彰するというイベントだったが、「躍進俳優賞」に志尊淳(24)が選出された。

 今年の志尊は映画「劇場版 おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜」[東宝・瑠東東一郎監督(40)]が話題となり、テレビドラマ「潤一」(関西テレビ制作・7月〜8月)が高い評価を受けた。

 横浜と志尊にすれば、共に存在感を示した1年となったわけだが、2人の共通点は何かと問われて、答えられる方はおられるだろうか。テレビ担当記者が解説する。

「2014年の『烈車戦隊トッキュウジャー』にお二人ともレギュラー出演したのです。テレビ朝日系列で日曜の朝に放送している『スーパー戦隊シリーズ』の1本。1975年に放送された『秘密戦隊ゴレンジャー』から続いていますので、まさに名物シリーズでしょう。志尊さんはで戦闘リーダーのトッキュウ1号を、横浜さんは“陰のリーダー”という役回りの4号を演じました」

 イケメン俳優の登竜門としては仮面ライダーシリーズが浮かぶ方も多いだろうが、スーパー戦隊も負けていない。代表的な10人を表にしてみた。

 年輩の方なら、玉山鉄二(39)の名前には驚かれたのではないだろうか。NHKの「マッサン」で主役を演じ、シャーロット・ケイト・フォックス(34)との共演が忘れられない人も多いだろう。

そんな彼も、01年から02年に放送された「百獣戦隊ガオレンジャー」で大神月麿ことガオシルバーを演じた。グーグルに「ガオシルバー」と入力すると、「かっこいい」という推測候補が表示されるPCやスマホも多いはずだ。

 民放キー局で番組制作に携わるスタッフは、「戦隊もの出身の俳優」が多い理由を、次のように解説する。

「何しろ人気シリーズですから、子供だけでなく親も見ます。出演者はオーディションで選びますが、事務所も力を入れるので応募者のレベルが高いのです。そして新人俳優を1年、東映という大手映画会社が持つノウハウで、しっかりと修行させます。その苦労は並大抵のものではありませんが、他の新人俳優より有利な立場でキャリアをスタートさせることができるというわけですね」


■宮沢和史の息子も活躍の1年


 もっとも、このスタッフ氏によると「実はテレビ業界にとって今年19年は、雑誌『MEN’S NON-NO』のモデル出身組が存在感を示した1年だったんです」と言う。

 ならばまず、歴代の「MEN’S NON-NO専属モデル」から俳優に転身し、今も活躍している10人を表にしてみた。

 こちらも“伝統”を感じさせる表になった。何しろベテランの田辺誠一は50歳、最も若い水沢林太郎は何と16歳だ。

「今年は宮沢氷魚さん(25)が『僕の初恋をキミに捧ぐ』(テレビ朝日系列・1〜3月)、『賭ケグルイSeason2』(TBS系列・毎日放送制作・4月)、『偽装不倫』(日本テレビ系列・7〜9月)と3本のドラマに出演し、多くの注目を集めました。彼は15年に専属モデルとなっています。ちなみにお父さんがTHE BOOMのボーカルを務める宮沢和史さん(53)で、お母さんが光岡ディオンさん(54)というのも話題です」(同・・制作スタッフ)

 さらに宮沢は、来年1月に映画「his」[ファントム・フィルム:今泉力哉監督(38)]の公開が控えている。恋愛映画に定評のある今泉監督が、初めて男性同士のカップルを描くことから早くも期待の声が高まっているようだ。

「同じ『MEN’S NON-NO』の専属モデルを務めた清原翔さん(26)も、飛躍の1年でした。NHKの朝ドラ『なつぞら』(4〜9月)、『チート〜詐欺師の皆さん、ご注意ください〜』(日本テレビ系列・読売テレビ制作・10〜12月)、『死役所』(テレビ東京系列・10〜12月)と、同じように3本のドラマに出演しました」(同・制作スタッフ)

 このスタッフ氏は、最後の3人目として上杉柊平(27)の名も挙げる。上杉は「MEN’S NON-NO」の専属ではなかったが、売れっ子のモデルとして同誌を含めた多数の雑誌に取り上げられた。

 先にスーパー戦隊を経験した俳優の“強み”を見たが、それでは「MEN’S NON-NO」のモデルだとどうなるのか、やはりスタッフ氏に解説してもらおう。

「ルックスだけでなく、背が高い男性ばかりなので、とにかくテレビや映画で“画”になります。またスーパー戦隊出身の役者さんは、配役のバランスがありますから、決してイケメンばかりではありません。それこそ運動神経が出色、という方もいます。今のドラマ視聴者はイケメンを求めますから、よほど芝居に光るものがないと、“非イケメン”“の若手役者は評価が下がる傾向があります。逆にモデル出身の役者さんは、演技が下手でも黙って立っていれば何とかなるわけです。使う側からすると『最低限の保険がかけられる』と言えるかもしれません」

 スタッフ氏によると、若手俳優界にとっての今年は「戦隊出身の役者が底力を見せたが、モデル出身の勢いと伸びしろを痛感した」1年だったという。

週刊新潮WEB取材班

2019年12月14日 掲載

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