低迷「グッとラック!」新コメンテーター起用も効果ナシ 唯一評判のよい人とは……

低迷「グッとラック!」新コメンテーター起用も効果ナシ 唯一評判のよい人とは……

立川志らく

 相変わらず、立川志らく(56)の「グッとラック!」(TBS)の視聴率は2〜3%台をウロウロしたままという。TBSは何の対抗策も講じないのかと思ったら、「いやいや、ずいぶん変わってきていますよ」と業界関係者は言うのである。

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《グッとラック、心配されていた視聴率も昨日は始まり当初の倍近くの数字になる。やっていて楽しくなってきたのでこのままグッと上昇》

 と、志らくがツイッターでつぶやいたのは昨年11月6日のこと。当初の倍といったら、6%近くになることに。他局プロデューサーは言う。

「前日の11月5日の朝の情報番組は、『スッキリ』(日本テレビ)と『とくダネ!』(フジテレビ)が白川郷の火災、『モーニングショー』(テレビ朝日)は大雨でキノコに異変というネタでした。どこも代わり映えのしない中、『グッとラック!』だけが教師のいじめ問題という堅いネタを取り上げた。独自ネタが功を奏したわけですが、こんなことはなかなか続くものではない。結局、視聴率が上がったのはこの日くらいで、また2〜3%台を彷徨っています。ただし、『グッとラック!』は変化を見せていますよ。11月5日の高視聴率がきっかけかは分かりませんが、取り扱うネタが変わってきたように思います」

 2月に入って、トップで扱ったネタを見てみよう。

●2月3日(月)傾斜マンション
●2月4日(火)としまえん閉園
●2月5日(水)ダイヤモンド・プリンセス号
●2月6日(木)芸能人を装ったなりすましメール
●2月7日(金)沢尻エリカに早くも復帰説

●2月10日(月)車道を走る自転車に幅寄せする危険運転
●2月11日(火)米国アカデミー賞(松たか子、「パラサイト」、カズ・ヒロ)
●2月12日(水)追悼・名将野村克也さん死去
●2月13日(木)止まらないネットで芸能人を誹謗中傷
●2月14日(金)槇原敬之再逮捕

「特に週初めの月曜や木曜は、社会派ネタにして、志らくさんやコメンテーターの賛否両論をぶつけようとしている印象がりますね。また曜日に限らず、主婦向けの生活情報ネタや、便利グッズなどを取り扱う機会も増えたように思います。同じTBSの『がっちりマンデー!!』(日曜・午前7時30分)を彷彿させるような社会科見学的なネタも増えてきました」(同・他局プロデューサー)

 微妙なテコ入れを行っているということか。


■定着しないコメンテーター


「ただ、番組で賛否両論を戦わせようにも、他のワイドショーに比べ取材力が弱い感じを受けます。ですから、他と同じネタをやっても勝てません。とはいえ、独自ネタで勝負しようとしてもコメンテーターがやっぱり地味。例えば、月曜日は安部敏樹(32・社会事業家)、森井じゅん(39・公認会計士、税理士)、伊沢拓司(25・WEBメディア運営会社代表、元「東大王」)、そしてお笑いコンビ髭男爵の山田ルイ53世(44)という顔ぶれですからね。山田ルイ53世が加わったことで、ようやく見知った顔が登場しました。それでも、やはりこのメンツじゃ弱い。毒舌がウリのはずの志らくさんも、あまり発言しませんしね」(同・他局プロデューサー)

 同じく社会派ネタを扱う木曜のメンツは、森まどか(48・医療ジャーナリスト)、山岸久朗(48・弁護士)、中島健太(35・画家)といったところである。

「最近はこれに小林麻耶(40・元TBSアナ)が入ることが増えました。コメンテーターも少しずつですが、手を加えているようです」(同・他局プロデューサー)

 番組がスタートして間もなく、デイリー新潮は「志らく『グッとラック!』が早くもピンチ TBSと大手芸能事務所の特別な関係に原因?」(19年10月18日配信)で、コメンテーターに、志らくが所属するワタナベエンターテインメント(ナベプロ)のタレントが多いこと、それが地味で、これが低視聴率に繋がっていると指摘した。ようやく改善の兆しが出てきたのか。

「番組としては、これまでテレビで見たことのない新しい人材にこだわっていた面もあると思います。しかし、やはり華もなければ、話もそれほど面白くないというわけで、視聴者に受け入れられませんでした。そこで、女医の西川史子(48)や元パリコレモデルのアンミカ(47)、厚切りジェイソン(33)、小島よしお(39)といった著名な人をコメンテーターに加えています。ただ、みなさん、他の番組の色がついているんですよ。西川は『サンデージャポン』(TBS)や『有吉ジャポン』(前同)、アンミカは『バイキング』(フジ)や『ミヤネ屋』(日テレ)のイメージが強いですからね」(同・他局プロデューサー)

 ちなみに、厚切りジェイソン、4日からレギュラーに加わった木嶋真優(33・ヴァイオリニスト)はナベプロ所属、西川、鴻上尚史(61)はホリプロで、山田ルイ53世、小島よしおはサンミュージック、アンミカはテンカラットといった按配である。ナベプロの独壇場ではなくなったようだ。

「テコ入れはすべき、せざるを得ない状況だと思いますが、まだまだでしょうね。やるなら一気にガラッと変えるべきです。コメンテーターも日によって3人だったり5人もいたり、番組当初は月曜担当だった西村博之(43・2ちゃんねる開設者)がパリから帰ってきたといって3日間連続で出演させたりしている。これじゃ、いつまで経っても定着できない感じです」(同・他局プロデューサー)

 そんな中にあって、評判の高いコーナーもあるという。ひょっとして、志らくが番組を〆る「志らくの一段らく」のことだろうか。

「いえ、あのコーナーは特に面白いわけでも、キレがいいわけでもないので……。評判がいいのはお天気コーナーですよ」(同・他局プロデューサー)

「グッとラック!」のお天気コーナー担当は、気象予報士の根本美緒(41)だ。

「『みのもんたの朝ズバッ!』(TBS)のお天気コーナーを担当していた根本さんです。09年の『好きなお天気キャスター、気象予報士』(オリコン)では、女性で1位になったこともあります。キャリアが十分なのはもちろんですが、解説もわかりやすいし、天気予報をショーアップする力がある。男性のお天気キャスターが目立つ中、貴重な存在ですよ。今は番組の終盤に入れていますが、前半にも入れるとか、もっと尺を取ってもいい。“お天気は○○さん”という視聴者は意外に多いので、もっと彼女を使うべきですよ」(同・他局プロデューサー)

週刊新潮WEB取材班

2020年2月21日 掲載

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