橋下徹、ロンブー淳が加入の「グッとラック!」 リニューアルの効果はあったのか?

『グッとラック!』にロンドンブーツ1号2号・田村淳ら加入 視聴率の面では失敗か

記事まとめ

  • 『グッとラック!』が放送時間を30分短縮し、ロンドンブーツ1号2号・田村淳らが加入
  • しかし、視聴率を見ると、橋下徹氏が出演している月曜日以外は苦戦が続いている
  • 『ビビット』を打ち切って始まった番組だが、このままでは浮上は難しいという

橋下徹、ロンブー淳が加入の「グッとラック!」 リニューアルの効果はあったのか?

 TBSの朝の情報番組「グッとラック!」がリニューアル。MCの立川志らく(57)、国山ハセンアナ(29)はそのままに、メインコメンテーターとしてロンドンブーツ1号2号の田村淳(46)が新加入。さらに月曜コメンテーターに元大阪府知事の橋下徹(51)、金曜にはフワちゃんも加わって、ようやく見知った顔ぶれとなってきた。さて、その効果はと言えば――。

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 昨年9月30日にスタートした「グッとラック!」(TBS・8:00〜10:25 ※註・リニューアル前)。後続番組「ひるおび!」のコメンテーターとして人気が出た立川志らくをMCに抜擢した。ところが、他局がしのぎを削る朝の情報番組の激戦区にあって、苦戦が続いていた。

 あれから1年、ついにテコ入れとなったのだ。民放プロデューサーが言う。

「『ビビット』はTOKIOの国分太一(46)と真矢ミキ(56)をMCに起用したものの、2〜3%という低視聴率にあえぎ、おまけに二人のギャラも高額だったために、打ち切られました。そこで、二人に比べればギャラも安い志らくをMCに起用。コメンテーターもあまり知名度がない人にし、徹底したコスト削減を行ったわけですが、やはりそれでは視聴者はついてこなかった。今年に入ってから、コメンテーターにアンミカや山田ルイ53世、厚切りジェイソンなど、有名どころを増やしてきましたが、あまり効果はなく、ついに大幅なテコ入れとなったわけです」

■時間も短縮


 まず放送時間は、「グッとラック!」の“第2部”(9:55〜10:25)を打ち切ったことで30分短縮された。

「フィットネス番組『Let's!美バディ』(月〜木曜)を挟むことで、『ひるおび!』にも続いて出演する志らくさんが一区切りつけることができるようになりました。志らくさんをずーっと見続けさせられるのも、どうかと思いましたからね」(同)

 そして、ロンブー淳のメインコメンテーター就任である。

「これまでなかった月曜〜金曜に出演するレギュラーコメンテーターとして起用されました。月曜コメンテーターとなった橋下徹さん同様、今年の春と夏に放送された“スペシャルウィーク”に日替わりでゲスト出演したことが今回の起用につながったのでしょう」(同)


■辛坊のいない「グッとラック!」なんて


 デイリー新潮でも、スペシャルウィークについては、そのたびに報じてきた。

●「『グッとラック!』に“辛坊治郎登場”で霞んだ志らく 玉川徹との共演ならどうなる?」(4月11日配信)

●「コロナ禍でとうとう『グッとラック!』も視聴率上昇 辛坊治郎にも感謝?」(4月23日配信)

●「『グッとラック!』に辛坊治郎が再登場 影の薄い志らくに対し、株を上げた国山ハセン」(7月16日配信)

 いずれも注目したのは、日替わりゲストの一人、辛坊治郎(64)だった。

「スペシャルウィークで圧倒的に面白かったのは辛坊さんでしたからね。しかも1回目は体調不良の橋下さんに替わって代打出演でした。とにかく、志らくさんが太刀打ちできない喋りとツッコミで話題となりました。ただ、辛坊さんをレギュラーにしたら志らくさんが霞んでしまいます。新たに起用されたのは、司会もお手のもののロンブー淳と橋下氏、そしてフワちゃんなどになりました」(同)

