「あさイチ」は近江アナから鈴木奈穂子アナへ もっとも影響を受けるのは羽鳥慎一

 3月29日、朝の情報番組の勢力図が変わると言われている。NHKを含む民放3番組の司会者(サブを含む)が一斉に交代するからだ。中でも、不動の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日)とトップの座を争ってきた「あさイチ」(NHK)には、近江友里恵アナ(32)の退社により、産休明けの鈴木奈穂子アナ(39)が登場する。その影響は?

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 現在、朝8時台の各局の布陣は掲載表の通りだ。

 このうち、1年半しか保たなかった「グッとラック!」(TBS)と、22年続いた「情報プレゼンター とくダネ!」(フジテレビ)は、3月26日の放送をもって終了する。

■厚労大臣の娘で大丈夫か


「グッとラック!」の後継は、3月29日よりお笑いコンビ麒麟の川島明(42)と田村真子アナ(25)の「ラヴィット!」に。同様に「とくダネ!」は、俳優の谷原章介(48)と永島優美アナ(29)の「めざまし8」に一新される。民放プロデューサーは言う。

「TBSは生活情報番組に変わるようですが、新番組もあまり期待が持てません。麒麟・川島のMCはこれまでローカルのバラエティばかりです。TBSもそれが不安だったのか2月13日には昼の番組『図鑑で伝えるニュース』でMCをやらせていました。この番組はけっこう評判が良かったのですが、果たして朝の顔になれるかというと別問題です。さらに同じく司会の田村真子アナは、田村憲久厚生労働大臣の娘です。新型コロナ問題が長引きそうな今、いくら生活情報番組といえども、父親のことに触れずに放送できるでしょうか。余計な反応をすれば、バッシングの対象になる可能性もあります」

■民放は格下げ感が強い


 一方、谷原は俳優活動はもちろんだが、クイズ番組や情報番組などMCの経験も豊富だ。

「確かに爽やかですが、前任の小倉(智昭=73)さんに比べるとアクがない。小倉さんが『アマタツッ!』と呼び捨てにしていた、気象予想の天達武史さんは残留するようですが、谷原がどう呼ぶかも気になります」

「スッキリ」(日本テレビ)からはサブ司会の近藤春菜(37)と水卜麻美アナ(33)が抜け、岩田絵里奈アナ(25)を抜擢。「あさイチ」(NHK)からは近江友里恵アナがNHK退社により卒業し、産休していた鈴木奈穂子アナが復帰する。

「岩田アナは『Oha!4 NEWS LIVE』の金曜MCを務めてきましたが、早朝の週1から8時台の帯番組は荷が重いかもしれません。ましてや前任は日テレの女子アナエースの水卜アナでしたからね、他局に劣らず、こちらも格下げ感が強い。視聴率が上がる要素を感じられません」

 ならば、「あさイチ」はどうか。

「近江アナの時よりも数字は上がると思います。もともと『あさイチ』は、井ノ原快彦(44)と有働由美子アナ(51)との掛け合いで人気となり、同時間帯で視聴率1位の番組となりました。しかし、2人が番組を降り、現在の博多華丸(50)・大吉(49)と近江アナになってから、『モーニングショー』に1位を奪われることが増えました。近江アナは『ブラタモリ』出身ということで、人気と数字の裏打ちもありますが、やはりタモリさんあってこそなのだと思います。アシスタントとしてもポジションならともかく、華丸・大吉と同格で渡り合うまでの技術はない。それが数字にも表れたということでしょう」

 後任の鈴木アナはどうか。

「彼女は『おはよう日本』や『ニュースウオッチ9』、『ニュース7』のメインキャスターとその経歴は申し分ありません。実力もずっと上と言っていい。もともと人気もありましたから、産休明けという興味も視聴者にあるでしょうからアドバンテージがあります。彼女なら華丸・大吉と大きな化学反応が期待できます」

 一方、王者「モーニングショー」は不動の構えだ。

「他局が全て何らかの形で変化する中、どういう影響が出るか興味深いですね。『モーニングショー』と視聴者層が最もカブるのは『あさイチ』でしょう。『モーニングショー』は、昨年のコロナ報道の煽りで大きく数字を伸ばしました。出演者は4月以降も変えずにいくのでしょう。しかし、レギュラーの長嶋一茂、石原良純、そしてテレ朝社員の玉川徹、彼らの人気も今がピークのように思います。これ以上、上がることはないのではないか。さらにコロナ禍が沈静化した時にはどうなるのか。NHKは実力も人気もある鈴木アナを持ってきて、羽鳥慎一アナ(49)の視聴者層を奪っていくかもしれません。再び『あさイチ』が王座に就く可能性があるとみますね」

デイリー新潮取材班

2021年2月16日 掲載

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