デヴィ夫人の告白、「整形話がない」から講演料100万円を踏み倒されて訴訟へ

■講演内容は不評で、「美」というテーマに反し…という理由で


 講演を依頼されたのにギャラ100万円を踏み倒されたと、その相手側を訴えていたデヴィ夫人(80)。事前にオファーのあった「整形話」に夫人が触れなかったというのも、踏み倒しの一因だと言うのだが、双方に言い分を聞いてみたところ……。

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《事実無根のでっち上げのおかげで夜も眠れない日々が続き、どれ程の苦しみを味わったのかわかりません》

《「すべて自慢話」、「少し呆けの入ったおばあちゃんの昔話」と言いますが、それが本当であれば、以降、私に対して講演の話は一切来ないはずです》

 これは、デヴィ夫人が東京地裁に出した陳述書の一部である。文面からも憤りが伝わってくるというものだ。

 夫人が岐阜市内の女性イベントプロモーターを訴えたのは昨年2月のことだった。

曰く、2018年の2月、夫人はこの女性の企画により、岐阜市で「美の秘訣 輝き続けるためには」という講演を行った。きちんとこなしたものの、いつになってもギャラが支払われない。催促しても同様、という。

 これが事実ならヒドい話だが、もちろん被告も応戦している。こちらの言い分はざっと以下の通りだ。講演内容は不評で、「美」というテーマに反し、戦争の話など暗いものばかりだった、事前にご自分の整形の話もしてほしいと頼んだがそれもなかった、約束の不履行だから支払う義務はない……など、全面的に反論したのだった。

 夫人と言えば、最近では「高級毛皮コートが傷つけられた」とホテルを訴えた裁判が記憶に新しいが、本件も尋常ではないバトルが展開されている。いったい何があったのか。双方の話を聞いてみよう。

■「私の完全勝利でしょ。正しく判断してもらいました」


「あんなに横暴な方は初めてでした」

 と、被告の女性プロモーターは憤りを隠さない。

「当日は集合時間に1時間も遅れ、機嫌も悪く、怒鳴り散らして大変だった。“デヴィさんと呼ぶな。デヴィ夫人と呼べ!”と、もうワガママ放題でした」

「お仕事も、当初は夫人の紹介ムービーが20分、そのあと40分の講演の予定でしたが、疲れているからと、講演は20分に減らされ、残りは質疑応答になった。中身も昔の話ばかりでしたし、質疑応答をすると事前に連絡がなかったので、予備のマイクも用意できず、質問が十分に聞こえなかった。悪夢のようなイベントでした」

「100万円という高額のギャラをお支払いする以上は、プロとしての仕事をしていただきたかっただけ」

 と言うのである。

 訴訟では、被告側から講演の参加者2名の陳述書が出されている。そこには感想として、《自慢話だけ》《何度も同じフレーズを話し、少し呆けの入ったおばあちゃんの昔話といったところ》などと記されているが、これに対し

「ありえませんよ」

 とビシっと反論するのは、原告のデヴィ夫人。

「彼女の話はウソばかりです。こちらは言われた通り講演したのに、後から難癖をつけて払わないなんて。内容が不評なんてこともなく、スポンサーの方からは是非またお願いしたいとおオファーがあったくらいですよ。日本で長年ビジネスをやってきたけど、あんな人は初めてでした」

 このガチンコバトルは7月10日に判決があり、デヴィ夫人側の勝訴となった。

「訴訟記録読んだ? 私の完全勝利でしょ。正しく判断してもらいました」

 しかし、もちろん被告は控訴し、

「判決はおかしい。まだまだ戦います」

 と話している。

週刊新潮8月13・20日夏季特大号掲載

週刊新潮WEB取材班

2020年8月10日 掲載

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