深キョンのコスプレ絶賛、「ルパンの娘」視聴率はイマイチでもフジテレビが映画化する理由

■爆死のリスクも


 深田恭子(37)が主演するドラマ「ルパンの娘」第2シーズン(フジテレビ系列・木・22:00)の第1話が10月15日に放送され平均視聴率は7・5%、22日の第2話は6・0%だった。(ビデオリサーチ調べ、関東地区、世帯、リアルタイム:以下同)。

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 19年7月から9月まで放送された第1シーズンの視聴率を振り返ると、第1話は8・9%、平均視聴率は7・1%だった。

 民放の秋ドラマは徐々に放送を開始している。10月19日現在の視聴率ランキングを表にしてみたが、「ルパンの娘」は苦戦しているようだ。

 民放キー局で番組制作に携わる関係者は「第1シーズンの数字も良くなかったので、想定の範囲内です」と指摘する。

 第1シーズンの視聴率が不調だったにもかかわらず、第2シーズンが制作された。なぜフジテレビは「ルパンの娘」に力を入れるのだろうか。

「第1シーズンで、スポンサーの日産とコラボしたCMが番組で放送されたことが、謎を解く鍵になります

 深田さんはスポンサーから評価されており、フジテレビにとっては営業成績が期待できるというのが最大の理由です」(同・民放関係者)


■視聴率が伸びない理由


 デイリー新潮は19年8月、「『ルパンの娘』の視聴率が急降下、それでも『深キョン』は絶対安泰の理由」という記事を配信している。

 テレビドラマを熱心に見る世代といえば40代以上、特に高齢者だろう。まさに「相棒」のファン層と重なり合うはずだ。

「ルパンの娘」は、そうした高齢ドラマファンが関心を示すような内容ではない。公式サイトには、こんな記述がある。

《『ルパンの娘』は、代々泥棒一家の娘と代々警察一家の息子との決して許されない恋愛を描くラブコメディー》

《家族の誰よりも盗みの才能を持つものの家業を継ぐことを拒み、普通に生きていくため図書館司書として働く主人公の三雲華(みくも・はな)を演じるのは、深田恭子さん》

「深田さんのコスチュームは体にぴったりと密着したもので、第1シーズン時から男性視聴者の人気を得ていました。もちろん、今回の第2シーズンも同じです」(同・関係者)


■映画版は大ヒット


 しかも深田の場合、ある種の“セクシー路線”を歩みながらも、若い女性からの好感度も高いというセールスポイントがある。

「スポンサー企業にとっては、喉から手が出るほど欲しい“若い男女”の人気を持っているので、CMなどの営業成績が好調になるのです」(同)

 フジテレビは「ルパンの娘」の映画化も視野に入れているという。「視聴率が悪いのに!?」と驚く向きもあるだろうが、フジにはプランがあるようだ。

「フジテレビは『コンフィデンスマンJP』(18年4月〜6月)の成功を受けて、“柳の下の泥鰌”を狙っているんです。

 テレビドラマの時から、内容や演出は高い評価を受けていましたが、平均視聴率は8・9%と、それほど振るいませんでした。ところが、これを映画化すると大ヒットしたのです」

 映画版は第1作「コンフィデンスマンJP―ロマンス編―」(田中亮監督:東宝配給)が19年5月に公開され、興行収入は29億7000万円に達した。

 第2作の「コンフィデンスマンJP―プリンセス編―」(同)は新型コロナの影響で5月の公開が7月となったが、8月下旬の段階で興行収入は30億円を超えた。


■フジはやる気満々


 この数年、フジテレビはテレビの視聴率が振るわないため、映画に力を入れているのはご承知の通りだ。

 しかし前出の関係者は「さすがに『コンフィデンスマンJP』レベルの成功を収めるのは、なかなか難しいでしょう」と見る。

「正直言って、長澤まさみさん(33)と深田さんでは芝居のレベルが違います。興行収入が10億円に届けば御の字で、大コケするリスクも孕んでいます」

 とはいえ、フジテレビはやる気満々のようで、出演者のスケジュールは仮押さえしたという。

「テレビに比べると規制が緩いですから、スタッフは『深田さんのコスチュームを露出度高めにリニューアルして、ヒットを勝ち取ろう』と意気込んでいるようです」

 深田は、映画版「ヤッターマン」(三池崇史監督:松竹配給)でドロンジョ役を演じて話題になったことがある。こちらもセクシーなコスチュームが注目を集め、興行収入も31億円を超えた。

「ルパンの娘」の公式サイトにはファンのメッセージを掲載する「メッセージ」のコーナーがあり、《絶対に、映画化すべきです》という声が目を惹く。

 映画化の準備は相当に進んでいるようだが、果たして1800円の入場料金を取るだけの作品になるのだろうか。

週刊新潮WEB取材班

2020年10月24日 掲載

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