日テレ「誰だって波瀾爆笑」打ち切りの真相 忘れられてなかった堀尾正明アナの古傷

日テレ「誰だって波瀾爆笑」打ち切りの真相 忘れられてなかった堀尾正明アナの古傷

堀尾正明アナ

 日本テレビは「誰だって波瀾爆笑」を終了させることを発表した。2008年10月のスタートから11年半、前身の「いつみても波瀾万丈」から数えれば28年続いた日曜午前のトーク番組だ。原因は視聴率低迷と報じられているが、それだけではないようで……。

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 番組は堀尾正明(64)をメインに、溝端淳平(30)、岡田結実(19)の3人がMCを務め、ゲストの魅力と半生を、トークを交えながら紹介。日曜9:55から11:25まで、1時間半にわたって放送されている。日テレ関係者が語る。

「真裏には、爆笑問題の『サンデージャポン』(TBS)や松本人志(56)の『ワイドナショー』(フジテレビ)もあるので、確かに高視聴率というわけではなかった。とはいえ、問題になるほどの低視聴率でもないんですよ。長年続けてきた番組ですから、やろうと思えばテコ入れだってできますし、1時間半もの長尺の番組を新しく立ち上げるのはそう簡単ではありません」

 そのためか、新番組は作らない。4月からは前後の番組の尺を伸ばして埋めるという斬新な手を使うのだ。具体的には「波瀾爆笑」の前に2時間半も放送している「シューイチ」をさらに30分拡大し、その時間帯は関東ローカルで放送、また、現在12時45分から放送されている30分番組「ニノさん」を午前に引っ越し、1時間に拡大する(10時25分〜11時25分)、という異例の編成だ。

 そこまでして「波瀾爆笑」を終わらせる理由とは。

「堀尾さんですよ。『週刊新潮』(19年6月27日号)が、妻とは別の女性の家にお泊まりを繰り返したという記事を報じたでしょ。あれが原因です」(同・関係者)

 記事はデイリー新潮「『堀尾正明アナ』が50代美女宅にお泊まり 本妻とは別居、本人は不倫を否定も…」で見ることができるが、すでに10カ月も前の記事である。

「本人はお泊まり自体は認めたものの、不倫関係は否定しました。自身がMCを務めていた『ビビット』(TBS)でも涙ながらに謝罪していた。しかし、3週間に4回も女性の家に泊まっていちゃね。TBSもかばいきれなくなったのか、『ビビット』は昨年9月に打ち切られた。これまで、日テレはこの問題を静観していたんです。しかし、いずれ堀尾さんを降板させる考えでした。『波瀾爆笑』は日曜午前の顔ですからね。家族が見る時間帯に不貞スキャンダルの人が出ているのは、日本テレビという局の体面にも関わりますし、イメージが落ちれば、視聴率にも影響する。7年連続を狙う年間視聴率3冠王も危うくなりますから」(同・関係者)


■愛着のある枠


 日テレがスキャンダルを気にするテレビ局だったとは少々意外だ。

「ご存知ありませんでした? 日テレは今、スキャンダルに対して潔癖と言ってもいい会社ですよ。堀尾さんしかり、ベッキー(36)しかり……。ゲス不倫のベッキーは『世界の果てまでイッテQ!』のレギュラーも務めていましたが、いまだに復帰は叶っていません。日テレの番組に出られたのも、スキャンダルから3年を経た昨年1月から2月にかけて『ヒルナンデス!』に2回、そして『行列のできる法律相談所』に出た程度。その話題は、ジャイアンツの片岡治大・二軍コーチ(37)と結婚したということで、いわば系列会社の社員の夫人となったご祝儀みたいなものでした。今はチュートリアル・徳井義実(44)をいつ復帰させるかが話題で、『しゃべくり007』が復帰作になると報じられているのですが、難しいかもしれません」(同・関係者)

 それはなぜ?

「日テレの小杉善信社長(66)がいるからですよ。昨年6月に前任の大久保好男(69:現会長)からバトンタッチされました。そのときには『イッテQ』問題も発覚していましたから、彼の就任に当たっての所信表明は“クリーンなイメージを保ち、邁進したい”というものでした。今年は彼にとって丸々1年指揮を執るスタートの年になるわけですから、より一層クリーンでなければならないし、視聴率王者の座だって明け渡すわけにはいかないのです」(同・関係者)

 それで堀尾アナは降板に……。

「小杉社長は、現役時代は知る人ぞ知る敏腕プロデューサーでした。ドラマ制作では『家なき子』や『金田一少年の事件簿』などを手がけ、バラエティでは『クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!』、『マジカル頭脳パワー』といったヒット作を担当していました。特に『SHOW by ショーバイ』の逸見政孝アナ(1945〜1993)とは仲が良く、『波瀾爆笑』の前身だった『いつみても波瀾万丈』は“いつみ”アナがMCで、プロデューサーは小杉さん。その前の『いつみても平平凡凡』も2人で作った番組でした。彼にとって、『波瀾爆笑』の枠には愛着があったはずです。それを汚されたという気がしたのかもしれませんね」(同・関係者)

 NHKの人気キャスターだった堀尾アナが退職したのは08年3月のこと。民放でも数多くの番組を担当していたが、「波瀾爆笑」がなくなると、残るレギュラー番組は「キャッチ!」(中京テレビ)のみとなる。

 NHKを退職する時、彼はこう語っていた「仕事を見つけるのは大変かも知れませんが、退路を断って心機一転、新たな道を求めたいと思います」。再度、心機一転を期待したい。

週刊新潮WEB取材班

2020年3月20日 掲載

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