フジ「ホンマでっか!?TV」が日テレをパクって高視聴率 さんまは八王子がお好き?

フジ「ホンマでっか!?TV」が日テレをパクって高視聴率 さんまは八王子がお好き?

明石家さんま

 7月1日の「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ)2時間SPは、今年最高の視聴率10・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)だった。まず取り上げたのは、八王子市出身者が抱える東京23区出身者にバカにされるという悩みだった。ヒロミをはじめとする八王子出身タレントが登場したのだが、なんだかつい最近も同じような企画を見たよううな……。「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ)でもやってなかったか? いつから明石家さんまは、そんなに“八王子好き”になったのか?

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「ホンマでっか!?県民人生相談 八王子SP」というお題が発表されると、ヒロミやフワちゃん、元AKBの高橋みなみら八王子出身者たちが映し出され、さんまがアップに。

さんま:あのぉ、八王子じゃなく、個人の人生相談、訊いてあげたほうが……。

――カメラが切り替わると、アンジャッシュの児嶋一哉が中央で微笑んでいた。

ヒロミ:あれ! お前テレビ出れんの?

児嶋:出れるよ! オレは! オレは良いんだよ!

さんま:まだ喋んな、渡部っ!

児嶋:児嶋だよ! その間違えやめて。

さんま:「渡部」を振って「児嶋だよ!」……これが最終形態やねん。

児嶋:最終形態にしないでぇ。

 実はこの日、本来ゲストで呼ばれていたのは、渡部建だったと児嶋は明かす。ご存知の通り、渡部は不倫報道で6月9日から芸能活動を自粛している。その代役を務めたのが相方の児嶋だった。民放プロデューサーが言う。

「番組を見ていると分かりますが、この放送の収録は、『昨日、高尾山が都内初の日本遺産に認定された』という八王子市民にとっての自慢話が出てきます。高尾山が認定されたのは6月19日で、収録は20日だったことがわかります。そして、八王子出身者たちは“八王子会”の話題に移るのですが、ついこの間も見たような内容で……」

ヒロミ:(“八王子会”に)羽生(善治)名人を呼びたい。

さんま:そんなことより、渡部呼んだれ! 励ましたれ!

ヒロミ:彼が復帰……どこかでするんでしょうかね。その時はまず“八王子会”で、あいつをこっぴどく、「お前、ちゃんと大丈夫か」っていうのをチェックしてから、芸能界に戻すようにします。

「“八王子会”を知らない視聴者にとっては、何の話かもよく分からなかったかもしれません。“八王子会”というのは、ヒロミさんが言い出しっぺの、八王子出身の芸能人の集まり。しかし、アンジャッシュの2人は同市出身にもかかわらず、これまで参加させてもらえていなかった。その件については、4月21日放送の『さんま御殿』でヒロミが明かしており、さんまさんも大ウケしていました」(同)


■“八王子会”大宣伝


 順を追って説明すると、“八王子会”のきっかけは昨年9月に木更津(千葉)で開催された「氣志團万博2019」でのこと。ヒロミもライブに参加し、そこでマキシマム ザ ホルモンのナヲと出会い、彼女が八王子出身ということを知る。その後、ヒロミとナヲはテレビ局で再会。その際、ヒロミから《「八王子会やるからお前仕切れ」と無茶振りされた》、とナヲがInstagramで告白している。

 そして第1回“八王子会”が開催されたことが、3月12日に公表された。同時に集合写真もアップされた。参加メンバーは、ヒロミ、高橋みなみ、フワちゃん、ナヲ、元FUNKY MONKEY BABYSのファンキー加藤、THE YELLOW MONKEYの菊地英昭、菊地英二兄弟、アイドルグループBiSHのセントチヒロ・チッチ、ゴスペラーズの黒沢薫、俳優の塚本高史、マキシマム ザ ホルモンのダイスケはん、KICK THE CAN CREWのLITTLE、そしてカリスマホストのROLAND。

「SNSでは、このメンツが豪華すぎると話題になりました。早速、この“八王子会”をネタに取り上げたのが、『さんま御殿』でした。ヒロミさんがアンジャッシュの2人をNGにした理由は、『渡部は食い物にうるさいから』と言えば、さんまさんもかつて渡部から『喋ってばかりで焼いた肉を食べない』と文句を言われたことがあるとか、丁々発止のやりとりが盛り上がり、さんま節も全開でした。視聴率は15・5%を記録しました」(同)

“八王子会”は数字が取れると踏んだのだろうか。5月26日放送の「さんま御殿」では再び、八王子出身タレントとして、フワちゃん、元モー娘。の飯窪春菜が出演。ただし、この時には、コロナ禍によりスタジオに来たのは23区出身の中川翔子(中野区)と本仮屋ユイカ(目黒区)、みちょぱ(北区)、そして羽村市出身の朝日奈央のみだった。それゆえ、八王子出身者たちは「なんで羽村がスタジオで、八王子はリモートなのか」という話題でも盛り上がった。

「この時すでに、八王子出身者は23区にナメられているという企画だったんです。“八王子会”のネタこそ出ませんでしたが、フワちゃんは創立メンバーですし、飯塚も第1回には参加できなかったものの、すぐに参加資格が与えられたことが公表されていましたからね、またかという印象はありました」(同)

 そして、6月9日、渡部は芸能活動の自粛を発表する。

「14日の『サンデージャポン』(TBS)にはフワちゃんが出演し、『渡部が“八王子会”に参加させてもらえなかったことは、ヒロミさんが予言していたのかも』と発言したことで、再び“八王子会”にスポットが当たりました。すると23日、今度はヒロミさんがMCの『うちのガヤがすみません』(日テレ)にナヲとフワちゃんをゲストに呼んで、また“八王子会”を紹介。さらに26日の『爆報!THEフライデー』(TBS)にはフワちゃんをゲストに呼んで、八王子を紹介し、“八王子会”にも触れていました」(同)

 日テレが最初に取り上げた“八王子会”。続いてTBSが参戦し、さらにフジの「ホンマでっか」も加わったという構図である。

「ヒロミさんはじめ、高橋みなみ、フワちゃん、ナヲ、ファンキー加藤という、過去最多の八王子会メンバーを揃えて、さらにアンジャ児嶋ですからね。さんまさんは『児嶋・言い間違えの“最終形態”』と言っていましたが、これこそ“八王子会”の最終形態といったところ。企画は八王子出身者の23区への文句や、“八王子会”の渡部ネタの集大成でした。日テレスタッフも、『さんま御殿』の丸パクリじゃないかと、呆れていました。もちろん、どちらもさんまさんがMCの番組ですから文句は言わないにせよ、あのさんまさんが局を超えて同じネタの番組を作ったという驚きもあったそうです。かつての『ホンマでっか』は、パネラーに池田清彦さんや武田邦彦さん、尾木ママこと尾木直樹さん、マツコ・デラックスさんといったスターを生んだ番組だったんですけど、なんだか違和感があって残念です。まあ、フジとしては数字が取れたから良かったのかもしれませんけど」(同)

“八王子会”もこれだけ宣伝されたら、もう十分?

週刊新潮WEB取材班

2020年7月9日 掲載

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