ハライチ「岩井」が渡部建会見で持論、「変人キャラ」3人衆の人気がジワリ上昇中

ハライチ「岩井」が渡部建会見で持論、「変人キャラ」3人衆の人気がジワリ上昇中

コメンテーターの才能を発揮するとの声も

■玄人ウケの芸風


 12月6日、人気の「ワイドナショー」(フジテレビ系列・日曜・10:00)に、お笑いコンビ「ハライチ」の岩井勇気(34)が出演した。

 ***

 この日は、「アンジャッシュ」の渡部建(48)が開いた謝罪会見がテーマ。岩井が持論を展開すると、複数のスポーツ紙が発言に注目した。

 日刊スポーツなどが電子版で報じたのだが、岩井が着目したのは渡部が「申し訳ございません」、「不徳の致すところ」と謝罪を繰り返したことだ。

 これを岩井は「人間味がない」と一刀両断。多目的トイレを利用した“不貞行為”に、「当時の心境を正直に伝えるべきだった」と指摘した。

 ひたすら謝っても、視聴者には届かない。むしろ「こういう感情があって、こういう経緯で、こういう行為に至った」と包み隠さず告白したほうが、むしろ同情を得られたのではないかと分析した。

 こうした発言は、少なからぬ視聴者の支持を得たようだ。Twitterからご紹介しよう。

《やっぱり岩井さん! 物怖じしないところ、すごいなぁ》(註:改行を省略するなどした、以下同)

《ハライチ岩井のコメントは的を得ていたな。危機管理は遅きに失すると取り戻せないし、不徳の致すところなんて一般的に使わない言葉あんな場面で使っても逆効果》

《『女性に失礼だし』とか 全てがその通りだなあと 的確な冷静コメントだった。》


■エッセイで注目


 民放キー局でバラエティ番組の制作などに携わっているスタッフは、「業界内では、稀有な才能の持ち主として高い評価を得ていました」と言う。

「相方の澤部佑さん(34)に注目が集中し、岩井さんは『じゃないほう芸人』として燻っている印象を持つ視聴者も少なくないと思います。

 しかし彼の才能は、エッセイの連載やTwitterなどで注目されていました。発想力が豊かで、物事を多方面から見て鋭く斬り込みます。

 テレビの世界では“腐れ芸人”、“陰湿キャラ”、“腹黒”というイメージが流布したこともありました。

 実際に愛嬌は足りないので、どうしても今のバラエティ番組にはハマらないところがあります。

 しかし、今回『ワイドナショー』で注目されたことで、芸人としての注目度は高まりましたし、コメンテーターとしての出演依頼が来るかもしれませんね」

 好感度の高低だけが、芸人の規準であるはずもない。お笑いの世界には“ひねくれキャラ”、“変人キャラ”というポジションがある。


■あだ名は「サイコ」


 玄人受けの芸風であるのは事実だろうが、テレビ業界にとって欠かせない芸人だ。

「“偏屈”というイメージを持つ視聴者もいるかもしれませんが、お笑いの見巧者や芸人仲間には一目置かれるという芸人です。

 具体的にはハライチの岩井さんに加え、『平成ノブシコブシ』の徳井健太さん(40)、『宮下草薙』の宮下兼史鷹さん(30)の名前が浮かびます。彼らこそ“変人芸人”の三羽ガラスというところでしょうか」(同・スタッフ)

 その徳井だが、そもそもあだ名が「サイコ」だ。依存症を疑われてもおかしくないギャンブルへののめり込み、アイドルへの偏愛、ストーカーだった過去を持つなど、これまでにも様々な話題を提供してきた。

「理解不能な言動が多かったことで『サイコ』でしたが、そんな“危険人物”が『アメトーーク!』(テレビ朝日系列・木・23:15)でバラエティ番組や芸人の凄さ、面白さを語り出すと、芸人仲間でさえ唸らせてしまいます。

 空気を読まずに毒を吐いたとしても、持論は的確ですし、何よりも番組が盛り上がります。彼は最近、文筆でも才能を発揮しています。“変人の毒舌キャラ”として、じわじわ人気も出てきました」


■草薙より変人!?


 そして三羽ガラスの最後が宮下兼史鷹。下の名前を読めない方もおられるだろう。「けんしょう」が正解だ。

「宮下草薙」の漫才といえば、相方の草薙航基(29)が自身に関するネガティブな妄想を炸裂させ、それを宮下が冷静にツッコミを入れるのが定番のネタだ。

 漫才を見る限りは、草薙のほうが“人間失格”的なイメージがある。実像も極度の人見知りであり、実際に心配性なのだという。

 一方の宮下だが、母親が元キャバ嬢で、うつ病に罹患したエピソードが有名だ。お笑いの世界で稼いで、母親に楽をさせたいという殊勝な発言がテレビで放送されたこともある。

 まともではない草薙、まともな宮下というのが一般的な印象なのだが、現実の世界で“変人度”が高いのは、むしろ宮下だという。

「ファンなら知っている人は多いでしょうが、売れない頃の宮下さんは、『放送作家のダメ出しにも食ってかかった』、『俺のネタで笑わない奴はセンスがないと公言していた』というエピソードを残しているほど、実は尖ったタイプだったんです。

 そんな宮下さんは今年1月、『アメトーーク!』で、お笑いコンビ『三四郎』の小宮浩信さん(37)に食ってかかり、あわや一触即発という事態になって、注目を集めました。

 また6月には『クイズ!THE違和感』(TBS系列・月・20:00)では周囲の出演者のことなど全く忖度せず、ひたすら正解を目指して、こちらも反響がありました。

 まだまだ世間一般的には草薙さんが人気ですが、宮下さんもブレイクの兆しを掴んだ印象があります。来年には変人キャラで大化けしてもおかしくないと思います」

週刊新潮WEB取材班

2020年12月23日 掲載

関連記事(外部サイト)