 TBSはロンブー淳によほど期待しているのか、「志らく&ロンブー淳が本音トーク!『グッとラック!』スペシャル対談」をネットで公開している。その一部を再現してみよう。

淳:最初、相当悩みましたよ。月曜日から金曜日まで朝に働くなんて考えてもなかったし、でも「グッとラック!」に何回か出さしてもらった時に、結構自由に喋らせてもらえるというか、自己責任ですけど。炎上したら、「グッとラック!」は何の責任も取ってくれないけど、自分で自由に喋れる場所っていう情報番組って、自分はやりたかったんで……。

志らく:一番言われてムカつくのは、「どうせ台本あるんだろ」。他の情報番組なんて、結構打ち合わせしてますよ。私、始まる前に10分くらい「今日こんなことやるからよろしくね」くらいですから……。

――だからダメなんだ、と言いたくもなるが……。ハセンアナが「ニュースを取り上げる立場について、どう思うか」と尋ねると。

淳:きっと世間の方からすると、違うという意見も出てくると思います。自分の中では、すごく考えて発言するつもりだけど、やっぱり収録でなく生放送なんで、そのまんまむき出しの言葉が出てきて、納得できないこともあるかもしれないけれど、そこは視聴者から指摘されたいです。「淳のここ間違ってる」とか意見を聞いて、次の日に活かしていくっていうのを繰り返しやりたいと思ってる。

――まるでMC就任のようだ。さらに志らくとの関係にも言い及ぶ。

淳:志らくさんには楽にいてもらって、僕は楽さを追求して緩ませて、爆弾発言を引き出したいですね。淳がいるからここまで言える。僕も志らくさんがいるから、ここまで踏み込んでも助けてくれる。そういうチームワークがあるといいですね。でも、どこかでバッチバチの喧嘩してみたいなとも思います。議論が活発化する朝にしたいですね。


■リニューアル後の成績


「TBSとしても、ロンブー淳を入れたことで、志らくVSコメンテーターの激論に持っていきたいのでしょう。しかし、視聴率を見ると、思惑通りにいっているのは橋下さんが出演する月曜だけですね」(同)

 リニューアル後の視聴率は以下の通りだ。

●9月28日(月):3・5%
●9月29日(火):2・6%
●9月30日(水):2・7%
●10月1日(木):3・2%
●10月2日(金):2・6%
●10月5日(月):3・6%
●10月6日(火):2・4%
●10月7日(水):2・7%
●10月8日(木):2・9%

「3%を超えたのは橋下さんの出演する月曜と、10月1日のみ。1日はホリエモンこと堀江貴文さんと餃子店とのマスク騒動をいち早く取り上げたためだと思います。スタッフの勝利でしょうね。結局、色々コメンテーターを取り揃えてみたものの、ディベートできる器があるのは、橋下さんだけだったということでしょう。フワちゃんも初レギュラーという珍しさはあったものの、それほど数字を持っていなかったようですね」(同)

 テコ入れは失敗だったということか?

「このままでは浮上は難しいでしょうね。ロンブー淳を毎日入れて、橋下さんだって週一とはいえ、50〜60万円はかかるでしょう。これじゃ一体何のために『ビビット』を打ち切りにしたのかという声が上がってもおかしくないでしょう」(同)

 ロンブー淳はババを引いたということか。

「ロンブー淳は対談でも分かる通り、MCをやりたい野心は満々でしょう。バラエティでの実績は十分ですし、次は堅い番組のMCとなって島田紳助さんのようになりたいのかもしれません。ただ、裏番組には同じ吉本興業の加藤浩次がMCの『スッキリ』(日本テレビ)がある。やはり吉本の近藤春菜も出演していますから、ちょっと分が悪いですね。それでも、『グッとラック!』という“死に枠”にわざわざ出演するのは、来年10月には次のMCが約束されているからかもしれません。その時、志らくさんは、また昼の番組に戻るのかもしれませんが……」(同)

週刊新潮WEB取材班

2020年10月12日 掲載

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